PM5時、谷川九段(以下、タニー)登場 拍手が起こる
お客は最終的には80人くらいいたと思う
タニー、スラッとしてるわあ 中年太りのカケラもないね

タニー「えー、みなさんこんばんは 今日は来ていただきありがとうございます
今日は終局まで解説会を進めていきたいと思います」

タニー「1局目は終盤で羽生に錯覚があり、渡辺の勝ち
2局目は渡辺がしっかり読みきって勝ち 3局目は渡辺良しから、羽生の△7五金とじっと歩を補充する手が好手、このシリーズこの一手、という好手だったと思う、それで羽生の逆転勝ち 4局目は羽生の逆転勝ち」

タニー「羽生名人の作戦は、この竜王戦、3局連続して横歩取りでした 
羽生の後手番は、今期半分くらい横歩取りを指していますね」

タニーはあんまり雑談なしで、解説を進めていく 
技術的な話が中心の解説会だったので、このブログに書くこともどうしても符号が多くなるが、もう仕方ないところか(^^;

タニー「先手は▲8七歩を保留して、△8五飛を嫌いましたね 後手は飛車を左右に振って、先手に飛車をぶつけられて交換を拒否、一見すると後手は何をしたかわからないが、先手も▲2八銀と、銀を逆方向に上がらされた、▲7五歩も伸びすぎの可能性がある」

タニー「山崎、豊島、菅井、そして私、というメンバーで研究会をやってるんです 最新情報を、若手に教わってます(^^; 豊島君と菅井君の年齢を足しても、私より下、ということで」
お客「(笑)」
タニーは47才、豊島20才、菅井18才ですもんね

タニー「封じ手の局面、検討陣は、先手を持ちたい、という人が多かったです 先手は一歩得で、▲4五銀がいい形 しかし、将棋は優勢勝ち、という概念はないゲームなので、どこかで渡辺は具体的に動いていかなければならない だからバランスは取れていると思う」

渡辺が▲9七角と上がって、▲6四角切りを狙って、動いていった
タニー「渡辺が攻めて行きましたね ▲3三歩成です ▲6四角も行きました
しかし、後手も駒がほぐれましたよ 6四の銀もさばけて、2二の銀も壁でしたからね」

タニー「最前列で、ケータイで棋譜を見ていらっしゃる方が・・・(^^;
今、次の一手クイズというのを、非常に出しにくい時代になりました
ケータイを持ってる人は次の手をもう知っていますからね(笑)
そこで、今日は、次の一手クイズをやめて、終局時の手数当てクイズ、にしたいと思います」

今回も来ていたマジカルエミちゃん「マジカルエミです! 現在の手数は?」
タニー「81手です」
エミちゃん、今回はタニーということで、静かでしたね いつもは質問しまくるのに、それほど発言もありませんでしたね
タニーが前に立って解説していると、空気が張り詰めて、緊張感がありますもんね

タニーは棋譜より先の展開を解説していく 後からスタッフから棋譜を受け取ると、解説のとおりに実戦が進んでいる、というパターンだ さすがタニーだ

実戦、どんどん手が進んで、羽生玉が寄るや寄らざるや、なんだかもう終局しそうではないか?
タニー「先手は駒損なので、寄せがないとダメ」
お客「▲7一銀と縛れば?」
検討するタニー「これは相当受けにくそうですね~」

98手目、△2三銀のところで、終局の手数当てクイズになった
常連のおじいちゃん「▲2四飛と、切ってから縛れば?」
タニー「そうですね ▲7二金と縛って、これは非常に厳しいですか・・・ 渡辺が大きなチャンスを迎えてますね」
な、何い~ まだ5時台なのに、もう終局寸前ではないか? 羽生がこんなあっさり負けるのか?

で、終局の手数当てクイズ、私はどうするかな~、と思ったが、羽生だからなんとかするかも?と思い、まあ長めに130手、と書いておくか、と思った しかし、「130」と紙に書こうとして、なぜか「3」より先に、「0」と書いてしまった うわ、書き間違えた
もう、訂正するのもめんどうくさいので、「0」を「6」に書き直して、「160手」と書いた
さすがに、160手は長すぎるか、と思ったが、これが後々、大きな意味を持つことになった (つづく)