山崎隆之七段vs飯塚祐紀七段   NHK杯  1回戦
解説 橋本崇載

出てきた矢内を見てびっくり、髪型がサザエさんみたいになってる~(笑)
横に回してまとめてるんだけど、どうしてもサザエさんを連想してしまう
この日のNHK杯は、ずっと「矢内=サザエさん」と思いながら見てしまうことになった
服もきらびやかな青で、これからどこかのパーティに参加するような印象だ
解説のハッシー、頭が相当デカい 髪の毛の中に小鳥を2~3羽、飼っているのだろう

山崎は、B1で予選免除 飯塚は、予選で高田、佐藤紳哉、中田宏樹に勝ち本戦出場
事前のインタビュー
山崎「飯塚の印象は、手厚い本格派、人柄は穏やか 
 弟弟子(おとうとでし)の糸谷君たちに負けないように勝ち残りたい」

飯塚「山崎はNHK杯優勝経験もある大変な実力者、奇抜な手が多く、意表を突かれる展開が多い
 山崎との今までの対戦成績は実力どおりの数字(飯塚の2-3) 
 強い相手と指せるのは楽しみなので、ワクワクしながら指せればと思う」

ハッシー「山崎は早指しは大の得意、天才的でひらめきの将棋、才能に満ち溢れている
 タイトルを取っていないのが不思議」
山崎の棋風の話ばっかり出てきているが、飯塚の棋風の話がない
飯塚はいまいち特徴がないのかな(^^;

先手山崎で、相掛かり 後手の飯塚は受けて立った 引き飛車▲3六銀型だ
山崎は、いつものクセで、ほっぺたをふくらませている 
リスがドングリを口に溜め込んでいるようだ
飯塚は、メガネを黒縁に変えて、40歳ながら若くみえる 
個人的にはお笑いタレントの「ナイツ」の花輪に似ていると思う

山崎が角道を止めたので持久戦になった 山崎が中飛車に回し、飯塚は銀冠に囲って攻めを待つ体勢
ハッシー「山崎は局面の打開が難しい、飯塚は後手番なので待っていればいいので楽」

山崎、どうするのか、と思っていると、1~5筋の歩を突き捨てと合わせを組み合わせ、
猛烈に攻めていった!
矢内「この▲2五歩の意味は?」
ハッシー「全くわかりません!」
矢内「飯塚も考えてますね」
ハッシー「意味が全くわからないですからね(笑)」

おいおい、山崎、どう見ても無理攻めっぽい・・・ こんなに歩損して、大丈夫か?
たぶん大丈夫じゃないよな~、と思っていると、
ハッシー「山崎、これではちょっと苦しいですね 意欲的な作戦ですが、失敗しましたね」
あー、ハッシーのお墨付きが出た(笑) 
「独創的に指そうとして、作戦負けする」という、山崎将棋のいつもながらの光景だ

飯塚に歩を渡した反動で、8筋の突き捨てから、△8七歩の垂らしが来た!
ハッシー「これはいい手、見習ってほしいですね 先手には対応策がないんですよ」
ああー、山崎、もうダメなのか? 
中、終盤の粘りでの逆転が山崎の持ち味だが、さすがに今回は無理か・・・

局面、攻め合いになったが、ハッシー「正しく指せば飯塚の勝ち」
そうだろうね 序盤で作戦負けして、中盤の無理攻め、
こんなんで、いつも逆転勝ちできるほどプロの将棋は甘くないよね 

と、思っていたら、飯塚が飛車を逃げた!? この終盤で飛車を逃げるだけの手!?
ハッシー「え?え?え?え? これは・・・大丈夫なんですか? 飛車を逃げたのはどうでしたかね
 終盤戦では指してはいけない手だったんじゃないかな」
おおお、まさかのチャンス到来!? 

山崎、怒涛の反撃開始、王手の連続!
・・・って、と金のタダ捨て、▲3三と!! うおおおお!? な、何だこれは!? 
ハッシー「これは! いい手ですね!」 ▲3三とは、ハッシーも絶賛の絶妙手!! す、すげえ!!
攻めのカナメに見えた、と金を、タダで捨てるなんて!!
そして、その後にも銀のタダ捨ての妙手を放ち、一気に後手玉を詰ましてしまった!!
うおお、み、見事ぉおおおお!! これが山崎将棋の真髄! いやこれは、シビレタ~

ハッシー「飯塚がうまく指して、勝利は目前に見えたんですけど、飛車を逃げたのが痛恨の一手、
 山崎は突然来たチャンスを逃さなかった 最後の即詰みは見事だった」
感想戦ではまだ飯塚が粘る順が検討されていたが、それは結果論だね
実戦は、手数にして、21手詰みの即詰み!
あの秒読みの中、▲3三とを指せる山崎の才能! 

見たかぁ、矢内、これが山崎の実力だ!! 恋人にするに不足なし!!
と脳内で叫んでしまった一局だった マジで、山崎、すばらしかった!!