三浦弘行八段vs高橋道雄九段   NHK杯 2回戦
解説 木村一基

今回から2回戦だ 
おおー、矢内、髪を下ろして、今日は雰囲気がオトナのお姉さんぽい! こりゃいいね!
服はマタニティっぽい服 これは自分には理解不能(^^;
解説は木村か こっちは下ろす髪はなし これは仕方ないね

画面を見ると、高橋が右側で後手だ 
この時点で、「うわ、今日は横歩取り△8五飛か」と思った自分はやはり将棋オタクなんだろう

解説の木村「三浦は才能肌、一局のうち『はあ~なるほどな』という手が一回は必ず出る、
 作戦を前もって立てる 夏でも冬でも寒がり
 高橋は将棋に対する取り組みがまじめ、最新の流行の戦型にも精通している
 将棋の取り組み方にはこちらが触発されるものがある、立派な方」

事前のインタビュー
三浦「高橋は普及にも将棋にもまじめに取り組んでいるすばらしい先生
 高橋は先手なら矢倉、後手なら△8五飛だが今日はどうなるか」

高橋「1回戦の有吉戦は、大きな仕事をやりとげたという思い 
 今日は気持ちを新たに一生懸命取り組みたい」

木村「両者ともに居飛車党で、横歩を取らせる側を得意にしている
 中終盤のねじりあいが見どころ、差がついても簡単には終わらないだろう」

先手三浦で、横歩取りの出だし、あ~、やっぱり△8五飛か、と思いきや、
三浦が横歩を取らず、引き飛車にした! しかも、なんと自ら角交換!? な、な、なんだこれは?
見たことがない、と思いきや、▲8六歩として、銀冠をめざす作戦か なるほど~ こういう戦法もあるのか

高橋が追従し、同一局面での駒組みが続く 角交換の相銀冠だ
木村「この将棋は、玉が堅くてお互い負けにくい 入玉含みの終わらない将棋になるかも」
あー、駒がぶつかってないのに、もう入玉っていう言葉が出てる(^^;

三浦はとりあえずは、局面をどうやって打開するか・・・
と思いきや、三浦、ほぼノータイムで▲6一角と打ち込んだ! これは研究手か!
木村「三浦はここまでの局面になるだろう、と思っていたんですね
 高橋は意表を突かれたはず」

考慮時間をどんどん消費していく高橋
木村「これで決まっちゃったらすごいですね」
矢内「三浦はどんな形でも研究しているんでしょうか?」
木村「三浦のこの表情を見ていると、『研究してます、してます、やってます』という感じですね」
矢内「はい(笑)」
 
高橋は大長考、なんと考慮時間を全て使い切り、残り▲10回vs△0回まで差が開いた
木村「作戦としては、三浦の時間使わせ戦法が大成功ですね ここから秒読みはキツイですね~」

しかし、さすがに高橋もA級棋士、角を2枚、敵陣につなげて打ち、もたれかかった
自分は見ていて、角打ちは飛車を切られて取られるから、危険では?と思ったが、
木村「飛車を切ると先手側が寄り筋になってしまうので、まだ飛車は切れないんですよね」と
ちゃんと解説してくれた 

ここから、本局は三浦が絶品の指し回しを見せる
と金の活用、竜の活用、これで角が入れば寄る形にしておいた
そして圧巻は、角を取りに行く前の、1筋の突き捨て!
木村「▲1五歩と突き捨ててますが、後の▲3九桂が▲2七桂~▲1五桂と一気に活用する順を
 見てるんですよ」 う、うわー そこまで考えてるのか

木村「もしこのまま三浦が勝つと、高橋は一手も悪手を指さずに負けたことになる」
本譜、三浦は余っていた考慮時間を効果的に使い、狙いの▲3九桂から角を取り、
危なげなくそのまま寄せ切ってしまった! 三浦、会心の勝利! 高橋は悪手がなかったのに完敗!

木村「三浦の▲6一角からの攻めがきれいに決まった 
 ここまできれいに決まるとは、ここまで研究しているとは、正直、驚かされた
 高橋は力が出せなかった 三浦の研究がすばらしかったという一局」

う、うわー こ、これはすごいわ 三浦の研究ってこんな深いのか!
事前に相手が高橋とわかっているとはいえ、55手目の▲6一角までが研究範囲なのか
54手目まで、こういう風に進む、と普通、考えられるか? ・・・不可能だ(^^;  
三浦の研究、すごすぎだ いや~、これは・・・1日最低10時間の勉強は伊達じゃないね
 
三浦、名人戦では研究が羽生に通用しなかったが、今回はモロにハマッたね
研究にハメて勝つ、こういうのも、将棋の一つの醍醐味だね 非常に面白かった
木村の解説も矢内の笑顔もあいかわらず安定感抜群で、とても良かった