第19期 銀河戦
本戦Dブロック 4回戦
石川陽生七段 vs 中村太地四段
対局日: 2010年10月8日
解説:植山悦行七段
聞き手:熊倉紫野女流初段
記録:伊藤明日香女流初段

1月6日の木曜に放送された銀河戦

石川は、なんと予選で佐藤天彦に勝って本戦進出、太地は前局で増田に勝ち
22年度の成績は、石川8勝6敗 太地14勝7敗 2人の対戦成績は太地の1-0

解説の植山「石川は振り飛車党だが居飛車も指す 太地は居飛車党でまっすぐな攻め将棋」

太地は前期の銀河戦では、ベスト4まで進出している 今回はどうか

先手石川で、角道を止めて持久戦になり、▲四間+銀冠vs△4枚左美濃の対抗形になった
両者、固めあって、がっぷり4つだ

左美濃を見て、聞き手の熊倉「最近ではめずらしいですね」
植山「あまり勝率が良くないからでしょうね」

中盤の折衝で、石川が4筋の位を取り、さらに▲2五桂と跳ね出すことに成功
石川は優勢を意識してだろう、駒音が高い
植山「石川は『どうじゃ!』という手つきですね こういう形になると、居飛車を持ちたくないんで、
 私は左美濃をやるのはいやなんですよ~」

まさに、そのとおりの将棋になった 石川、盤面右側で、上から押しつぶしていき、
太地を圧倒した 157手で石川の勝ち

振り返って、中盤で太地が△6四歩とした瞬間に、石川がすかさず▲4五歩、として、
「争点が違うでしょ」としたところが印象的だった

植山「石川がうまく指した、会心譜と思う」
そうだったね 太地としては左美濃に不慣れなところが出てしまったと思う

この一局、開始早々、石川は両側の端歩を突いて様子を見に来たのだが、太地はそれを受けた
そのため、居飛穴に組みにくくなった、ということだった
1筋を受けたのはともかく、9筋までは受ける必要はなかったのでは・・・
太地としては何が何でも、居飛穴を目指したほうが良かったか

聞き手は熊倉さんだったが、とてもかわいいね
安心感を与えてくれる不思議な人で、声を聞いていて安らいだ 貴重な存在だと思った