第18期 銀河戦
本戦Bブロック 9回戦
佐藤秀司七段 vs 橋本崇載七段
対局日:2010年3月24日
解説:佐藤義則八段
聞き手:長沢千和子女流四段
記録:野田澤彩乃女流1級

21年度の成績は、ハッシー18勝22敗 秀司12勝17敗 2人の対戦成績は1-1

解説の義則「ハッシーは攻めて動く、という感じ 振り飛車も指すオールラウンダー
 秀司は腰の重たい、なかなか土俵を割らない受けの棋風、ハッシーの動に対し秀司の静」

ハッシーは頭にかぶった茶色いパイナップルが順調に育っていて、かなりデカイ頭だ
ちなみに眉毛も茶色に染めていた

先手ハッシーで、相矢倉かと思いきや、いきなりハッシーが銀をぶつけ、中央で銀交換の乱戦になった
秀司は銀交換になる展開を全く予想していなかったのだろう、どんどん考慮時間を使っていく

義則「秀司としては相手に攻めてきて欲しかったはずが、
 自ら攻めていかなければいけない展開になった」

そして、ハッシーに受けの好手が出る 盤面に持ち駒の銀を打ちつけ、
なんと秀司の虎の子の攻めの歩を取り切ってしまった
秀司は無条件に一歩損で、歩切れだ しかももう考慮時間をなくし、30秒将棋
うわー、これ、もし自分が後手なら、もうやる気をなくして投げたい気分だ、と思ってみていた

もう後手の攻めが完全に切れ、ハッシーの完勝かと思われた
が、ここから秀司は飛車先の歩交換で飛車を8五に引く手から、角切りの一連の妙手順を指した!
これで一気に攻め合いの勝負形になった 
義則「角切りは秀司の渾身の勝負手でしたね」

秀司に飛車をブン回され、逆にハッシーがピンチだ なんだか、流れがおかしい・・・
並みのプロなら、逆転していだだろう
が、本局はここからハッシーが力を見せた 
ハッシー、秀司の飛車を追う、端に桂打ちの実に考えにくい一手!
さらに、落ち着いてと金を作りにいく手、竜を5筋に回す攻防手の好手があり、
後手からの攻めは「ギリギリで寄りなし」と見切り、落ち着いて攻め合って、
ハッシーがきっちり勝ちきった

聞き手の長沢「終盤に入ってからの攻防が見ごたえありましたね」
義則「序盤は(後手の攻めが完全に切れ模様に見えたので)どうなることかと思いましたけどね」

うん、ハッシー、強かった! 序盤の楽勝ムードから一変、寄せ合いになったときは
流れ的に逆転負けしておかしくない将棋だっただけに、
これを勝ちきったのはハッシーの地力の強さを見せた一局だったと思う

自身のブログでハッシーは「最近不調、やばい」と書いていて、
不安だったのだが、やっぱり地力があるね
今回の将棋を見て安心した 昨日の記事では、「完全復活は近い」と書いてある
うんうん、よかったよかった

これでハッシーは2連勝ながら、銀河戦の決勝トーナメント進出決定だ
頭にかぶった、さらに育ったパイナップルが見れるだろう 楽しみだ