今週発売の週刊将棋(10月20日号)に、棋譜が載っていましたので、
その記事を参考に、私の感想を書きました

開始日時:2010/10/11
棋戦:特別対局
持ち時間:3時間
場所:東京大学
先手:清水市代女流王将 
後手:あから2010

▲2六歩
*清水の居飛車へのこだわりを感じさせる初手
△3四歩 ▲7六歩 △3三角
*こ、これは? 週刊将棋によれば、「これが用意の作戦で、角交換形はコンピュータのペースの戦いになるという判断だ。そして清水はこの△3三角は苦手という分析もしていた。」
▲同角成
*気合いで取りましたね
△同 桂 ▲7八金
*この手はどうなのでしょうか? はじめから清水は、この金上がりから穴熊の構想だったようです
△4二飛 ▲4八銀 △6二玉 ▲6八玉 △7二玉 ▲2五歩
△8二玉
*ここで、激指に訊くと、次に▲2四歩の変化もあるようです
*以下、▲2四歩△同歩に、▲同飛は△2二飛で後手有利ですが、▲2四歩△同歩▲2三角△2五角で一局のようです
▲7七玉
*強引に穴熊を目指しましたね
△2二飛 ▲8八玉 △7二銀 ▲5六歩 △4二銀 ▲3六歩
*△2五桂を警戒したのでしょう
*先手はここを突くので、穴熊との相性がどうか
△5四歩 ▲3七桂 △5三銀 ▲9八香
*清水、予定の穴熊ですが・・・ どうなんでしょうね
*盤面右と左、よくばりすぎの感がある気もしますがね
△4四角
*いきなり来ました! でも、▲9八香をとがめるなら、この一手か
▲7七角
*激指定跡道場2によれば、▲6六角と合わせるほうが有力とのこと
△同角成
*ここで桂と金、どっちで取るかが難しい
*しかし、穴熊にするつもりなら、桂では取れないですね
*スカスカの穴熊になっちゃいますからね
▲同 金 △6四銀 ▲5九金 △4四角
*また打ってきたー
▲4六歩 △6五銀 ▲4五歩
*ここで、あからの合議の票が、△4五同桂39票、△5三角30票、△7七角成21票と割れたそうです
*△7七角成を推したのは、ボナンザだそうです(笑)
△同 桂
*関西会館で、久保二冠が「どういう思考でこれを指したか知りたい」と言っていた手 いきなり桂損ですもんね
*週刊将棋によれば、清水は「読み筋通りだった」とのこと
▲同 桂 △5六銀
*この手も清水の読み筋通り(控え室は△7六銀)とのこと
*ここで清水は50分ほど長考したが、局後に清水「時間を使いすぎた」
▲5三桂打 △5一金左 ▲6一桂成 △同 金
*この瞬間は先手の金得なんですけどね
*ここで関西会館では久保二冠が「▲3三角と打って、清水が優勢」と言っていましたが、時間の都合で解説会が終わってしまいました・・・orz
*(▲2四歩は入らなさそう、とのことでした ▲2三歩成の瞬間、△2七歩の叩きもありますからね)
▲6六金打
*手堅い手なんですけど・・・
△4五銀
*これで、局面が長引くことが決定してしまいましたね
▲2四歩 △同 歩 ▲3一角
*これくらいでしょうね
△2三飛 ▲4二角成 △7四桂
*ここから桂を使われてしまいます
▲5七銀 △8五桂
*うーむ、もうどっちかの金を取られることは確定しましたね
▲6八金
*ここで、あからの合議が票が割れたとのこと
*△7七桂成と、△7七桂不成に割れて、最大考慮の1手8分消費することになった、とのこと(笑)
△7七桂成 ▲同 金 △6六桂
*ぐあ、両方の金を取られてしまった
▲同 銀
*次の一手が、考えつきにくいコンピュータらしい手でしたね
△5二金打
*こんな手があるんでしょうか?
▲3二馬
*ありがたく馬を寄るけど、後手はこれでいいの?
△2二飛
*ぶつけてきました
▲同 馬
*取った、けど、▲3一馬が有力だった、と、当日2chを見ていた友人Nが言ってました
*だけど、取りたくなりますよね 
△同 角
*次の手が意味のわからない手でした 清水、もう時間に追われたのかもしれないですね
▲8六桂
*これ、つなぎ桂の狙い、それはバレバレ、コンピュータがこんな手を怖がるわけはないですね
*どう見ても、▲2四飛と走りたかった・・・
*次のあからの手が驚愕の一手でしたね この次の一手を正解したらすごい!
△6九金
*なんじゃこりゃ~!?
*△3三角と△6九金で、票が割れ、8分の考慮になったそうです
▲7八金 △5七角
*週刊将棋によれば、「清水が一手だけびっくりしたのがこの角だった。」
▲7七銀
*「すでに秒読みの清水はとっさに▲7七銀とした。途端にコンピュータ側が優勢と形勢判断の数値を跳ね上げた。ここでは▲7七桂ならまだあやがあった。」
△5六銀
*かさにかかって攻められてます
▲5八飛 △5五角
*この手の意味がわからないです
▲4九飛
*自陣飛車を打って、一瞬はっとさせました
△7九金
*が、こう取られてみると、取り返す駒がないじゃないですか
▲同 金 △6七銀成
*勝負あったか
▲5七飛 △同成銀 ▲6六角
*ここから逆転されるほど、コンピュータは弱くなさそうです
△5八飛
*桂を合駒したら、▲7四桂の筋がなくなって、もう勝ち目がないですね
▲9九玉 △8五銀
*この銀の狙いは?
▲5九金 △3八飛成 ▲5七角 △8六銀
*△8五銀の狙いは、この桂を取ることだったんですね ▲同歩は詰みですね
▲6六銀打 △9五桂
*ここで清水が投了しました
*激指定跡道場2によれば、-4350という点差がついているので、もうダメですね


<感想のまとめ>
清水さんとしては、中盤で、守りの金2枚を桂2枚と交換されてしまったのが痛かったと思います
あそこでそれを回避する順はなかったのでしょうか?

それ以降は、もうあからが押しまくりで、清水さんは圧倒された印象です
実質、△5二金打と固められてからは勝負あったと思います
終盤は歴然とした力の差を感じました

△6九金の貼り付きにはびっくりです あの手は男子プロでも読めないんじゃないでしょうか
そのあからの方も、桂の成る、成らずで票が割れて時間がかかったということで、
合議が必ずしも最善とも言えないようですね

清水さん、ものすごいプレッシャーがかかったと思います 
連盟のトップページでも、当日までの秒読みの画像が出て、相当な盛り上げ方でしたもんね(^^;
よく戦ってくれたと思います 非常に面白く棋譜を見させてもらいました
ただ、清水さんとまた再戦させるという話も出たようですが、正直、返り討ちにあうだけかと・・・
今度は男子プロとの対戦を見たいです!