<第111話>
『個人戦 男子は49人 女子は108人の参加があった(地元枠と前年優勝枠がある)
 各種大会から 参加者がランク付けされる 
 そして男子でいうと1番と25番 2番と26番・・・ というふうに対戦していく
 勝者同士 敗者同士を当てながら 決勝トーナメント出場者を絞り込んでいく』

要はスイス式ですね

『今年の女子のランク1番は なんといってもこの人 高校女子将棋界の女帝 番沙姫(さき)』
番「女帝はちょっと・・・(^^;」

番さんは眼鏡にタラコくちびるですが、けっこう美人です

『3回戦まで危なげなく勝ち進み 決勝トーナメント進出を決めた番
 4回戦の相手は・・・ 三条良美(よしみ)』

いよいよ番vs三条姉妹の対決です まずは妹の良美が出てきました

三条良美「む 番!」 「番・・・さん」 キョトキョトッ 
(思わず呼び捨てにしてしまった良美、姉の脳天チョップがまた来るかと思い、
 頭を抱えて辺りを見回した)
番“お姉ちゃんがよっぽど怖いんだね かわいー”

パチッ パチッ(駒を並べる2人)
三条良美“絶対に勝つ!! 勝って しのちゃんと決勝や!!
 しのちゃん3年 うち1年の今年しかチャンスないもん!!”

三条良美“ウヘヘヘ”
(姉妹対決が実現して新聞記事に取り上げられている姿を妄想し、
 ポワ~ンと夢見心地になった良美 口からヨダレを垂らしている)
番「三条さん」
三条良美「え? あ? は?」(夢から覚めた良美)
番「三条さんの学校 将棋部できた?」
三条良美「ないです」
番「あ ウチの高校と一緒だ」

三条良美「え そしたら1人で参加してはるの?」
番「そーですよ でも去年の あなたのお姉さんも そうだったよ
 だから私 去年は1年生で怖かったけど あなたのお姉さんの姿に励まされちゃった」
三条良美“この人・・・ 私の知らんしのちゃん 知ってはる・・・”
番「駒 振るね?」
三条良美“ってか・・・ もしかしてメチャ優しい・・・?”
番「私の先手」
(いつの間にか振り駒が終わったことに気づいた良美)
三条良美“は!? いつの間に先手取られた!?
 おっのれー 番~!! やっぱ気ぃ許したらアカン女や!!”

スタッフの先生「では4回戦 はじめてください」
対局者たち「お願いしまーす」 「しまっす」 「お願いします!」 「っす!」

(良美が姉の良乃と話したときの回想シーン)
三条良乃(よしの)「番・・・さんの棋風? みぃはまだ 対戦したことないんやっけ?
 堅実というか 簡単に勝たせてくれへん 男の人の将棋みたいな感じ っていうたらええかなぁ」

三条良美“しのちゃんが3戦して 1勝2敗 
 なんかのイベントで 女流アマ名人にも勝ったらしいから 強いんやろな
 しやけど うちが勝つ!! 決勝の姉妹対決は ゆずらへん!!”

良美さん、気合充分です!

(場面変わって、鷹洋の棋譜を採っている飛鳥田たち)
鷹洋の3人「・・・・・・」
(後ろから、じーっと覗き込んで見つめる飛鳥田、角野、馬島)
一柳・八嶋「・・・」
六本木“チッ・・・”

馬島“ひっひっひっ 嫌がってる 嫌がってる”
角野“馬島って ドS?”
飛鳥田“△4四歩・・・と”

六本木君に蹴りをモロに食らわせた馬島君、よく退場処分にならなくて済んでますね・・・

(また場面変わって、西風女子チームの4回戦)
土佐丸の内チームの生徒A「あれ・・・ もしかして 昨日駅前で 会うちょりませんか? 偶然ーっ」
土佐丸の内チームの生徒B「ほんまやね」
土佐丸の内チームの菅野美穂に似た子「誰? ねえ誰?」

内村「あ 道 訊いた人たちだ?」
鳥山香“すっかり忘れてる人も 1名いるけど(^^;”

土佐丸の内チームの顧問の四谷老人「え? 武藤先生のチーム? これは奇遇」
(あいさつして答えた武藤先生)
四谷「全員1年で 未経験者も? それでここまで! さすがやねえ!!
 ほんじゃち・・・ ウチの子たちは 全国制覇できる子たちやき 簡単にはやられませんよ」

番vs三条良美、鷹洋の棋譜を採る西風男子たち、西風女子チームvs土佐丸の内チーム、
この3つの場面に分かれて、物語が進んでいきます (つづく)