NHK杯の60周年企画、歴代優勝者が選ぶ名勝負10局、という番組が年末にありました
そのまとめと感想です

ゲストは羽生と矢内 うんうん、この2人を呼んできたのはいいね
まずは10位から6位まで

<10位>
第29回 3回戦 ▲ヒフミンvs△大山 
ヒフミンの▲8八金と逃げた手が大ポカの一手ばったりで、大山が△同角成として大逆転になった一局
ヒフミン「大山さんの△同角成としたときの、手の素早さ! 待ったは許さんぞ、というね(笑)」
羽生も、「△同角成はまさに電光石火だった」とのこと
あ~、これ、映像で見てみたかった(^^; 

<7位>(同票で3局)
第57回 2回戦 ▲羽生vs△中川
中川優勢で迎えた終盤、中川は勝利を確信していたのであろう 絶対負けない、と
駒音高くバシッ!と指していた
解説のヒフミンも「(羽生は持ち駒が)1枚足りないんですね」と言っていたのだが・・・!

羽生の▲2二銀の王手に、
ヒフミン「あれ、あれ、あれ、あれ、待てよ、あれ、あれ、おかしいですね もしかしてトン死?
 えーとこういって、あれれ? おかしいですよ、あれ? あれ、あ、歩が3歩あるからトン死なのかな?
 えー? これトン死なんじゃないですかね? んーと、あれ? いや これトン死かもしれません
 なんと・・・ いやーこれ、銀桂と歩が3つありますからね えっと待てよ 歩が3歩ありますからね
 歩の数が計算が・・・ えーとこういってこういって・・・
 いやちょうどピッタリ間に合いますからね これは大逆転ですね これ詰んでますよ ヒャー
 なんていう大逆転 NHK杯史上に残る大逆転じゃないかな 詰んでますもんねこれ ヒャー 
 なんとすごいことに・・・ んーいやー 歩の数がピッタリだから」
聞き手の中倉宏美「羽生マジックが出ましたね」
ヒフミン「これは羽生さんの逆転勝ちの中でも、もうあれですね、大変な大逆転ですね んー ヒャー
 驚きました ヒャー こんなことがあるんですねっていう大逆転ですね ヒャー」

これは記憶に新しいね ヒフミンの「ヒャー」連発! 
勝負としても、まさに名勝負だった一局と思う
羽生はこのときを振り返って、「加藤先生が私の気持ちを代弁してくれた、
 ヒャーとまではいかないですけど(笑)」  

<7位>
第57回 準々決勝 ▲羽生vs△長沼
長沼が羽生にまさかの勝利を収めた一局 
羽生が終盤で決め手を逃し、解説の阿部隆いわく「(長沼に)スーパーチャンス」
このチャンスを活かし、長沼は見事に羽生に勝利した

数年前、関西会館で長沼さんの解説会があり、「羽生は強い」という話題になった
そのとき、自分が長沼さんに「長沼先生は、羽生さんに勝つコツを知っているんですよね?」と聞いたら、
長沼さんが「あれはドッキリカメラでしたから」と即答したので、
お客が爆笑になったのは本当に面白かった

<7位>
第53回 1回戦 ▲畠山鎮vs中井女流
中井がNHK杯で女流の初勝利を上げた一局
(中井さんが初めてNHK杯に出たときの姿、そしてその相手となった先崎さんの姿も映った
この若い頃の先ちゃん、キムジョンイル風の眼鏡がトレードマークで、魅力があった) 

相矢倉戦で、中井が苦しみながらも、初勝利を上げた
この頃は聞き手が千葉涼子だったんだね 毎週、千葉っていうのはキツかった記憶が(^^;

<6位>
第54回 決勝 ▲羽生vs△山崎 
山崎がゴキゲン中飛車で、羽生を破り初優勝した一局 △3九銀の奇手が炸裂した
解説の中原「これはまたすごい手だね ちょっと考えづらい手だね」 
山崎の才能が発揮された一局だった

当時を振り返った羽生「△3九銀は非常に意外性のある一手で、しかも厳しかった」
が、しかし、この後、山崎は羽生に全然勝てず、対戦成績が2勝14敗くらいになってしまっているのは
悲しいところだ(^^;

<番外編>
第46回 3回戦 ▲コバケンvs△屋敷 
コバケンが角で王手され、玉を手に持って逃げようとしたのだが、
逃げ場所がなくトン死していることに気づき、玉をまた元の位置に戻した 呆然のコバケン
そして、そのまま何も指せずに、時間を「10」まで読まれて、時間切れ負け、という一局
ブザーがブーッと鳴った(^^; 
解説の井上「(コバケンが王を手に持ったままなので)王さんどこ行った(笑)」 これは面白かった

第54回 1回戦 ▲豊川vs△田村 
豊川が、▲2九歩、と思い切り打ったのだが、それが二歩!
千葉涼子「あ!!」
解説の塚田「あ 打っちゃったよ 打っちゃった」
豊川の二歩は、シチュエーションが面白かったんだろうね
この二歩は、まだましなほうと思う ずっと以前に打った▲2三歩と▲2九歩の二歩だったからね
個人的には、この後にまたあった、松尾の二歩のほうがプロとして恥ずかしかったと思う
松尾の二歩は、前の歩がさっき打ったばかりだった
相手の先崎が、せっかくのオレの快勝譜を汚すなよ・・・という雰囲気だったのが印象的だった(^^;

(その2に続く)