渡辺 明竜王vs糸谷哲郎五段   NHK杯  準決勝

いよいよ準決勝、糸谷がどこまで渡辺に迫るか、楽しみな一戦だ

解説の阿久津「渡辺は年齢的には25歳と若いが、竜王6連覇のトッププロ、隙のない棋風
 糸谷は新人王を取ったことのある、勢いのある21歳の若手、
 荒々しい棋風で、見ていて落ち着きのない将棋(笑)」

先手渡辺で、後手糸谷の一手損角換わり
渡辺の早繰り銀を、糸谷が腰掛け銀で受ける形 序盤、ものすごい速さで手が進む

阿久津「お互い、一手に5秒も考えていないですね どこまで経験ずみなのか、恐ろしい手の流れ」

糸谷は果敢に、積極的に攻めていった が、しかし、
阿久津「糸谷から動いたわりに、攻めがうまくいっていない 渡辺に色々反撃の手が残った
 糸谷は動きすぎだったと思う」 

実際、感想戦で指摘されていたが、渡辺のほうから角を切る有力な攻め筋があったとのことだった

実戦はまずまず穏便に進んだ
が、ここで見ていてどうにも不可解な一手が渡辺に出る
後手の馬に当てる▲8五歩という手だ 
これで後手の馬は手順に中央に寄り、後手陣なんだか手厚くなってしまった
ここが最大のポイントだったんじゃないだろうか
(感想戦で、この▲8五歩は、渡辺は「ここに歩を打つ人は居ませんよね」と反省しきりだった)

糸谷は△6七歩という怪しい焦点の歩打ちで渡辺の飛車を吊り上げ、
一気に寄せ合いの勝負にもっていった

寄せ合いでどうにも手が止まらない展開になり、手が進んだ結果、渡辺陣に受けがない?!
え~、もう終わり??? ま、まさか渡辺がこんな早く負けるの???
阿久津「こんなにあっという間に受けがなくなるとは
 渡辺がこんなに一方的に負かされるのは、なかなかない」

で、番組開始からわずか57分で渡辺が投了! う、うっそー こんなあっけなく終わるとは・・・

一局を通して見た印象としては、糸谷の超早指しに、渡辺がペースを乱され、
指し手も乱されたという印象だった 

見ていて、糸谷の超早指し、この勢いはものすごいものがあった
1手30秒が原則だが、2~3秒で指してくるんだもんね
渡辺が駒に触って指すか指さないかくらいで、糸谷はもう駒に触って早く指したそうにうずうずしているし、
ごくたまに考慮時間に入ったと思ったら、10秒も使わないで指してくる糸谷

渡辺としては、自分ばっかり考慮時間を使わされ、
糸谷が全然考えてくれないので、普段とは違うゲームをやっているかのようだっただろう
(終局時点での考慮時間の残りは、渡辺1回、糸谷8回)

渡辺が、糸谷という台風にモロに巻き込まれた一局だった
今回のNHK杯で台風の目となった糸谷、このまま優勝なるか?

<今週のやっぴー>
春っぽい白のスーツに青のインナー 服装A
もうすぐ春ですねぇ ちょっと気取ってみませんか度 ★★★★