2010.05.31
及川拓馬四段vs近藤正和六段 NHK杯 1回戦
及川拓馬四段vs近藤正和六段 NHK杯 1回戦
解説 伊藤果(いとうはたす)
及川は、予選で佐々木、佐藤秀司、飯島に勝ち本戦出場 近藤は総合成績優秀で予選免除
解説は伊藤果だ 及川の師匠とのこと
果「親心として緊張しております(笑)」
事前のインタビュー
及川「僕の将棋は切り合いの将棋なので、攻め合いで特徴が出せると思う そこを見て欲しい
最近、公式戦で勝てていないので、NHK杯は一回戦を突破したい」
近藤「成績優秀で選ばれたので、棋士仲間から『えっ』と言われた(^^;
ゴキゲン中飛車しか指せないので、ゴキゲン中飛車のすばらしい将棋を指したい」
先手及川で、居飛車船囲い▲3七銀型vs△ゴキゲン5筋位取りになった
伊藤果の雑談が続く
果「及川はNHK杯初出場、将棋棋士にとって、NHK杯はあこがれの舞台、
私が初出場したときは夢のようにうれしかった
知り合いみんなに見てもらえますからね 私は運よく一回戦、勝てました」
果「近藤は和菓子屋の息子、プロ棋士になれなかったら和菓子屋を継いでいた
プロになれたとき、近藤は本当にうれしそうだった」
果「最近は、『及川さん、かわいいですね』と、弟子の話ばかり耳にする
もうちょっと、師匠がいるっていうのを忘れないようにしていただきたい」
果「NHK大河ドラマの『龍馬伝』を毎週見ているんです」と言った果、扇子を持ち出してきて、
「これは『龍馬扇子』と言うんです 京都から取り寄せました」 とうれしそうだ
なんだかテンションが高い果さん、NHK杯に出演できてうれしかったのかもね(^^;
さて、局面、及川が角道を止め、5筋も歩を打って固めたことで、持久戦に落ち着いた
果「及川、ずいぶんおとなしいですね」
近藤のほうも、出た銀を下がってまた上がる、というよくわからない駒組みだ
これ、及川の作戦勝ちだろうと思って見ていたのだが・・・
戦いになり、先手は右桂が活用でき、相手の金銀もはがした 先手の角桂と、後手の金銀の交換だ
ただし、先手は9筋を詰められている
ここで、この一局のハイライトの一手が出る
77手目、及川の▲4四歩という手だ 後手の角道を止める手だが、
自らの飛車も成れなくなってしまう諸刃の剣だ
果「これは負ければ敗因、勝てば勝因」
結果論だが、この後、進んでみると、敗因のほうになってしまった
先手は右から攻める順が全くなくなり、攻め駒不足に陥った
しかたがないので9筋にアヤを求めたが、期待した成果はなし
及川、攻めが身上と言っていたからには、何が何でも飛車を成りこむ方針で攻め合うべきだったか・・・
及川の攻めが切れ、結果、近藤の勝ち
148手まで粘ったものの、▲4四歩と打ってから以降は、
及川にチャンスはめぐってこなかった印象だった
後手に飛車をさばかれてからは、もう流れがダメだった感じだ
今回の対局は、「おおっ」というような手がなくて、地味な手が多くいまひとつ盛り上がりに欠けてしまった
自分が「おおっ」と思ったのは、番組冒頭で、「矢内、今日もきれい!いつにも増してかわいいな~!」
と思ったときだけだった(^^;
解説 伊藤果(いとうはたす)
及川は、予選で佐々木、佐藤秀司、飯島に勝ち本戦出場 近藤は総合成績優秀で予選免除
解説は伊藤果だ 及川の師匠とのこと
果「親心として緊張しております(笑)」
事前のインタビュー
及川「僕の将棋は切り合いの将棋なので、攻め合いで特徴が出せると思う そこを見て欲しい
最近、公式戦で勝てていないので、NHK杯は一回戦を突破したい」
近藤「成績優秀で選ばれたので、棋士仲間から『えっ』と言われた(^^;
ゴキゲン中飛車しか指せないので、ゴキゲン中飛車のすばらしい将棋を指したい」
先手及川で、居飛車船囲い▲3七銀型vs△ゴキゲン5筋位取りになった
伊藤果の雑談が続く
果「及川はNHK杯初出場、将棋棋士にとって、NHK杯はあこがれの舞台、
私が初出場したときは夢のようにうれしかった
知り合いみんなに見てもらえますからね 私は運よく一回戦、勝てました」
果「近藤は和菓子屋の息子、プロ棋士になれなかったら和菓子屋を継いでいた
プロになれたとき、近藤は本当にうれしそうだった」
果「最近は、『及川さん、かわいいですね』と、弟子の話ばかり耳にする
もうちょっと、師匠がいるっていうのを忘れないようにしていただきたい」
果「NHK大河ドラマの『龍馬伝』を毎週見ているんです」と言った果、扇子を持ち出してきて、
「これは『龍馬扇子』と言うんです 京都から取り寄せました」 とうれしそうだ
なんだかテンションが高い果さん、NHK杯に出演できてうれしかったのかもね(^^;
さて、局面、及川が角道を止め、5筋も歩を打って固めたことで、持久戦に落ち着いた
果「及川、ずいぶんおとなしいですね」
近藤のほうも、出た銀を下がってまた上がる、というよくわからない駒組みだ
これ、及川の作戦勝ちだろうと思って見ていたのだが・・・
戦いになり、先手は右桂が活用でき、相手の金銀もはがした 先手の角桂と、後手の金銀の交換だ
ただし、先手は9筋を詰められている
ここで、この一局のハイライトの一手が出る
77手目、及川の▲4四歩という手だ 後手の角道を止める手だが、
自らの飛車も成れなくなってしまう諸刃の剣だ
果「これは負ければ敗因、勝てば勝因」
結果論だが、この後、進んでみると、敗因のほうになってしまった
先手は右から攻める順が全くなくなり、攻め駒不足に陥った
しかたがないので9筋にアヤを求めたが、期待した成果はなし
及川、攻めが身上と言っていたからには、何が何でも飛車を成りこむ方針で攻め合うべきだったか・・・
及川の攻めが切れ、結果、近藤の勝ち
148手まで粘ったものの、▲4四歩と打ってから以降は、
及川にチャンスはめぐってこなかった印象だった
後手に飛車をさばかれてからは、もう流れがダメだった感じだ
今回の対局は、「おおっ」というような手がなくて、地味な手が多くいまひとつ盛り上がりに欠けてしまった
自分が「おおっ」と思ったのは、番組冒頭で、「矢内、今日もきれい!いつにも増してかわいいな~!」
と思ったときだけだった(^^;
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