お客から質問が出た
お客「先手は、なぜ後手と同じ中原囲いにしないんでしょう?」
コバケン「それはいい質問ですね 後手から角交換して、△4四角▲2八飛△2六歩~△2五飛といったような反撃の筋があるんですよ 後手は2筋の歩がないので、それを逆用して攻めに使えるんです」
おおー、コバケン先生、さすがだ

ここで、マジカルエミちゃんも発言した
エミちゃん「マジカルエミです! 平成8年の谷川の対局で、△8四飛と引いた将棋で端歩を突きあっていて、なんたらかんたら~」
自己紹介に始まり、かなり昔のことを延々しゃべり続けるエミちゃん
思わず、ツッコんだ私「どんだけ詳しいねん」
お客「(笑)」
コバケン「代わりに解説してくれますか?」
お客「(笑)」 エミちゃんの発言、結局、意味不明だった(^^;

コバケン「そういえば、20年くらい前は、BSの放送で、何時間も延々一人で解説してたんですよ 見てるほうも退屈だったと思いますが、やってるほうも大変でねー 疲れてフラフラになって、二歩の手順を解説してるんですよ でもそれを指摘してくれる人もいない(笑) 今は女流棋士とかの聞き手がついたり、解説者を交代したり、分業になりましたからね 野球と同じですね 昔は江夏とかが一人で9回まで投げてた 今は継投しますもんね」
・・・コバケン先生、野球が好きっぽいです 
以前の解説会のときも、「形勢は難解です、南海ホークスです」と寒いシャレを言ってましたもんね

さて、将棋の内容だ
コバケン「羽生は▲6五桂、と跳ねました!」 桂をバシッと大盤に打ちつけるコバケン先生

コバケン「封じ手の▲5三桂成りは新手です 羽生はこの手に60分考えてますね
この手が三浦の研究範囲なのかどうか 対して、三浦は△3八歩成り」
私「その手は三浦さんは何分考えましたか?」
コバケン「△3八歩成りは、なんと99分の大長考!」

コバケン先生、四間飛車党ということで、大山名人に影響をかなり受けているのだろう、大山名人がらみの雑談が何回か出てきた
コバケン「羽生の終盤は大山名人とよく似ている、意味がわかりにくい でも気がついたらやられている
今週の週刊新潮に中原名人が書いた記事がのっています、『大山名人はタイトル戦の第7局でも、普段と同じことをやっている 相手の人が緊張して勝手にコケる』という内容です 普段のことがいつもどおりできるかが、いかに大事かということです
だから、大山名人は色紙にもよく『平常心』と書いていました
さて、いつも普段のことが出来るのが羽生さんです」

解説の手が進む
コバケン「ここから羽生の指し手がうまいんですよ ハイさようなら、と玉を▲9八玉まで逃げちゃった
さっきまで竜で追われて、風前の灯かと見えたんですけどねえ」
うーん、これは羽生玉、相当寄りにくくなった気がする・・・

三浦が△6九銀とからんできたところで、休憩をかねて次の一手クイズになった
コバケン「次の一手、阿久津七段は2~3秒で答えましたよ さて、羽生はどう指したでしょう」
ヒントの候補手は3つで、▲6八金と寄ってかわす手、▲7一角の王手、▲5七桂の金取りだ
自分は5分ほどの考慮で、▲5七桂にした ここに桂を打てたらもう勝ちっぽいもんね

休憩が終わり、正解が発表された 
コバケン「正解は▲5七桂! みなさん、お強いですね 半数以上、31名の方が正解です」
抽選で10名にコバケン先生の本、または扇子が当たった 
自分は抽選ではずれたが、次の一手を当てたのが純粋にうれしかった
コバケン「クイズに当たっても抽選ではずれた人は、宝クジでも買って当ててください(笑)」
・・・っていうか、これ、形勢、どうなの? こんな桂が先手で入っちゃったら、
もう羽生が必勝体勢では・・・ (つづく)