<第119話>
『男子団体戦 本戦トーナメント ベスト8 鷹洋(神奈川)vs大仏学院(東京)』

(苦しそうな表情で考え込む、鷹洋の八嶋と六本木 観戦する飛鳥田)
飛鳥田“ボクの力じゃ ハッキリしないけど・・・ 鷹洋が押されてる・・・
 あんなに強い一柳くんまで・・・”

(一柳と大仏の大将の一戦の終盤↓)

後手:大仏の大将
後手の持駒:飛 金二 銀 歩二 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・v玉 ・ 角 ・ ・ ・v飛v香|一
|v香 ・v金 ・ ・v金 ・ ・ ・|二
| ・ 歩 ・ ・v歩v銀v桂 ・ ・|三
|v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩 ・v歩|四
| ・ 桂 ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ 歩v歩 歩|六
| ・ ・ ・ 銀 ・ 歩 ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・v圭 ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩 
先手:鷹洋・一柳

*(図は△4八成桂まで)
▲8二歩成 △同 玉 ▲7三角
*大仏の大将“ム・・・?”
*飛鳥田“△7三同金と取るか? △7一玉と逃げるか?
* 逃げれば▲7二角成△同玉▲8四角成が 詰めろ成桂取りか・・・”
△同 金
*大仏の大将“取る!”
*スウッ(一柳の手が伸びた)
▲8三歩
*カッ
*大仏の大将と飛鳥田“▲8三歩!? △同金なら▲同角成△同玉▲7三金で・・・詰み!?”
*
*ザワアアア(大仏の大将、背中に冷たいものが走った)
△7一玉 ▲7三桂成
*(一柳、怖い目つきで着手)
*大仏の大将「負けました・・・」
*
*飛鳥田“い・・・ いつの間に逆転したの? どうやって・・・”

(感想戦が始まった)
大仏の大将「んーと ▲8二歩成は△同金でしたかねぇ?」
一柳「そうですね それで残ってますよね」

『──結局 大仏学院vs鷹洋は 2-1で大仏が勝ち 順当に準決勝に進んだが──
 一柳くんの異様な強さばかりが ボクの心に残った・・・』

一柳君は、何か逆転術でも会得しているのかもしれません


『大会1日目が終わり ボクたちは 前橋に残った』

(その晩、西風女子の宿泊ホテルにて 同部屋には三条良乃と妹の良美がいる 
 良美が、内村を睨みつけている)
三条良美“こいつは番の仲間 こいつは番の味方” ガウウウッ
内村“うわあ 同室 めっちゃ つらいぃぃ 
 ムリないか・・・ 姉ちゃんが準決勝で 番ちゃんと当たるもんな”

(良美の視線に耐えきれず、部屋の外に出た内村 下の階を何気なく歩いていると、鳥山香がいた)
内村“ん? 鳥ちゃん なんでこの階に?”
(誰かの部屋のドアをノックする鳥山香)コンコン
(部屋から出てきたのは武藤先生だった)カチャッ

(柱の陰から見つめる内村)
内村“ええええ!? 先生と生徒のスキャンダル!? 
 しかも鳥ちゃん 角野先輩と武藤先生の二股!?”
(そこに、成田まで来た)
内村“しぇええ!! しかもこれは三角関係!? キャッヒー”

内村さん、どこまで妄想を広げるんでしょうか(^^;

(鳥山香と成田、真剣な目で)
鳥山香「先生 将棋指してください」
成田「私も」
内村“・・・・・・” 

スキャンダルどころか、将棋でした・・・(^^;

鳥山香・成田「ロビーで待ってます」
内村“なに? この盛り下がり感・・・orz”
鳥山香「内っちんも 行こう」
内村“しかも 覗いてたのがバレてるし! orz”

(ロビーにて 本当に武藤先生と将棋を指してる女子3人)
内村“なにが悲しくて 夜中まで将棋 ウマとでも遊んでるほうが 楽しかろうに・・・”

試合の熱気覚めやらぬのでしょう、夜中まで将棋を指したいと思った鳥山さんと成田さん、すごいです
この場合、内村さんのほうが、正常な女の子に見えますが(^^;

『その頃 民宿の西風男子3人も やっぱり将棋指してた』

まあ、男子は将棋指していても、全然不自然じゃないですね(笑) (つづく)