第18期 銀河戦
本戦Fブロック 最終戦
久保利明二冠 vs 長沼 洋七段
対局日: 2010年5月19日
解説:橋本崇載七段
聞き手:上田初美女流二段
記録:伊藤明日香女流初段

21年度の成績は、久保41-20 長沼16-11 2人の対戦成績は久保の4-2

解説のハッシー「久保は軽快な技を駆使する振り飛車党、最近は非常に充実している
 長沼はオールラウンダー、受け八分の丁寧な受け将棋
 久保のさばきを長沼が押さえ込めるか」

長沼が勝つと、同ブロックで4連勝している神吉に、最多連勝者での
決勝トーナメント行きの権利が回ってくるという大一番
逆に長沼が負けると、神吉は決勝トーナメントには行けない

ハッシー「久保さんは最近、勝っているせいか表情もやわらかい
 長沼さんは人柄が温厚で、人気があります
 僕はなぜか長沼さんに、橋本先生と呼ばれてしまってます(笑)」

先手久保で、▲5筋位取り中飛車+穴熊 対して、長沼は△居飛車の持久戦模様
だったのだけど、長沼は△7三銀と上がった銀を、また△6二銀引とするなど、
どうも作戦がうまくいってない様子
5筋で交換になった歩も、また5筋に打って、安全策にしてしまった
ハッシー「これは長沼が作戦負けを認めた手ですね」

ハッシー「後は固められたらプロ的に見れば終わり」
ハッシー「長沼に苦労が多い将棋」
ハッシー「え~? △7三桂と跳ぶんですかぁ? いやこれは▲6六歩と突かれて・・・
 うーんちょっと・・・ 長沼の作戦負けですねぇ」
ハッシー「長沼から動く手がもうない」
ハッシー「プロが10人いれば、10人とも先手を持ちたいという局面」
ハッシー「痛いですねぇ この歩の垂らしは」

・・・と、もうボロボロの一方的になりそう、と言わんばかりだったのだが?

長沼が先手の銀の頭に歩を叩いて、行き場所を訊いたときに、
久保が銀を2回引いて、安全策を取ったあたりからおかしくなったんだと思う
結果、穴熊が後手の攻め駒に食いつかれることに!

そしてなんと、長沼、遊んでいた馬で、ボロっと金をタダで取っちゃった!
えええ? 久保、金のタダ取られ、これ、おかしいんじゃないの?

ハッシーの解説、今回はいまいち切れがない
ハッシー「これ、いいんですかね?」
ハッシー「久保に受けの奥義みたいなのがあるんですかね?」
ハッシー「もっと久保の楽勝かと思ったんですけど」
ハッシー「どっちが勝っているか全くわかりません」
どうもハッシーが混乱している
自分で考えると、もう長沼が勝ちに見えるんだけど・・・

個人的に「おお」と思ったのは、飛車を近づける△5二歩の中合いだ あれは絶好の手筋だったね
優勢になった長沼、安全運転で、久保の攻めを丁寧に受け止め、なんと勝っちゃった!
最後は大差がついていた

ハッシー「久保さんのこんな負け方はめずらしいです
 序、中盤にうまくさばけすぎてかえっておかしくなった」
ハッシーの解説がいまいちだったし、感想戦もなかったので、どこで逆転したのかよくわからなかった

まあ、しかしそれはいい とにかく、長沼が勝ったのだ!
これで、Fブロックからは、長沼が5連勝で最終勝ち抜き者、神吉が4連勝で最多勝ち抜き者で
決勝トーナメント進出となった

ハッシー「決勝トーナメントでの神吉さんの服装にも注目です」
よっしゃ! ちょうど、フリークラス棋士の引退規定が変わったところなのだ
銀河戦は、優勝、もしくは準優勝で引退せずにすむのだ
神吉さん、どんな戦いぶりを見せてくれるのか!