雑談を交えながら、指し手の解説が続いている
井上「この手は『味のいい手』、この言葉の意味が感覚でわかるようになれば、強くなっている、ということです
将棋を知らん人には、『何がおいしいんだ』となりますけどね」

井上「さて、ここから急に激しくなりましたよ 角金交換で攻めていった三浦、と金が出来て、桂、香を拾いましたが・・・ 三浦の飛車が圧迫されてますね この飛車の気持ちになったらイヤですよ~」
局面、いちおう三浦の駒得と言えるが、三浦は歩切れだし、盤上の左側を羽生の駒が圧倒的に支配していて、羽生玉が広すぎる
こ、これは・・・ 羽生が負けになる展開が見えない、形勢にかなり差があるのでは・・・

井上「ここで、▲9五金と打つ手があったんですけど、三浦は指さなかったですね」
あー、この▲9五金は、自分も考えていて、かなり有力じゃないかと思っていたのだ
だが、三浦はさすがに筋が悪すぎと思ったのか、指さなかった
この勝負手を逃したことにより、局面は羽生が決定的に優勢になる

井上「▲4六香というのも評判の悪かった手ですね 
これはないやろ、とね 私が言ったわけじゃないですよ(^^;
形勢は・・・ どうやろ、8-2くらいで羽生が良しですね」
ああ~、三浦また完敗か、という空気が場に流れた

休憩をかねて、次の一手クイズになった クイズを出し終えた井上先生に、近寄るエミちゃん
エミちゃん「井上先生、写メール(いっしょに写ってもらって)よろしいですか?」
井上「あんまりよろしくないんやけど(^^;」
エミちゃん「あ、じゃあ解説会が終わってからお願いします」
井上「終わったらすぐ帰ろ」
エミちゃん、スルーされてますね(笑)

次の一手クイズでは、20人の人が正解、井上先生が抽選をし、10名に賞品が当たった
係の人「5名の方に名人戦記念扇子、5名の方に井上先生の本です どちらか選んでください」
井上「私やったら扇子を選びますわ」
しかし、井上先生の本を選ぶ人がかなりいた
井上「あー、うれしいですねえ 本を選んでいただいた方には、もれなく私との熱い握手!」
そして、本を選んだ人と握手をしていた

井上「あー、この人には当てたくなかったな~ マジカルエミさん」
え~、またエミちゃん、当ててる!(^^; クジ運もいいな~
しかし、エミちゃんは扇子を選んでいった
井上「握手しなくてよかったからまあええか」

井上「抽選、一人だけ悔いが残りますけどね なーんかよく当たるんですよね」
ホント、エミちゃん、よく当たりますよね

井上「今日はタイガースは広島とやっていて、城島が初回に満塁ホームラン!
しかし、ピッチャーのフォッサムが突如乱れてね~ 早く交代させたほうがいいと思うんですけどね~」
あいかわらすタイガースが好きな井上先生です

井上「この3六の歩、これが効いてますねえ これが後手の駒じゃなくて先手の駒やったらねえ
服のスソに当てて、逆にしたいですね」
お客「(笑)」 
・・・その発想、「相手がトイレに行っている間に駒をずらす」と解説した福崎先生と全く同じですね(^^;

お客「三浦に楽しみはないですか」
井上「ないですね~ つらいですね」 
と、もうあきらめ半分の解説だったのだが、三浦の▲1二角の粘りから、
まさかまさかの展開が待ち受けていようとは・・・ (つづく)