<第118話>
『女子団体戦 本戦トーナメント ベスト16 西風ヶ丘(神奈川)vs陸奥圓明女子(青森)』

ドサッ(イスの背もたれによりかかり、天井を見上げた鳥山香)
ゴクゴク(ペットボトルのお茶を飲む鳥山香)

鳥山香“鍛え方がちがうわぁ  成田さんからも 闘志が伝わってこないや・・・
 もう彼女と私 どっちが先に投げるかなんて どうでもいいな・・・
 あたしの夏 終わったなぁ・・・ 
 ここ前橋だから 1日目にして西湘に帰るのかな? 夏休み中の部活って どうだっけ?”

敗勢になった鳥山さん、勝負をあきらめて、回想モードに入ります

鳥山香“今までと違うことやってみたくて なんとなく始めた将棋
 考えて指して 勝って負けて 思いのほか楽しくって 全国大会まで来ちゃったなぁ・・・
 マジメで変な先輩(飛鳥田) フマジメで変な先輩(馬島) 変じゃないけどヘタレ(角野)
 無口な顧問(武藤先生) 個性的すぎだよ・・・みんな”

鳥山さん、すっかりまとめモードに入りました(^^;

鳥山香“投げよう・・・”
となりの声「負けました」(礼をする内村とその対戦相手)

鳥山香“内っちん 投げたんだね・・・ ってアレ?”
内村「いやぁ 二歩指されたの 初めてですぅ(^^;」
鳥山香“相手の二歩──ってことは 内っちんの勝・・・”
 
顔を見合わせた鳥山香と成田“はぁ!?”
鳥山香・成田“じょ・・・冗談!! も1個勝てばベスト8じゃん な・・・投げられない!!”
『でも鳥山香と成田は負けた 陸奥圓明女子2-1西風ヶ丘で 陸奥圓明女子の勝ち』
鳥山香 ドタッ

鳥山さん、豪快にずっこけてます(笑)

西風の女子1年生3人の快進撃も、ついにここでストップしました
西風ヶ丘の女子チームはベスト16止まりでした

(試合終了後、雑談になった)
陸奥圓明の生徒たち「練習相手?」
陸奥圓明の生徒A「ウチの県は交流が盛んだはんで 他校の強い男の子に 相手頼んでる
 団体も個人も 青森はけっこう強いだべ?」
鳥山香“んー やっぱり強い男子がいないと だめなのかな・・・”
陸奥圓明の女子A「神奈川いいんだぁ 1校だけで  青森は県予選が かったるぐてもォ」

鳥山香「みなさん 3年生ですよね 卒業しても将棋 続けられるんですか?」
陸奥圓明の女子B「えーっ ないない!!」
陸奥圓明の女子A「私も  部活だもんコレ」
陸奥圓明の女子C「あたしはやるよ 学生名人目指すよ」
陸奥圓明の女子A「ままままま~ ものずきだぁ!」
陸奥圓明の女子C「なしてー!」 

鳥山香“いろいろあるなぁ・・・ 成田さんと内っちんはどうなんだろ?
 私は どうなんだろう・・・”

鳥山さん、姿勢を正して顔をあげて考えてます 
顔が上を見ているということは、少なくともまだ今は続けるという無意識の表れかもしれません (つづく)