第19期 銀河戦
本戦Gブロック 2回戦
長岡裕也四段 vs 清水上徹アマ
対局日: 2010年9月12日
解説:瀬川晶司四段
聞き手:竹部さゆり女流三段
記録:伊藤明日香女流初段

22年度の成績は、長岡5勝7敗 長岡は予選でシーザーに勝ち

瀬川「長岡は研究家で、序盤に精通している 以前は振り党だったが最近は居飛車が多い
 清水上は、私がアマ時代、NECの団体戦で力強い仲間だった、個人戦では強敵だった」

雑談で、竹部「瀬川さんは気持ち的には清水上アマの応援ですか?」
瀬川「いや、中立です 今はプロなんで(笑) コウモリのような立場で(^^;」
ここは面白かった

先手長岡で、居飛車の▲3七銀急戦、後手の清水上はゴキゲンだ
途中まで竜王戦決勝トーナメントの▲羽生vs△阿久津と同じ進行で進む
瀬川「プロ間で流行している最新形、互いの研究のぶつかりあい」

互いに玉を囲う前に戦いが始まった
清水上が△7六飛と横歩を取ったので、横歩取りのような空中戦になった
飛車、角、桂が乱舞する将棋だ
これは私にはとうてい指しこなせないわ(^^;

盤面、早くも終盤になり、
長岡が6三の地点を▲7五桂と打って攻めた手に対し、清水上は△6四歩と突き出す、手筋の受け
▲同飛なら△6二歩とへこんで受けようという意味だ
瀬川「この受けはさすが、他にも受け方はいっぱいあったが、この受け以外ではダメそう」
と言っていたのだが・・・
長岡、今空いた6三の地点に、▲6三飛と放り込んだ! うーお! こ、これは・・・
瀬川「決まったかもしれませんね」

実際、決まっていた 清水上、後はいくばくもなく必至に追い込まれた
63手で長岡の勝ち うおー、長岡、あ、鮮やか!!
一手前の△6四歩が盲点になりやすい受けだっただけに、
直後の▲6三飛の打ち込みが浮かんだのはすごい!
瀬川「▲6三飛がすばらしい手だった 短手数だが好局だった」

長岡と言えば、はっきり言って目立たないプロなのに、このレベルの高さ、やはり男子プロは強い!
そう思わされた一局だった 
感想戦があったが、さすがに研究されている局面だけあって、
内容のレベルが高すぎて、ついていけなかった(^^; 
次の一手のような会心の手が見れて、気分がスカッとした一局だった