丸山忠久九段vs羽生善治四冠   NHK杯 準決勝
解説 青野照市

決勝で糸谷の前に立つのはどちらか
解説の青野「丸山は、名人、棋王の経験者 横歩取り、角換わりの激しい将棋を得意とするが、
 勝ち方は渋い 友達をなくす手でしっかり勝つタイプ
 羽生は序、中、終盤スキがなく、どんな戦法も指すオールラウンダー 王者の将棋
 弱点をあげるとすれば、対局数が多いため、『お疲れかな』と思うときがある」

丸山は髪型が凝っているね 茶髪に染めて、ツンツンと尖らせている
丸山も羽生も、すごく高そうなスーツに身を包んでいる

先手丸山で居飛車、後手の羽生の作戦が注目されたが、ゴキゲン中飛車になった
昔、羽生はゴキゲンだけは不得手な印象があったが、どうなるのか、見ものだ

丸山が急戦策を取り、青野いわく「ゴキゲンの中でも最新の形」とのこと 
あれ、羽生が5筋を交換してきたけど、これ、▲5五歩とフタ歩をしたら、飛車が死んでるんじゃないの?
と思ったら、丸山、▲5五歩と指した!
青野「やりましたね~ これはタダじゃ済まないです」
そうか、飛車銀交換になるけど、後に△5五角となったときに、飛車取りが残って受けづらいのか
なるほどねー  

丸山は▲3八飛車打ち、と自陣飛車を打って受けた 
青野「局面は違うが、升田幸三の妙手でこの手があった」
そういえば確かに、升田さんが指した手でこういう手、あったなあ
だが、ここでは▲2七飛車打ちが良かったか、と感想戦で丸山のコメントだった
本局では、この2人のレベルでは、ここが最大の勝負どころだったようだ

丸山が2筋を交換したとき、矢内「△2五歩のフタ歩はないですか」
青野「△2五歩かあ なるほどね~ あ~! やりましたね~」
ここは矢内、ドンピシャリだったね 飛車を封鎖するフタ歩が2回も出るという、めずらしい将棋だ

青野「丸山としては研究範囲だったはずが、何か誤算があったか」
うーん、そうだね 後手が桂も手順に跳ねてきて、美濃も堅いし、もう優勢か

が、検討してみてみると、後手に決定打がみつからない
青野「後手がうまくやったようだが、実際はそうでもないかも」
うーん、そうか まだ難しいのか・・・ もう解説者の意見に完全に振り回されてるだけの自分(^^;

一直線の寄せ合いになった どうやら羽生の攻めもギリギリらしい
遊び駒を一枚も作らないようにして、厚みを作って攻めてくる羽生 
羽生はこういうところで間違える雰囲気がないねえ 
丸山も必死の防戦で耐えてるけど、追い詰められてるらしい 

え、△6七成銀と寄る手が詰めろになってるの?
・・・そうか、△7八成銀、▲9八玉、△8八成銀、▲同玉、△7八角成り、
▲9八玉、△8九馬、▲同玉、△7八金打ち、▲9八玉、△8九銀までの11手詰みか
ここ、青野さん、大事なところなんで、もうちょっと駒を動かして見せてあげる必要があったね

詰めろだから、丸山は玉の早逃げか あれ、△7七成銀と寄るところじゃないの?
△7八成銀ってなんで? と思ったら、犠打で一回、桂で王手する手があったのか!
△7七成銀だと取られて大逆転してるよ(^^;

確実に丸山玉を追い詰めた羽生、トドメは考えにくい、今取ったばかりの桂を敵陣に打ちつけの一手!! 
これを見て丸山、投了! うわー 鮮やか!! やっぱ、羽生はつえー!
羽生の「四冠王は、伊達じゃない!」という声が聞こえてきそうな桂打ちだった

青野「羽生の、遊び駒を作らないようにする、厚みを持たせる攻め方が参考になったと思う」
でも、羽生の寄せ方をホントにマネできたらいいけど、そうもいかないよね(笑)

羽生の見事な会心譜だった 両者ともに無駄な手のない、見ていて面白い将棋だった
さあ、来週はいよいよ決勝、糸谷が羽生を相手にどこまでやるのか?

<今週のやっぴー>
礼服みたいな黒のスーツ フェミニンなフリルの襟元 服装A
後ろ髪クルリン度 ★★★★