第18期 銀河戦
決勝トーナメント 1回戦 第1局
行方尚史八段 vs 長沼 洋七段
対局日:2010年6月24日
解説:桐山清澄九段
聞き手:上田初美女流二段
記録:野田澤彩乃女流1級

いよいよ決勝トーナメント開始だ まずは本戦で5連勝した長沼の登場だ

聞き手が上田初美さんか ピンク色でフリフリがついた服だ
矢内の地味な服の色とは正反対(^^;

22年度の成績は、行方4-1 長沼5-3 2人の対戦成績は、行方の2-0
解説の桐山「行方はほとんど飛車を振らない本格的な居飛車党
 長沼は今、充実している」

先手行方で居飛車、後手の長沼は角交換し、四間飛車に振る作戦
持久戦に進み、角を持ち合った▲居飛車穴熊vs△銀冠+向かい飛車になった
お互い、自陣を万全に整備し、手詰まり状態だ
上田「角交換した以外は駒がぶつかってないですね」

長沼は、完成していた銀冠を、△6二金寄り~△7二玉として、見たことがない手待ちだ
桐山「仕掛けが難しそう」と言っていたのだが、行方、長考の末、1筋から仕掛けた!
お~! これで手が作れるのか 
上田「端から行きましたね」 桐山「何かあるんでしょうね」
行方は3筋も2筋も歩を突き捨て、香を捨てて一歩を入手、持ち駒の角と歩で、手にしてしまった!

長沼は香、飛車両取りに角を打ち込み、とがめたかと思われたのだが、この角打ちは疑問手だったようだ
桐山「長沼の角打ちを行方が逆用した感じ 仕掛けは成功したと思います」

行方の攻めが完全につながった もう、行方の右側の駒がぜーんぶ、さばけてしまった
駒の損得なしで、玉形は超大差! これ、島九段あたりなら、もうここで投げたんじゃないかな~

長沼は△8一飛、という自陣飛車を打って受けたが、これは泣けてくるような悲しい手に見えた
行方は普通に飛車を打ち込んで攻め、一方的だ
桐山「行方は自陣を見なくていいので楽な展開と思います」

もうボロボロ負けかと思われた長沼、唯一の勝機がありそうなところ、9筋の端攻めに行った
何か起こるとしたら、そこしかないよね
まあしかし、端だけでは迫力不足、足りないだろう・・・と思っていたのだが!?

長沼のこの端攻めが、止まらないではないか 意外にも形勢が接近してきている?
桐山「これ、けっこうイヤですよ」
上田「あやしくなってきましたね」
桐山「なんかよくわからないですね これ」
上田「白熱した終盤戦ですね」
うわー、ま、まさか、これが逆転するの? ウソでしょ?
野球で言えば、10対0くらいの差があったよね

が、行方が底力を発揮、攻防の角を打ち、その後は玉を右方面に脱出し、なんとか事なきを得た
この攻防の角打ちがなければどうなっていたことやら あぶなかった(^^;
129手で行方の勝利

局後の勝利者インタビュー
行方「仕掛けがうまくいって、ずいぶん簡単に良くなったな、と思ったが、
 その後がお粗末であきれた 最後はなんとか残した 反省点の多い内容だった
 銀河戦は2回戦の壁を突破したい」

本局は、行方、仕掛けが抜群にうまかった 
途中、形勢がわからなくなりかけたが、
自分の棋力ではどうやっていたらもっと簡単に勝てたのかわからない

それにしても、長沼さん、不出来な将棋で残念だった 
この負け方では、銀冠を崩して待つ長沼流のこの囲い、誰もマネしないだろう・・・(^^; 

<お知らせ>
さて、帰省のため、1週間ほどブログ休みます
次の再開は14日くらいからでしょうか
何か事情があればもう少し遅くなるかもしれません ではでは