参考までに、NHK杯は私はTVを見た後、PCではいつもこのページで棋譜を見させてもらってます↓
http://homepage3.nifty.com/amihot/

郷田真隆九段vs豊島将之六段   NHK杯 3回戦
解説 久保利明

おお、矢内、服が白い! ホワイトクリスマスファッションだね
髪にウェーブをかけて、胸元には十字架のネックレス いいよいいよー
日曜日のひととき、NHK杯で楽しむよー

さて、今回から3回戦、ベスト16だ いきなり大注目の豊島登場
王将戦リーグで並み居る強豪を連破し、挑戦者になった豊島が
どんな将棋を見せてくれるのか、ワクワクだ

解説の久保「郷田は一本軸を持っていて、妥協を許さない、切り込んでいく力強い棋風
 豊島はオールラウンダー、彼も本格派 本格派どうしの一戦」

事前のインタビュー
郷田「豊島とは練習対局も含め、初対戦 豊島は見た限りではバランスのいい棋風
 今日は自分らしく元気よく指せれば」

豊島「郷田はセンスの良い本筋の将棋 郷田はお手本になる将棋なので、
 僕もがんばってファンのみなさんに参考になる将棋が指せれば」

先手郷田で、豊島の4手目△5四歩が来た! ゴキゲンだ
久保が解説ということを意識してのことか? いいよいいよー

ノータイムで指していく豊島、なんと穴熊に!
え~、郷田が▲3七銀~▲4六銀の急戦で来てるのに穴熊?
のんびり△9一玉と入っているではないか 
棒銀の攻めで、▲3四歩と打たれ、△2二角と引いている こんなんでいいの? 押さえ込まれないの?
郷田は「何があるんだ?」という表情だ

久保「▲3四歩までは私も(後手を持って)指したことがあるんです
 私もホントに興味津々の戦型になりました」
そうか、▲3四歩までは前例があったのか(^^; 
局後の感想戦で、△2二角が豊島の研究手ということがわかった

郷田、慎重に考えた後、▲2四歩△同歩▲同銀と行った! そして△4四角に桂取りの▲2二歩か!
こんな攻めがあるのか なるほど
久保「これはホントに踏み込んだ郷田らしい手ですね」
豊島はどうするのか、と思っていたら、すぐに△5六歩で勝負か これでさばくのか なるほど

もういきなりの大立ち回りだ は、激しい
矢内「かなり直線的な感じに」
久保「深く読みを入れて、一直線に突き進む郷田らしい指しまわし」

ここで、雑談が入った
矢内「さばきのコツは?」
久保「駒の損得より、駒の効率を重視して考えること 
 でもそれは、先までの読みを入れていないとできない」
さすが久保、答えるのに慣れてるね

久保「豊島は7つか8つくらい、研究会に入っている 研究会と対局しかしていないんじゃないか(笑)
 慎重な谷川が『豊島は将来必ずタイトルを取る』と言ったので、びっくりした
 谷川は、自分の若い頃と豊島がダブって見えてるんじゃないか」
その豊島が、久保王将にタイトル挑戦するんだから、面白いね

さて、郷田、▲6五角と打ち、△5一飛に▲5二歩の叩き! うわあ 悩ましい歩だ
久保「ほうほうほう」 久保によると、これで馬を作って△5五角を消そうという手段らしい
実戦もそのように進んだ 矢内「こういう防ぎ方があるんですね」
さすがにレベルが高い、いいよいいよー

読み上げの貞升「郷田九段、1回目の考慮時間に入りました 残り9回です」
あら、まだ両者、考慮時間に入ってなかったのか(^^; かなり激しい将棋だ
そして、形勢判断が難しい 先手は桂得が確定しているが、後手は玉が遠い
久保「この後の展開次第で、桂損でも豊島が良くなる可能性がある」

一気に5回も考慮時間を使って、郷田が指した手は▲5三歩
久保「これも難しい手ですね~」
豊島は馬のほうを取って、飛車角交換になった 入れ替わりの激しい将棋だ
ちょっと、豊島のほうが良くなったように見えるが・・・
感想戦でも、豊島「飛車角交換になったあたりは、まあまあやれるかと思った」

久保はさすがに手がよく見えていて、候補手をスラスラ挙げて、解説していく
久保「今、豊島は攻めの手の組み合わせを考えているんですね」
8筋に歩をからめて攻めていく豊島、豊島が有利なのか・・・? 郷田はまだ2一の桂を取れないでいる

ところが! ここで、豊島、△5五角という手! ええ? うわ、感触悪い
これいいの?? まさか▲2五飛を見落とし??
久保「はぁ~ △5五角ですか これはやりづらいと思ったんですけど・・・」
結果、2八で遊んでいた先手の飛車が、絶好の5段目の位置に来てしまうことに! 

久保「豊島は攻めが切れてしまう心配がある 豊島は、固く囲って細い攻めをつなぐ、
 という現代的な指しまわし」
▲2五飛を見落としていたわけではなかったか
しかし、豊島、良い感じで攻めていたのに、攻めが続くのか・・・ 中段玉、寄せにくいのでは・・・ 

その後、互いに桂を打ち合い、攻め合いに だが、どうにも先手玉にはうまい攻めがない
久保「△5五角からの構想がどうだったか」
ええ~、豊島、まさかこのまま負けるのか?

郷田の攻めは続き、2度の▲8四桂で穴熊は薄くされ、飛車を下ろされ、豊島、なすすべなく、投了!
え~ ああ~ 豊島、負けたか~ ああ~ これは残念な内容・・・orz
せっかく良い感じで攻めていたのに、△5五角の構想がダメダメだった・・・

久保「郷田が勢いで優ったのが印象的でした」
豊島、終盤で見せ場を作れず、終局となってしまった

感想戦で、郷田「△5五角を打ってくれたんで」
久保「あ そうですね それでちょっと・・・」
豊島にしてみれば、痛恨の構想だったね

検討によれば、△5五角を打ってしまってからでも、
△8八歩~△8九歩成という手段があったということだ
豊島「そのほうが本譜よりアヤがありましたね」

うーん、今回の一局は、期待が高かった分、残念だった 豊島の終盤の強さは見れずじまい
豊島の強さはこんなものではないはず 豊島のNHK杯、また、来年に期待!