<第102話>
『それぞれの前夜 女子編 ホテルにて』

(お腹を押さえて、部屋の隅に座り込む鳥山香)
鳥山香“うう・・・ お腹痛い~ なんで前泊しなきゃいけないのよ
 西湘から前橋なら 当日朝で間に合うじゃん”
(A:大会前日にエントリー手続きがあるから)

鳥山香“なんでどこかの代表と 相部屋なの~”
(A:宿泊費用を減らすため)

(ウォークマンで音楽を聴く成田、携帯ゲームをする内村)
鳥山香“なんでウチの2人は いつもどおりマイペースなの~”
(A:マイペースだから)

相部屋の人「あの」
鳥山香“びくっ” 「ハイッ!」
相部屋の人「暇やし 将棋指しません?」
鳥山香「あ・・・ ハイ・・・」

相部屋の人「ウチ 三条良美(よしみ) こっち 姉ちゃんの良乃(よしの)
 私が1年 姉ちゃん3年」
三条良乃「2人して 京都個人の代表ですわ」

やはり関西系のキャラが出てきましたか・・・ コテコテの大阪人じゃなくて良かったです(^^;
姉妹ということもあって、顔が似ていますね 
古いですが、NHKの朝の連続ドラマ「ふたりっ子」の子役で出ていた、
三倉茉奈、三倉佳奈(マナカナ)に似ている感じです

鳥山香“ウ・・・なんともかわいい・・・ 個人なのに2人?”
(A:女子個人は3名まで県代表になれる)

鳥山香「ウチら 神奈川の団体 3人とも1年で 鳥山、内村、成田」
良美「えー 全員1年で 県代表? すっごいやん」
鳥山香「あはは 県で1校しか 出てなかったから(^^;」

良美「けっこうあるねんで 県で1校いうの 女子では」
鳥山香「えー そうなんだあ」

けっこうどころか、かなりありそうです 人口の多い神奈川県ですら、
女子団体は「ここ数年参加なし」の状態でしたからね

(折りたたみの将棋盤で指す2人)
鳥山香「・・・・・・・」
ペシッ パシッ
鳥山香“この人 メチャクチャ強い!! なにコレ? この強さ・・・ まるで・・・”

鳥山香「負けました」
良美「ありがとうございます」

鳥山香「強いですねー まるで・・ 番さんみた・・・」
(とたんに態度が豹変した良美)
良美「番やてぇ!? なんで番!? あー神奈川県代表!! あんたら番のスパイやな!?」
鳥山香「え? あ・・・いや・・・」
良美「ウチらの様子を 番に報(しら)せるために 将棋指させたなぁ!? そやろ!?」
鳥山香「いや だから あの」

ガシッ(良美の脳天に、チョップを食らわせた姉の良乃)
良乃「みぃから誘っといて 何言うとんの」
(頭を押さえた良美)
良美「しやけど しのちゃん!!」
良乃「堪忍ね この子 すぐムキになる子やから」
鳥山香「ハァ・・・」

良乃「番さんのこと 知ったはるの?」
鳥山香「はぁ・・・ 仲良ぅさせてもろてます」
(京都弁が伝染った)

鳥山香「えと・・・ 良乃さんは 番さんとは?」
良美「番はね!! しのちゃんの 高校選手権3連覇を 邪魔したの!! 去年決勝で!」
良乃「私 おととし1年で優勝してるの 去年は番さんの優勝
 去年の番さんは1年やのに えろぉ強くて えろぉ大人びてて」

今2年の番さん、1年のとき高校選手権者になってたんですね アマ女流名人に勝つほどですもんね

良美「同じ1年なら 今のウチのが強いで!! 今年は番なんか いてもうて 
 ウチらで決勝 姉妹対決や!! それで しのちゃんの優勝!!」
良乃「それ みぃが負けるちぅ 意味やで」
良美「ええもん しのちゃん 卒業したら ウチが2連覇するんやもん」
良乃「ごめんねぇ この子 ちょっとアホやし」
鳥山香「あはは(^^;」

関西系のキャラは、アホと相場が決まってますからね

鳥山香“でも1年生で この強さなら もしかしたら・・・”
良乃「私も指したいわ 鳥山さん お相手してくれはりません? 」
良美「あー ウチも もう少し」
鳥山香“ウヒ”
成田「じゃ 妹さんは 私が・・・」

パシッ ペシッ
鳥山香“強い・・・ 私の力じゃ 姉妹のどっちが強いのか 分からないけど・・・”
(苦戦し、追い込まれる成田)
鳥山香“成田さんも 敗勢だし・・・ これは番さん マジやばいかも・・・”

番さんのライバル、三条姉妹登場 番さん、2連覇なるのか? (つづく)