第19期 銀河戦
本戦Cブロック 2回戦
川上 猛六段 vs 藤倉勇樹四段
対局日: 2010年9月9日
解説:熊坂 学四段
聞き手:熊倉紫野女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

うわー、クマー、ハゲてるー 前にもみたが、今回あらためて見て、やっぱり相当ハゲてる
熊倉さん、ちょっと髪の毛をわけてあげてよ・・・

22年度の成績は、川上5勝6敗 藤倉3勝5敗 2人の対戦成績は1-1のイーブン
クマー「川上、藤倉ともに、居飛車、振り飛車、両方指す」

先手川上で居飛車、後手藤倉の立石流になった
角交換になり、駒組みが進んだ クマー「後手としては不満のない展開」

そして、飛車交換にもなったが、後手の桂が3三に跳ねている関係上、取られない
一方、先手は桂、香、拾われてしまった ここ、川上があまりにも無策すぎたと思う
クマー「藤倉が駒得してうまく指している」

川上、このまま負けるのか、と思って見ていると、なんと▲8九飛と自陣飛車を打ったではないか!
自玉の下に自陣飛車、こういうのはなかなか見ないなー(^^;
ならば、と藤倉も銀を自陣に投入! もう、どっちの玉も寄せが見えない
クマー「長期戦になりました」

川上、まだ駒損しているので苦しい・・・と思っていたら、9筋から手を作って、
なんと妖しい空気に! 9筋に香車4枚が入り組んでいる これもめずらしい(^^;
クマー「雰囲気は逆転」

ここから藤倉は玉の早逃げ、それを川上が追いかける展開
藤倉が逃げるか川上が寄せきるか、という熱戦になった

理論的にはクマーが言うように、藤倉の玉は寄らないはずなのだが、もう延々秒読みが続いている
藤倉は1手ミスしたら終わりだ うわー、もう自分だったら何回もトン死してるよ 
攻めるほうも大変で、必死に食らいつく川上
寄せるのか、逃げ切るのか・・・!

結果、190手で藤倉がギリギリで余し、勝利を手にした あー、これは熱戦だった
藤倉、プロの芸を見せたと思う 
たいがい、ミスして寄せられてしまうものだと思う よく逃げ切ったね

こういうのは心技体、そろっていないとできないことだろう
藤倉と言えば、正直、全然目立たないのだが、力はあるんだよね
こういう勝ち方は感心する さすがプロだ

川上は、終盤になってから力を見せたが、いかんせん、序盤が無策すぎた・・・
立石流の理想形に組まれ、典型的なさばきの成功形にもっていかれてしまったのが敗因と思う
190手の熱戦、楽しませてもらいました