福崎「僕が羽生に勝っているのは年齢だけです」
エミちゃん「最後の十段戦で勝ちましたよね」
福崎「僕は十段になって、その後また七段に戻ったの! もう思い出させんといて!(笑)」

ここで、途中から解説会に来た人のために、もういちど初手からサラッと並べることになった
福崎「三浦さんは眉毛が濃くてね~ マジックテープ貼ってるんじゃないかと」
福崎さん、受けたギャグは何度でも言いますね(^^;

福崎「この△3三角という手は、内藤先生が初めに指したんです 相手は中原・・・当時棋聖だったかな?」
エミちゃん「中原棋聖です」
福崎「エミちゃん、何でも知ってるな~(笑)」

序盤での変化順を福崎さんが解説していると、
お客「そこは桂を打って受けるところですか? 桂を温存するのは?」
別のお客「駒得したら、得した駒で受けに回らんとね そういう感覚を覚えてもらわないと」
福崎「そこまで言いますか(笑) 誰が解説者やねんと(^^;」

福崎「そういえば、18年前、僕は王座でした 
当時は、僕が羽生さんにしゃべりかけると、羽生さんは『はい! はい!』と言ってました
今は、僕が羽生さんに『はい! はい!』と言ってます」

さて、終盤に入り、局面がかなり複雑になってきた
福崎「なんという名勝負でしょう! 深いことはわかりませんけどね」

福崎「これはもうどっちかが勝っているはずです! どっちかはわかりませんが」
・・・このセリフ、このあと3回は出てきましたね(^^;

ここから、例によって、福崎さんお得意の、「さて、次の一手はどう指したでしょう!」とお客に考えさせる、
当てものクイズ方式になっていった 
お客「▲5一銀」
福崎「おおー 正解!」
今度は羽生の手番でクイズになったが、4~5人が発言するものの、なかなか当てる人が出ない
お客の小学校低学年くらいの子供「△3八歩」 
おお!? な、なんだそれは? こ、これは手抜けない妙手!
自分なんかは3筋に歩が利くことすら忘れていた この手を当てるのはすごい・・・
思わず発言した私「何でわかるの? △3八歩なんて!」
福崎「子供のほうが手が見えるときがありますからねー」 いや、これはマジで感心したわ

福崎さんの漫談解説は続いており、「羽生がトイレに立ったときに、ひそかに1一の香を1二に動かせば、1二に玉がいけなくて詰み筋で三浦の勝ちなんですけどねー」 もうこんなんばっかり(笑)

さて、どっちがいいのかわからないずっと終盤が続いている 大熱戦だ
福崎「ここで羽生さんはどう指したでしょう! 何でもいいので言ってみてください」
まだ棋譜が入ってきてないので、福崎さんもどう指したかわかってない
お客の4~5人候補手を挙げた
ここで、私も言ってみた「△6四歩で王手! わけのわからん手やけど(^^;」
福崎「それはたしかに、意味のよくわからない手ですね(笑) あ、棋譜が来ました あら、今言っていた中に、正解手がありますよ △6四歩です! この手は感性ですねえ」
おおー、自分の予想、ドンピシャリ! この△6四歩を当てれたのはかなりうれしかった
中段玉に王手して応手を聞くという、指された側にしたらイヤな手だろう
こういうの、羽生マジックくさい手だもんね

さあ、いよいよ局面、詰むや詰まざるやだ
福崎「これは先手玉は詰んでもおかしくないね!」 そうですね、それはみんなわかってますよね
問題は、どう詰むのか、ということですが、福崎さん、あまりに複雑でわからないようです
福崎「これはどっちかが勝ってますよ!」 そうですね、それはみんなわかってますよね
問題は、どっちが勝っているか、ということですが、福崎さん、わからないようです
福崎さん、「・・・ひどい解説だけど(^^;」と、あやまってました(笑)

でも、しょうがないですよね 局面自体が本当に難しいのかもしれませんしね
結果は、2枚の竜をうまく使って自陣を固めた羽生の勝ち!
いや~、これはどうなってたんだろうなあ 三浦にも勝ち筋があったとしても、
全然おかしくないとい将棋という印象だった

特に、最後、三浦が必至をかけていたらどうなっていたのか、
はたして三浦玉に詰みはあったのだろうか?
福崎さん、終局後も10分くらいかけて検討していたけど、明確に詰みは見つけられずじまいだった(^^;

福崎「一局目から大熱戦でしたね 三浦八段、惜しかったですね」
あー、△8五飛だったから最初はどうなることかと思ったけど、早くに前例を離れて手将棋、
中盤の発想、最後のギリギリの終盤戦、面白かった 
難解な将棋だったけど、福崎さんのおかげで、笑いながら見れて、とても楽しい時間だった
羽生の△6四歩を当てることが出来たのも、うれしかった 充実した解説会だった (終わり)