第19期 銀河戦
本戦Bブロック 4回戦
神崎健二七段 vs 野田敬三六段
対局日: 2010年9月29日
解説:高田尚平六段
聞き手:山口恵梨子女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

12月30日の木曜に放送された銀河戦 もう、対局日からすんごい日にちが経ってしまってるね(^^;

神崎は予選で山本に勝って本戦進出 野田は本戦3連勝中
22年度の成績は、神崎7勝7敗 野田7勝5敗 2人の対戦成績は神崎の7-2

解説の高田「神崎は居飛車党でかなりの攻め将棋 野田は居飛車党でバランスがとれた将棋」
高田さん、何度見ても、顔つきや雰囲気が皇室関係の人みたいだ

高田「神崎さんはブログの先駆者、10年以上やってますね」
聞き手の山口「どのような内容が書かれていますか?」
高田「私も数回しか見ていない(^^;」 これには笑った 
自分も神崎さんのブログは全然見てません・・・(笑) 
神崎さんといえば、2年前の棋王戦、自分は神崎さんの解説会に行ったんだよね
そのときの▲久保vs△康光は、久保が升田幸三賞を取った▲7五飛!という新手が出た一局で、
解説会がものすごく盛り上がったのを覚えている
その一局は大熱戦で、神崎さんはいっぱい手順をしゃべってくれて、解説者としてとても良かった

高田「野田は山登りが好き、野田が仲間といっしょに登っていて、『5分で行けるよ』というのが
 実際は15分くらいかかったりして、『野田分』(のだふん)というのがあったらしい
 独自の時間感覚なんでしょう(笑)」

先手神崎で居飛車、後手の野田は早々に5筋の位を取って、相手に飛車先の歩を切らせる、という
めったに見ない将棋になった 高田「昭和の将棋という感じですね」

1歩持たれてしまった野田、この作戦は現代では明らかに損なのでは・・・と思ったが、
いきなり△6五銀と速攻! おお、面白い! なんと、これで後手が作戦勝ちしていた、というではないか
局後、神崎「序盤がうかつだった」
どうやっても一局と思えたが、神崎の駒組みに問題があったのか 怖いね 

野田は2枚目の銀も前線に繰り出し、超力戦形だ
高田「モリモリと銀が出てきた(笑)」
山口「形に全くとらわれていないですね」

野田は中飛車して、神崎にも中飛車を強要させた後、四間に振りなおした
さらに、2二に角がいるのに桂も△3三桂と跳ね、もうやりたい放題だ(^^;
野田は居玉で玉は薄いが、4筋からの攻めの権利がある 
この物量攻めが先手はもう受けられないではないか? 
こ、これは神崎、苦しい どうするんだ、と思って見ていると、神崎はなんと丸々1歩損に甘んじて、
攻めを受け止めた! これは実に考えにくいな~

直後、神崎は角道を開けて、一気に開戦、全面戦争に持ち込んだ
指されてみると、絶好の構想だった 居玉の野田が困っている・・・!
まさにコロンブスの卵、神崎、強い! 高田も賞賛していた

高田「これは後手を持って苦労しそうですね~」
なにせ、後手は居玉で飛車が4一に居るのだ 超がつく玉飛接近の形だ(笑) 
その後の神崎の攻めも、実に見事なものだった 
解説の高田が、指されてみるまで気がつかない手の連発
高田「なるほど! すばらしい さすがの組み立てだと思います」

結果、神崎の快勝! 神崎、中盤以降は会心の指しまわしだったね
負けたものの、野田の序盤作戦もアマチュア的発想で、とても面白かった

実は、高田さんは、聞いていて眠くなる解説者ナンバー1と思っていたのだが(笑)、
今回は全然眠くならなかった 高田先生、すいませんでした、今回で見直しました(^^;

こういう力戦形は見ていて楽しい 神崎の会心の構想も出て、面白かった