第19期 銀河戦
本戦Cブロック 3回戦
遠山雄亮四段 vs 藤倉勇樹四段
対局日:2010年10月6日
解説:小林裕士六段
聞き手:村田智穂女流初段
記録:井道千尋女流初段

ブロガー遠山の登場 どんな将棋を見せてくれるか
藤倉は2連勝中、遠山は予選で近藤に勝って本戦進出 2人とも30才

22年度の成績は、藤倉4勝5敗 遠山12勝2敗 2人の対戦成績は藤倉の1-0
遠山の成績がハンパなくいいね すごい(^^;

解説はデカコバだ デカコバ、でかっ! さすが185cm 93㎏だ
聞き手の161cmの村田がすごく小さく見える
あら、年鑑を見ると、遠山もけっこう背が高いね 183cm 70㎏か こっちはスマートだね

デカコバ「2人とも振り飛車党、藤倉は角道を止めて四間にするイメージがある
 遠山は三間かゴキゲンにするイメージ 相振りになるか、遠山が居飛車にするか」

先手藤倉で、相振りになった ▲三間+美濃vs△向かい飛車+△7二金型の囲いだ
デカコバ「遠山が△7二金型が好きなのは知ってました」
へー、細かいところまでよく知ってるね

デカコバ「相振りは力戦なんで、構想が大事 構想を間違うと、作戦負けから押し切られることが多い
 相振りは大差にもなりやすい」

デカコバ「遠山はケータイ事業の編集長をしていて、がんばっている
 忙しいはずなんですけど、将棋も絶好調ですね」
12勝2敗っていうのはすごいよね

序盤、かなりスローペースで進む 遠山のほうはどうやって囲いを固めるか、だったが、
△6三金左と上がって、△7四歩の逆襲を見せた 先手の攻め駒を攻める構想だ

デカコバ「遠山の構想がうまかったかも さすが・・・ これは藤倉、指し手が難しい」
と言っていたが、藤倉のほうも、左銀を玉のほうへもってきて、金銀4枚で固めた
両者、金銀4枚の囲い、ものすごく固い(^^;

デカコバ「相振りの中でも、かなりの持久戦になりました」
ふー、見ていて神経を使う それにしても長い序盤だ 開始からもうすぐ1時間が経つぞ

デカコバ「お互いに何を指していいものか難しい、手詰まりもよう」
村田「お互いにこれだけ固いと、どこから攻めていいものか(^^;」
デカコバ「お二人とも、手厚い棋風なんでね」

開始から1時間を少し過ぎたころ、藤倉が局面を打開した
やはり、先手番だから、という意識があったのだろう
打開した結果、藤倉の銀が死んだが、銀を取られる間に攻めが続くか、という将棋になった

藤倉はもう考慮時間もなくなった 遠山も少ない
デカコバ「藤倉としてはちょっと厳しい戦いかも 遠山が優勢と思うが、秒読みなんでね」

銀損した藤倉、飛車も切っての猛攻!
デカコバ「もう何枚損しても、同じなんで」
藤倉の攻めが続くか、遠山が受けきるか?
一瞬、飛車損になった藤倉だが、
デカコバ「よく見ると、色んな攻め筋がありますね~ けっこう大変ですね~」
おお、意外と大変なのか ドキドキドキ

が、ここで遠山の冷静な受けが出た △7五歩、と打って、先手の9七の角を遮断した手が好手!
デカコバ「△7五歩は大人の指し方でしたね いい手でしたね」
これはいっぺんに後手が手厚くなった 攻めが切れそう・・・
デカコバ「ちょっと攻めが切れちゃいましたかね」

藤倉、いい手が見つからない 遠山は間違える気配がない 
デカコバ「これは完全に藤倉の攻めが切れちゃったかっこうになりました」 

勝勢になった遠山、確実に勝つ、安全勝ちの順もあったのだが、銀を引っ掛けて攻め合いに!
これにはデカコバはびっくりだ 自分も見ていて、大丈夫か!?と思った
デカコバ「遠山は、角が素抜かれるのをうっかりしているんじゃないでしょうね?
 この指し方は非常に危ないですね~」

が、今、絶好調の遠山に、この心配は杞憂(きゆう)だった
遠山は先手玉が必至になるのをきちんと読みきって、攻めに踏み込んだのだった
遠山、相手に形を作らせてあげる余裕! ひゅーひゅー、かっこいいね
遠山はきっちりと必至をかけ、結果、112手で遠山の快勝に終わった

デカコバ「遠山の、序盤で△3二飛と寄った手が印象的だった
 藤倉の攻めを、一手受け間違えれば逆転だったが、遠山が見事に受けきった」
序盤の△3二飛という手は、一見何でもない手に見えて、先手の攻め筋を防ぐ、隠れた好手だったのか

好調の遠山にしてみれば、この銀河戦、まず一勝、というところだろう
先手の仕掛けを封じ、無理攻めしてきたところを受け切って勝った、
という後手番の理想的な勝ち方と思う
最後の寄せは、今の遠山の好調ぶりを感じさせたね うんうん、遠山、磐石の勝ちだった