第19期 銀河戦
本戦Hブロック 3回戦
稲葉 陽四段 vs 西川和宏四段
対局日: 2010年10月26日
解説:村山慈明五段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:伊藤明日香女流初段

12月23日の木曜に放送された銀河戦
もうだいぶ日にちが経ってしまったが(^^; 

22年度の成績は、稲葉13勝5敗 西川16勝8敗 2人の対戦成績は西川の2-0

解説の村山「稲葉は早見え早指しで、攻めの鋭い棋風
 西川は今の若手にはめずらしく、角道を止める振り飛車党」

先手稲葉で、西川が角道を止めた さっそく居飛穴に潜ろうとする稲葉
西川はまず中飛車にしておいて銀を繰り出し、そこから四間に振り直す陽動っぽい戦法だ
村山「西川は後手ではいつも中飛車 そしてこれが西川の作戦」

石田流の駒組みを積極的に狙う西川、稲葉はそれを阻止すべく、まだ穴熊が未完成だが、
銀をぶつけ、早くも勝負に行った! 面白いね~ 若手はこうでなくっちゃね
お互いの囲いが出来上がる前に、角、銀をそれぞれ持ち合った

西川の飛車を6筋に回った手に、稲葉はどうやって受けるんだろう、と思っていると、
稲葉はがっちり銀を打って受けた なるほど~ それが手堅いか
西川も、歩を突き捨ててから守りに手を入れる、という考えにくい手で返す
これは2人とも強い・・・ 

西川は3筋から、稲葉は5筋からの攻め合いだ 激しい、見ていて面白い!
解説の村山も理論的で的確だ いいね

角を打って先手の飛車を攻める西川、稲葉は5筋の攻めをあきらめ、じっと飛車を6筋に寄って辛抱!
こ、これは攻めが好きな自分には指せないな~ 解説の村山も、この辛抱にはびっくりだ

2人とも実にレベルが高いと思える 自分がひさしぶりに将棋を見るからか?
何しろ、この2週間、全く将棋に接することなく過ごしたからね(^^;
でも、村山も「この辺りは細かい応酬が続いてますね」と感心している

村山が「角を打って、桂香を拾っておくくらいだろう」と解説していたところ、
稲葉の会心の構想が出る
稲葉はなんと、▲8六歩とのんびり突いて、西川の飛車を取りに行ったではないか!
おお~、8筋と9筋の歩を突いて、後手の8四にいる飛車を取る手を間に合わせようというのか
穴熊なのに8筋の歩を突いて攻める、という、すごい発想! 

そして、稲葉は後手の飛車を捕獲すること成功
さらに、自らの飛車を▲8八飛ともってきて、後手の玉頭を攻めるというめったに見ない手順を実現!
稲葉、す、すげえ 村山「この構想はすばらしいですね」 村山も絶賛だ

最後は稲葉は、自陣の安全を読み切り、飛車をばっさり切って、
後手の玉頭を攻めて鮮やかに寄せた 見事な収束だった
おおー、これは緩みのない寄せだったね ブラボーだ 稲葉強し!

村山「稲葉の▲8八飛と転回させた構想がすばらしかった 稲葉の快勝譜だった」
稲葉も強かったし、西川も負けたけど良かったよ 
ひさしぶりに将棋を見たけど、やっぱり将棋は面白いね
いや~将棋って、ホントにいいもんですね(故・水野晴郎風に)
今年もいっぱい将棋で楽しむぞ~ おう!