PM5時、解説者の福崎九段登場 拍手が起こる
開始直後は客は35人くらいだったが、すぐに増えて60人以上いたんじゃないだろうか

福崎「みなさん、こんばんは 羽生はめったに負けない人なんですけどね
2年前、3連勝から4連敗でね 勝負事は怖いですね
1局目は羽生が後手で横歩取りで負け 2局目は羽生が先手相矢倉で負け
3局目は羽生が後手横歩取りで逆転勝ち さて、本局は羽生先手で角換わりになってます」
角換わりの相腰掛け銀になりましたね どんな将棋になるんでしょうね

福崎「途中、ご質問があれば、どんどん手を挙げてくださいね
じゃあ解説を始めます ▲7六歩に△8四歩・・・」
常連のおじいちゃん「あのー、その△8四歩のところなんですが」
福崎「もう質問ですか(^^;」
そのおじいちゃん、その後も何回も質問して、福崎さんを困らせることになった
だって、そのおじいちゃんの質問、今ひとつ要領を得ないんだよね

おじいちゃんに対して福崎「結局、強い人が勝つんですよ 序盤はどうやってもね
2手目からこんなに話していたら、何時間かかるかわからんね~(笑)」

福崎「どちらかというと、東京の棋士はオーソドックスに指しますね、関西の棋士は早く変化しますね」
駒組みが進む 両方の陣の歩が伸びていく
福崎「国境線をはさんでにらみあっている、どこかの国どうしみたいになってるね」

福崎「▲4八飛で、もう同形ではなくなりましたね 3七のキズを守りたくて、▲5八金でなく▲3八金と上がる駒組みをするアマチュアの人がいるんですが、それはたいがい終盤で玉が薄くて負けますね」

羽生の駒組みに対し、渡辺は△6五歩で反撃を見せた
福崎「△3五歩と後手から攻めようという手ですね」
羽生は▲6四角と打って対抗
福崎「この角がうまく使えるかどうかですね」

客のおじさん「渡辺は何才でしたっけ?」
ここでマジカルエミちゃんが発言「渡辺は初タイトルが20才で、6連覇しているから今26才です」
福崎「エミちゃん、何でもよく知ってるね~」

渡辺、72分の大長考で工夫の△4六歩の突き出し
ここで羽生も長考、77分考え、封じ手
福崎「この△4六歩はいい手でしたね 焦点をずらそうという手ですね △4六歩は、釣り糸に垂らしたエサを下げたような手」

ここから、BSのインタビューで事前に羽生が「先手なんで積極的にいきたい」と言っていたとおり、
羽生は猛攻を仕掛けることになる
数手進み、福崎「▲4二角成、とドキューンと行きましたね 私ならドキューンと言いながら指します」

この仕掛けから▲4二角成と行くまでの辺り、自分は疑問の変化がたくさんあったが、どうにも質問しにくい雰囲気だった
だって、福崎さん、いかにも「この辺りは変化が多すぎて、質問されたら困るな~」という感じで解説しているんだもんね(^^;
エミちゃんが1人で質問していたが、それ以外のお客からの質問はなかった

福崎「羽生に攻められても、受けきれるという渡辺の一連の大局観ですね」
羽生の攻め、渡辺の受けという展開で局面が進んでいく
福崎「▲3三歩成は軽い手ですね △同桂なら3四に金か銀かを打とうというね
渡辺は△3四玉と上がってきましたよ~ アメフトのタッチヤードのような手だね」

ここで、休憩をかねて次の一手クイズになった
福崎さん、候補手を3つ言って、さらにヒントで「過激な手です」と言うもんだから、
もう正解はバレバレ(^^; (正解は▲4四金と打つ手だった)

休憩再開後
福崎「クイズの正解はなんと! ▲2二歩!・・・じゃないよ~(笑) ▲4四金!」
スタッフ「正解者は40名いらっしゃいます」
福崎「あれ、ここ30人しかいないのに?」
・・・お客はどう見ても60人以上いますね(^^; (つづく)