第18期 銀河戦
決勝トーナメント 2回戦 第4局
橋本崇載七段 vs 中村太地四段
対局日:2010年7月29日
解説:森下 卓九段
聞き手:貞升 南女流1級
記録:伊藤明日香女流初段

土曜に放送された一局
22年度の成績は、太地7勝4敗 ハッシー4勝5敗 2人の対戦成績はハッシーの1-0

ハッシーは髪の毛がフッサフサで、売るほどある、といったボリュームだ
解説の森下が対局者の2人を見比べて、「ハッシーのほうが倍くらい大きい感じですね(笑)」と
言っていたが、体格のほうもハッシーが大きい
年鑑で調べたら、ハッシーは182センチ、64キロと書いてあるが、体重はどう見てももっとあるだろう
太地はなんと180センチ、55キロだ
なんだこの、少女マンガに出てくる理想の男みたいな体型は(^^;

解説の森下「太地は居飛車党で激しい攻め将棋、一本木で真正面から攻め込む
 ハッシーは基本は居飛車党だが、臨機応変で何でもやる」

先手太地で、ノーマルな角換わり相腰掛け銀になった
後手のハッシーが△6五歩と位を取り、△6四角と据える形
で、この角をめがけて、太地が▲6八飛と正面突破を仕掛けた

ハッシーは△6三金と受けたが、これがもう敗因になってしまった
森下は事前に「まさか△6三金とは受けないでしょう、形が崩れるので実戦的ではない」と言っていた
そのとおり、その後、ハッシー陣がバラバラになってしまい、困ることになった
敵の飛車が直撃するところに金を上がる△6三金は、見るからに、やったら負けそうな手だもんね

対局中、森下が「はあ~、そうやるんですか」と驚くシーンが何度もあった・・・が、
どれも高度な応酬だったので、こちらとしてはやや理解不能ぎみ(^^;
さかんに、「太地は将棋が若い」と言っていた
「私はベテランなんで、こんな(勢いのある)手は指せない」とも言っていた

太地、感想戦によると、受けにも好手を指していたようだ
▲7五歩と角道を止めた手、そして△8八歩に手抜きをした好判断、ハッシーは困ってしまった
結果、大差がつき、太地の攻め合い勝ち

森下「太地の一刀流が炸裂した、太地の会心局」

感想戦で、ハッシーが「力で受けにいったのがだめだったか、
 もう中堅なんだから技巧を使って受けないとだめか」というようなことを言っていた(^^;

44才の森下が自分自身のことを「ベテラン」、27才のハッシーが「中堅」と
自虐的に言っていたのが面白かった (ちなみに太地は22才)
将棋界の、若手>中堅>ベテランの心理的構図が、かいま見れた一局だった

局後のインタビュー 
太地「自分らしい激しい将棋で、終盤勝負で勝ててよかった 次も自分らしい将棋が指せれば」

これでベスト4の4人が出揃った 太地vs康光、丸山vs羽生だ 注目は太地だね