2010.09.26
コンピュータ将棋選手権 GPS将棋vs激指
昨日、囲碁将棋チャンネルで、5月に行われたコンピュータ選手権の模様の再放送があり、
以前、見逃した私は、勝又教授の解説をやっと見ることができました(^^;
解説してくれた中から、決勝リーグの将棋をいくつか取り上げてみたいと思います
解説はすべて勝又教授のコメントです (持ち時間は25分切れ負け)
棋譜のソースはここに全部あります↓
http://homepage.mac.com/junichi_takada/wcsc20/
まずはGPS将棋(コンピュータ300台をつなげたマシン)vs激指です
勝又「GPSの駒の損得を重視しない、機械学習が成功したという代表的な将棋」
解説は75手目からです
開始日時:2010/05/04
先手:GPS将棋
後手:激指
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △6二玉 ▲6八玉 △7二玉 ▲7八玉 △8二玉
▲5八金右 △3二銀 ▲9六歩 △9二香 ▲5七銀 △9一玉
▲7七角 △8二銀 ▲8六歩 △4三銀 ▲9五歩 △5二金左
▲8八銀 △6四歩 ▲8七銀 △7四歩 ▲8八玉 △7一金
▲7八金 △6三金 ▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △7二飛
▲6六歩 △7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7二飛
▲6七金右 △5四歩 ▲5九角 △4五歩 ▲7七桂 △4四銀
▲2六角 △5五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲7一角成 △同 飛
▲5六歩 △4四銀 ▲4三金 △6九角 ▲3五歩 △同 歩
▲2四歩 △同 歩 ▲3三金 △同 銀 ▲2三角 △7二金
▲4八飛 △5八歩 ▲4九飛 △5九歩成 ▲同 飛 △4七角成
▲4五角成 △2五馬
*この局面、GPSはすでにかなり先手優勢と認識しているんです 1歩損していて、相手が穴熊なんですけどね
▲6五歩 △同 歩 ▲2二歩
*これがうまい手
△同 銀 ▲5五馬 △3三桂
*ここで▲2三歩は、△5四歩▲4四馬△4一飛で受かります
▲6四歩
*この拠点が大きいと見ているんですね
△6二金引 ▲4九飛 △4五歩 ▲6五馬
*次に、▲3二馬の狙いがあるんです
△2三銀
*▲3二馬を防いだ手です
▲9四歩
*この端攻めが、今までのコンピュータではなかなかできなかった
△同 歩 ▲9三歩
*先に2歩損するんです だから今までは端攻めがなかなかできなかった
*
*これを△同銀なら▲5五馬で、桂取りと▲6三歩成の両狙いがあります
△同 香 ▲8五桂 △3四馬 ▲9八香
*これもうまい手です
△4六歩 ▲同 飛 △4四歩
*後手は指す手がなくて、困っているんです
*△4五桂と活用させる意味ですね
*先手に歩を渡すんで、いい手じゃないんですけどね
▲4九飛
*戻られちゃった(笑)
△4五桂 ▲6六銀 △5七歩 ▲9九飛
*ここですでに、GPSは+1000以上の評価、金の丸得以上の評価です
*コンピュータにこういう端攻めが出来るとは思わなかったですね
△5八歩成 ▲9三桂不成
*この成らずの手は、後で聞くと、相手を迷わせる意味だったそうです(笑)
△同 銀 ▲9七香打
*攻め方、完璧です
△8二桂 ▲9四香
*奨励会員か、プロ並みの攻め方です
△同 桂 ▲同 香 △同 銀 ▲同 飛 △9二香 ▲9三歩
△同 香 ▲同飛成 △同 桂 ▲9四歩
*攻め方、完璧です
△9二歩 ▲9九香
*もう端が受からないです
△7四歩 ▲9三歩成 △同 歩 ▲5五馬
*▲6三歩成を見せています
△5四歩 ▲6三歩成 △5五歩 ▲6二と △6八と
*これは水平線効果、先延ばししただけです
▲同金寄 △6二金 ▲9三香成
*必至がかかりました
△7九角
*▲同玉なら△9九飛なんですがね
▲8九玉 △8八香 ▲7八玉 △9二飛 ▲8五桂
まで137手で先手の勝ち
