清水市代女流王将vs堀口一史座七段   NHK杯  1回戦
解説 佐藤康光

矢内、髪の毛を下ろしてスッキリして登場 ツヤツヤの髪だ 髪は完璧だ
ヴィダルサスーンのCMに出れそうだ
服は・・・なんかわけのわからない、白地に黒の花模様みたいな地味な服
夏だし、もうちょっとオシャレしてもいいんじゃないだろうか

注目の清水の登場 里見は完敗だったが、清水はどこまで食い下がれるか
さて、2人の姿が映った よし、清水先手だ!

清水は白と黒のツートンカラーの、私立学校の制服みたいな服装 なかなかいい
NHK杯は12回目の登場ということだ たしか、まだ1回も勝ったことがないんだよね 勝ちたいね
清水は女流枠決定戦に勝ち出場

堀口一史座(かずしざ)、シーザーは前期まで順位戦がB1だったので予選免除
けっこう髪の毛が減ってきている アートネイチャ-のCMに出れそうだ

事前のインタビュー
清水「シーザーの棋風、棋譜を目いっぱい研究してきた
 今日を迎える日まで、全国のみなさんに応援をたくさんいただきましたので、しっかりつとめたい」

シーザー「まあ、清水さんは攻め将棋ですね まあ、難しい将棋になったら、そのときはそのとき、
 まあ、私もがんばりますんで、ファンのみなさん、見てください」

解説の康光「2人ともどちらも攻め、寄せがするどい
 相掛かりの激しい将棋になりそう」

雑談で、矢内「清水さんは、女流タイトル戦出場60回、獲得43期」
そりゃ、べらぼうな数だね ちなみに矢内は出場17回、獲得が6期だ

矢内「シーザーといえば、持ち時間6時間の順位戦で、5時間24分の大長考で勝ったことがある棋士」
それだけ頭の中で駒が動くっていうことだろうね 5時間って、どうにも実感がわかない(^^;

対局が始まった 先手清水で、相掛かり▲2六飛型の相腰掛け銀だ
清水、姿勢がすんごくいい 背中に鉄板でも入れているのだろうか

清水が▲2五飛、と高飛車にした手に、
康光「清水さんの研究手かもしれませんね」
そして、康光が「ここで▲3七桂とは跳ねにくいです」と言っていたのに、
清水は▲3七桂と行った! おいおい、跳ねちゃったぞ もう敗着か!?
考慮時間を4回もつぎ込んで、考え込むシーザー が、シーザーはとがめるのをあきらめて、自重した
ふうー、いきなり負けるのは回避されたか

康光「指す手が難しい」との解説だったが、清水は▲3五歩、と仕掛けた!
康光「あ 行きましたか ふふふふ 超積極的な手ですね」
ここでさらに考慮時間を使ったシーザー よし、いいぞ 考慮時間を使い切ってしまえ!
自分はもう、あからさまに清水の応援だ(^^;

しかし、この後、清水はどう攻めを続けるんだ?
康光「清水さんの腕の見せ所です」 が、自分には全然攻め筋が見つからない
康光「この▲3五歩はどうだったのかと思いますね ちょっと失敗したかな」

清水、やっぱりダメなのか? だが、ここで、シーザーが考慮時間を使いきり、30秒将棋に!
矢内「清水はまだ7回残してますね この時間の差は大きそう」
おお、いいぞいいぞ 30秒だったら、シーザーといえど何が起こるかわからないからね
康光「時間がないから受けきるのも大変かも」
と言っていた矢先、清水の自陣角が出た おお、これは攻めをつなぐ好手かも!?

清水、手順に歩を打って相手の銀を下がらせ、好調っぽい いけるのか?
矢内「清水ペースですか?」
康光「シーザーが清水の気合いに押されている感がある」

だが、康光はまだ難しい手順を解説している 清水、これを乗り切れるのか
もう清水も考慮時間がなくなった ほんのわずか、リードしているだろうが・・・

局後の検討では、シーザーが「こちらの勝負手ですね」と言った桂跳ねから、
さらに桂打ちで清水の角を狙ってきたときが、この一局の最大のポイント、ということだった
本譜は清水、秒に追われ、飛車を取られる変化が見えなかったのだろう、
シーザーに飛車を取られてしまった!
一気に形勢に差がついた ああ~ 清水、せっかくここまでは競っていたのに!

飛車が取られてからは、あっという間に敗勢になり、一方的に寄せられてしまった
いくばくもなく清水投了 結果、シーザーの勝ち
あー、終盤の入り口までちゃんと勝負になっていたのに、惜しかった・・・
矢内「途中は清水が優勢な局面もあったと思うんですけど」
康光「もうちょっと清水は強気に指したかった、シーザーは時間がなくなってから鋭さが出た」

シーザー、時間がなくなっても全然ミスしないわ 間違えるような気配がなかった
一方の清水は、時間がなくなったのがモロに響いたね 30秒間で読める量の差が勝敗を分けたと思う

相撲でいうと、がっぷり組み合い、マワシを取り合って、清水がジリジリと押していたものの、
最後は豪快な投げが決まってシーザーの勝ち、といったところか

感想戦では、なんと5七の地点をわざと明け渡すいう発想が良かった、ということだ
うわー、わざと5七に、桂でも角でも、相手に好きなほうを王手で成らせる手なんてあるのか
こんな手筋はなかなか見たことがない!
そして、清水はその順が見えていた、というのだからすごい 
この順を指していれば・・・!

できれば一手違いの寄せ合いまで行ってほしかった でも清水、力は見せたね
今期は2人女流枠があったが、やはり2人とも負けてしまった 
まあしかし! めったに勝てないからこそ、勝ったときすごく興奮できる、というのも事実
NHK杯では女流にがんばってほしい

それにしても、男子プロはやはり強いねえ 技術の差もあるのだろうが、
男子プロに「緊張」っていうのが感じられない
もちろん予選を勝ってきている男子プロだから、というのもあるだろうけど、
なんと言っても、「過酷な三段リーグを抜けてきている」
というのが根底にあり、それがとてつもない自信につながっているんだと思う
そんなことを感じた今期の女流プロvs男子プロのNHK杯だった