佐藤康光九段vs屋敷伸之九段   NHK杯  2回戦
解説 米長邦雄

解説に米長会長がきたー 白髪になっているが、肌にツヤがあるね 会長67歳、まだまだ元気そうだ
矢内は相変わらずのツヤッツヤの黒髪だ 今回は散々、米長さんに笑わされることになる(^^;

自分は普段、メモを取りながら見ているんだけど、いつもは3枚くらいで収まるメモ用紙が、
今回は書くことがいっぱいで、6枚にもなった
米長さん、ひさしぶりの解説とあって、張り切ってたね(笑)

米長「康光は、四段の頃から私より強かった イベントの出演等を頼んだら、ハイッと返事がくる
 彼のことを悪くいう人はいないんじゃないかな」
(ギズモ注:しかし、3年前のボナンザvs渡辺の戦いのとき、
 米長が、渡辺の前に、康光にボナンザとの対戦を依頼したら、康光は断ったのだった
 これは米長がTVで言っていたので間違いないです)

米長「屋敷の特徴は声、ずーっと遠くまで、よく聞こえる 演説か公演に向いている
 ただ、歌はダメでしょうね」
矢内「フフフ(笑)」

事前のインタビュー
康光「屋敷の印象は、最近は手厚い、攻守にバランスの取れている印象
 昨年のNHK杯2回戦での将棋は横歩取りの激しい将棋だった、
 屋敷も何でも指すので、戦型は始まってからのお楽しみ」

屋敷「康光は、攻めも受けも強い手を好む 非常な攻め将棋 戦型は予測不能
 序盤から激しくなるんじゃないか」

自分の見たところ、康光は若い頃は本格的な戦型を指していたが、
今は他の誰もマネしないムチャクチャな形をよく指すようになった
一方、屋敷は、若い頃は中終盤で、誰も思いつかないような意表を突く手をよく指し、
「お化け屋敷」とか「忍者屋敷」と呼ばれたものだ 今はそんな異名はなくなり、バランス型になっている
そういう意味で、年齢を経て棋風が変わった2人の一戦だ

先手康光で、横歩取りの完全な力戦将棋に進んだ
この一局、米長さんの独演会になった 以下、ほとんどずーっと米長さんの解説の抜き出しです(^^;

康光の▲9六歩の変化技に、瞬時に噛み砕いて説明をする米長
うんうん、わかりやすいよ、いいよいいよ~
米長「どう、おじちゃんの解説は? いい?」
矢内「はい(笑)」
米長「そう言ってくれるのはあなただけです」

米長「今まで、こういう横歩取りの激しいピストルの撃ち合いの将棋を指していた人が、それを
 指さなくなった時は、年を取った、ということです 化粧のノリが悪くなった、ってことです」
矢内「非常によくわかります(笑)」
・・・あああ、この矢内のコメント、矢内も30歳で、お肌の曲がり角なのか~(^^;

米長「康光のため息と、屋敷のため息は全く違う 咳(セキ)で有名な猫好きな九段もいるけどね」
・・・それはヒフミンじゃないですか(笑) まだエサをやり続けてるのでしょうかね

▲9七角と、ひねり飛車模様に角を上がった手に、
米長「飛車を成りこまれたら、どうするの、矢内先生?」
矢内「▲8八角・・・」
米長「あ~! そういう手があるのかあ~」
矢内「(笑)」

米長「私の昔の著書に、『振り飛車には角交換』とか、『角が向かい合ったら、先に交換するのは
 手損だからダメ』とか書いてあるんだけど、どうなるんだろう、あれはね
 印税とか返さなきゃいけないのかなあ?」
矢内「それは・・・(笑)」
米長「返さなくていいの? もう使っちゃったからなー」

米長「一番いい手は、最善手の連続だけど、そうもいかない
 次にいい手は、相手を迷わせる手、相手は人間だから間違える」
ふんふん、なるほどね

屋敷の△4二銀を当てた矢内に対し、拍手する米長
米長「矢内先生、矢内先生、(当たりました)パチパチパチ」
・・・米長さん、やりたい放題ですね(^^;
御年67歳にして、矢内を口説くように解説しているのがいいですね (長いのでその2に続きます)