以前、見逃した私は、勝又教授の解説をやっと見ることができました(^^;
解説してくれた中から、決勝リーグの将棋をいくつか取り上げてみたいと思います
解説はすべて勝又教授のコメントです (持ち時間は25分切れ負け)
棋譜のソースはここに全部あります↓
http://homepage.mac.com/junichi_takada/wcsc20/
まずはGPS将棋(コンピュータ300台をつなげたマシン)vs激指です
勝又「GPSの駒の損得を重視しない、機械学習が成功したという代表的な将棋」
解説は75手目からです
開始日時:2010/05/04
先手:GPS将棋
後手:激指
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △4二飛
▲5六歩 △6二玉 ▲6八玉 △7二玉 ▲7八玉 △8二玉
▲5八金右 △3二銀 ▲9六歩 △9二香 ▲5七銀 △9一玉
▲7七角 △8二銀 ▲8六歩 △4三銀 ▲9五歩 △5二金左
▲8八銀 △6四歩 ▲8七銀 △7四歩 ▲8八玉 △7一金
▲7八金 △6三金 ▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △7二飛
▲6六歩 △7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7二飛
▲6七金右 △5四歩 ▲5九角 △4五歩 ▲7七桂 △4四銀
▲2六角 △5五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲7一角成 △同 飛
▲5六歩 △4四銀 ▲4三金 △6九角 ▲3五歩 △同 歩
▲2四歩 △同 歩 ▲3三金 △同 銀 ▲2三角 △7二金
▲4八飛 △5八歩 ▲4九飛 △5九歩成 ▲同 飛 △4七角成
▲4五角成 △2五馬
*この局面、GPSはすでにかなり先手優勢と認識しているんです 1歩損していて、相手が穴熊なんですけどね
▲6五歩 △同 歩 ▲2二歩
*これがうまい手
△同 銀 ▲5五馬 △3三桂
*ここで▲2三歩は、△5四歩▲4四馬△4一飛で受かります
▲6四歩
*この拠点が大きいと見ているんですね
△6二金引 ▲4九飛 △4五歩 ▲6五馬
*次に、▲3二馬の狙いがあるんです
△2三銀
*▲3二馬を防いだ手です
▲9四歩
*この端攻めが、今までのコンピュータではなかなかできなかった
△同 歩 ▲9三歩
*先に2歩損するんです だから今までは端攻めがなかなかできなかった
*
*これを△同銀なら▲5五馬で、桂取りと▲6三歩成の両狙いがあります
△同 香 ▲8五桂 △3四馬 ▲9八香
*これもうまい手です
△4六歩 ▲同 飛 △4四歩
*後手は指す手がなくて、困っているんです
*△4五桂と活用させる意味ですね
*先手に歩を渡すんで、いい手じゃないんですけどね
▲4九飛
*戻られちゃった(笑)
△4五桂 ▲6六銀 △5七歩 ▲9九飛
*ここですでに、GPSは+1000以上の評価、金の丸得以上の評価です
*コンピュータにこういう端攻めが出来るとは思わなかったですね
△5八歩成 ▲9三桂不成
*この成らずの手は、後で聞くと、相手を迷わせる意味だったそうです(笑)
△同 銀 ▲9七香打
*攻め方、完璧です
△8二桂 ▲9四香
*奨励会員か、プロ並みの攻め方です
△同 桂 ▲同 香 △同 銀 ▲同 飛 △9二香 ▲9三歩
△同 香 ▲同飛成 △同 桂 ▲9四歩
*攻め方、完璧です
△9二歩 ▲9九香
*もう端が受からないです
△7四歩 ▲9三歩成 △同 歩 ▲5五馬
*▲6三歩成を見せています
△5四歩 ▲6三歩成 △5五歩 ▲6二と △6八と
*これは水平線効果、先延ばししただけです
▲同金寄 △6二金 ▲9三香成
*必至がかかりました
△7九角
*▲同玉なら△9九飛なんですがね
▲8九玉 △8八香 ▲7八玉 △9二飛 ▲8五桂
まで137手で先手の勝ち
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