<第99話>
『1学期 終業式』
(体育館にて 壇上に立つ、内村、成田、鳥山香の3人 鳥山香はお腹を押さえている)

司会の先生「以上3名が 『相州タイムス』にも紹介されました 神奈川県の代表であります」
(まばらに拍手が起こる)パチパチパチ
生徒たち“将棋で女の子?” “全国大会?” “なんのこっちゃ?”

女子3人を見つめる飛鳥田“1年女子で全国 ボクは2年男子で・・・
 壇上から ボクはどう見えるのかな・・・
 なんだかひどく モヤモヤして・・・ ひどく年をとってしまった気分だなぁ・・・”

(囲碁部顧問の、扇先生が声をかけてきた)
扇「あら飛鳥田くん 全国出場で 壇上に上がる予定はどうしたの?」

扇先生、いつものイヤミ攻撃です 

(両目を点にして、ボーッと扇先生を見つめる飛鳥田)
扇「な・・・ なに?」
飛鳥田「いゃあ 扇先生を見ていると 自分はまだまだ若いな・・・とスッキリしまして」
扇「ちょ・・・ちょっと どういうことよ!? ねぇ!?」
(無視して去っていく飛鳥田)
飛鳥田「♪~」

飛鳥田君、扇先生の扱いに慣れてます

足を止めてうつむく飛鳥田“(スッキリするというのは)もちろん嘘だ・・・”

飛鳥田君、女子と違い、全国大会に出られないのが、よほど悔しいようです
しかし、県大会の10日前までメンバーが足りなかったことを考えれば、
県大会に出場できただけでも良しとしなければいけないんじゃないでしょうかね
飛鳥田君、望みが高いです

『全国大会は 7月30日、31日  夏休みに入っても 部活はある』
鳥山香「おはようございます」
飛鳥田「おはよう ・・・・・・!!」
(振り返り、鳥山香を見たとたん、絶句した飛鳥田
 そこにはやせ細って、ゾンビさながらの顔つきになった鳥山香がいた)

飛鳥田「と・・・ 鳥山さん・・・?」
(鳥山香、フラフラで、力ない声で)
鳥山香「きょーも あちーすね」

飛鳥田「と・・・ 鳥山さん ちゃんと食べてる!?」
(鳥山香、フラフラで、力ない声で)
鳥山香「たべてますよ だいじょうぶです おなかいたい・・・」

角野「仕方ねぇって」
飛鳥田「角野くん」
角野「言っても アメしか食わねぇし 茶しか飲まねぇ
 全国終わるまで 放っとくしか ないって」
飛鳥田“角野くん いつのまに 鳥山さんのこと そんなに詳しく・・・”

鳥山さんと角野君の仲は、あれからいったいどうなってるんでしょうか? 何か進展が? 気になります

(教室に入ってきた鳥山香 弱々しい声で)
鳥山香「おはよーございます・・・」
(じっと見つめる成田)
鳥山香「な・・・ なに・・・?」
成田「そんなんで 全国 やれるのかなって 思って」
(かぁーっとなった鳥山香)
鳥山香「大丈夫!! 心配しなくても できます!!」
(内村が入ってきた)
内村「おっはよォ 今日もギスギスしてるね」

内村さんは、いつも元気そうですね(^^;

内村「先輩 やっぱ温泉は 伊香保にしましょう!!」
飛鳥田「それは また後で・・・」

飛鳥田“これでいいんだろうか? と言っても 全国大会知ってるのは 武藤先生だけで
 武藤先生は 『これでいいのだ!』 ・・・なんて言ってたけど・・・”

将棋盤を挟んで、熱心に取り組む部員たち
馬島君に指導を受けて、うれしそうにする藍沢さんの姿もあります

飛鳥田“馬島くんでさえ まじめにやってる・・・ 武藤先生を 信じるしかない
 今は・・・自分のモヤモヤに こだわってるときじゃないんだ・・・
 全国大会に出る女子3人のために 今できることを・・・!”

角野「ところで 前橋に行くのは 武藤先生以外は 選手3人と 2年男子3人だな?
 当然 同宿 同部屋だなーっ!!」
馬島「当然──!!」
内村「男は 野宿しとけー!」
鳥山香“恥ずかしいヤツ・・・”

ああー、角野君、カッコよくなっているのかと思いきや、
三枚目キャラのまんま、変わってませんでした 残念です(笑) (つづく)