木村一基八段vs松尾 歩七段   NHK杯 2回戦
解説 郷田真隆

さーて、今週の矢内は・・・と思っていたら、高校生みたいな矢内がキター
どうみても、学制服を着た高校生! オシャレ気がなさすぎ! 
矢内のファッションセンス、どうなってんの?(^^;
でも、逆に考えれば、30才なのに、高校生に見える矢内、まだ若いね 
まだまだいけるよー いいよいいよー

A級の木村と、B1でAへの昇級を狙う位置につける松尾の対局か 好カードだ
竜王戦は、木村が2組で松尾が1組なんだね ちなみに2人の対局成績は5-5の互角か
解説は郷田、これは頼もしい

郷田「木村は『千駄ヶ谷の受け師』の異名を持つ、独特の強靭な受け将棋
 松尾は軽快な攻め将棋、対照的な2人」

事前のインタビュー
木村「松尾とは研究会をいっしょにやっていて親しい 
 松尾は研究熱心で、つけいるスキがなくて、正直困ってます(笑)
 松尾は横歩取りが得意なんで、そうなるかな
 彼は勝ちを意識すると手が震えるので、そういうのを見ないようにしたい」

松尾「木村は普段は楽しくて優しい先輩なんですけど、対局の時は気迫がすごくて勝負の鬼
 戦型は考えていない 集中してしっかり勢いのある将棋を指したい」

先手木村で、横歩取り△8五飛になった 木村は中住まいで対応
郷田「先手に色々対応策があるが、最もベーシックな形」
いいねえ、郷田の解説は非常にわかりやすい

後手良しの変化を解説する郷田、
郷田「こうなると後手必勝、対局料没収です」
矢内「(笑)」
おお、郷田、ギャグも言うのか 知らなかった(^^;

この一局、どこかで見たことがある局面だ・・・と思っていたら、
なんと45手目の▲4七銀のところまでが、11月10、11日の竜王戦第3局、
▲渡辺vs△羽生の将棋と同一局面になった
最近、この形がはやっているのか、それとも研究課題なのかもしれない

44手目の△3一玉のところまでで、松尾はもう5回も考慮時間を使っていた
そして、46手目、松尾が△6六歩と取り込み、戦いになった
(ちなみに竜王戦では羽生は△8六歩とした)
矢内「松尾の攻め、木村の受けですね」
郷田「松尾としてはここでポイントを上げられるか」

郷田のナビゲーションのおかげで、わかりやすく見ていられる
郷田の解説がなかったら、何が起きているのかさっぱりなところだ(^^;

角交換から、松尾が攻め込む展開 松尾は△8七角成、と8筋を破ってきた
木村「いやぁ~」
郷田「今、『いやぁ~』という声が聞こえましたね(笑)」

そしてここから、お互いにもう引くに引けない、一直線の寄せ合いになった
矢内「どっちが速いのか」

うわ、どっちが勝っているんだ・・・ 郷田にも形勢が全然わからないらしい
郷田「んー 険しい場面ですね」
先手玉は、危ない 木村の髪の毛と同じくらい危険な状態だ

まさに、ギリギリだ 松尾が△2七歩成とした局面、今、これ、先手玉は詰めろなのか? と思っていると、
矢内「先手玉は今、詰めろなんですか?」
おお、それ、私も聞きたかった ナイス質問だ
郷田「詰めろかどうだったかもかなり怪しい」
きわどすぎて、郷田にもわからないのか どっちが勝っているんだ ドキドキドキ

おお! △1五桂、なんていう手があるのか ここにきて、桂馬が使えるようでは、
松尾の駒がギリギリで足りていそうな雰囲気があるが、どうか・・・

ここで木村、底歩をタダのところに打つという妙手?を放つ
郷田「もう30秒下さい、という手ですね(笑)」
受け師をして、秒がもっと欲しいという、時間かせぎのタダ捨てか(^^;

郷田に「▲4九金、これもキワドイですね~」と言わせたが・・
しかし、ここではもうダメだったね
最後、相手の金を取って、詰めろをかけた木村、形づくりだ 詰まされて負け!
82手で松尾の勝ちになった ああー、緊迫した終盤だった!

郷田「ホントにギリギリの攻防、両者の持ち味が出たすばらしい将棋だったと思う」
うんうん、キビキビしたかなりの好局だったね 
「ギリギリ」「キワドイ」といった言葉が何回でてきたか、という内容だった
見ていて楽しかった

感想戦では、木村「本譜、私、自信はあったんですけど・・・」
木村「△2七歩成で、頭が真っ白になりましたね」
この感想戦のレベルが、また高いこと(^^; 
ホントに、そうとうキワドイ将棋だったんだね

この一局、郷田の解説のおかげで、なんとかついていくことができたよ
それにしても、トッププロというのは、激しい将棋をやってるねえ
激しすぎて、1手間違えたら終わりなのに、よくこんな戦法が指せるね

将棋って、レベルがここまで上がると、すごく激しい将棋もまた指せるんだね
あらためて、すごいゲームだわ、と思った
自分には横歩取りは全然向いてない、見るだけにしよう、とも思った(^^;