丸山忠久九段vs三浦弘行八段  NHK杯 準々決勝
解説 深浦康市

矢内、今回は化粧を濃いめでキメてきたか こんなに髪が長かったのか
「AKB48のメンバーです」と言っても、充分通用するだろう(ツッコミは却下)

さて、準々決勝も最後の一局だ これに勝ったほうがベスト4で糸谷と対戦だ
丸山と三浦かあ 難解な将棋が予想されるが、どうかな

解説の深浦「丸山は若い頃と将棋に対する姿勢が変わらず、若手に将棋を教わっている
 三浦も若手棋士に教わっている 研究家で作戦家 この一局も何があるか楽しみ
 2人には共通点が多いと思う」

矢内「丸山はインタビューが苦手」とのことだったが、三浦も人前でしゃべるのが得意ではないよね
普及のほうもあんまりか・・・(^^; ただ、丸山は解説がうまいと私は思ってる
そしてこの2人は、将棋がとにかく強いんだよね 今日はどんな将棋を見せてくれるか

事前のインタビュー
丸山「三浦は研究熱心で最新形にも通じている 白熱した戦いを見ていただきたい」

三浦「丸山は粘り強くて簡単には勝たしてくれない、非常に厳しい相手
 丸山の粘りに負けないくらい、私も粘りたい」

先手丸山で、横歩取りになった 後手の三浦の対応策が注目、
私は相横歩取りを見るのが大好きなんで、丸山が▲3四飛と横歩を取った直後、
「三浦、△8八角成と行っけーーー!!」と念じたが、△3三角だった(笑)
まあそれが無難か △8四飛+中住まい玉になった 先手も中住まいだ
深浦「横歩取りは後手が一歩損するが、作戦を選べるのが後手の利点」

丸山が右側の金銀を全く動かしていないのに▲3五歩と突いた手に、早くも三浦が反応した
角交換からその歩を狙う△8五飛だ うーむ、もう難しいやりとりだぞ

丸山と三浦の対戦成績は、丸山14勝、三浦8勝とのこと 
深浦「前期のNHK杯での終盤が印象深い 三浦が勝ちきれなかった」
矢内「終盤が面白かったですね」
・・・私は全然思い出せない(笑) 銀河戦とか色々見まくっててごっちゃごちゃになってるからか、
もうボケだしたのか、元からボケてるのか、単に頭が悪いか、のどれかだ

今回第60回のNHK杯、丸山は第55回、三浦は第52回で優勝しているとのこと
うーむ、そんなこともあったっけ 覚えていない やばい・・・(笑)

盤面、難しい手、細かい手の連発だ
角を打ち合い、取り合い、桂が跳ね、歩がぶつかり、飛車の細かい動き、
まさに横歩取りの空中戦ならではだ
でも、意味は私にもちゃんとわかる 解説の深浦が教えてくれるもんね 深浦、いいよいいよー
矢内もいつものことだけど、安定した聞き手っぷり、いいよいいよー

深浦「中住まいは火がつくと早いので、中盤が重要になってくる」
そのとおりの、ミスの許されない展開が続く 神経戦だ これは疲れる・・・ 
自分ではどうにもやりたくない(^^; でも、とにかくレベルが高いので、解説付きでの鑑賞にはいいね

深浦は「飛車、角、桂で華々しい戦いになる」とも言っているが、いったいどこから駒が交換になるのか、
どこが戦いの焦点なのか、非常に難しい展開だ もう深浦の解説だけが頼みだ
その深浦ですら、「お互い素直じゃないですね」 矢内も思わず「難しい順ですね」 
丸山と三浦、いいよいいよー、もうこうなったら最上レベルっていうのが見たい
存分に力を出して見せてくれ!

丸山が3筋の攻める狙いがはっきりし、後手は3三の桂頭が受からない、攻め合いかという展開になった
と思ったら、三浦はうまく対応、3筋を受けてしまった またヨリが戻ってしまった(^^;
深浦「局面が進んでいるのか進んでいないのかわかりにくいですね(笑)」

直後、丸山の▲3四角と飛び出した手がどうだったのか、後手の飛車の横利きで、角が素抜きを
狙われるハメになった また元の位置に▲5六角と戻るしかないか・・・と思っていたら、
なんと丸山は▲7七歩!! これはびっくりしたな~ TVの前で大声で叫んでしまった
自分なら絶対打てない歩だ 8八には銀がいるのだ 銀が壁駒に決定、▲7七歩は負けたら敗着だぞ
深浦「いや~ すごい辛抱ですね」

番組開始から1時間12分が経つが、まだ角と歩以外の駒が交換になっていない
両者考慮時間を使いきり、秒読みに入った すんごい神経戦だ どうなるんだ
見ていてこれほど疲れる対局もめずらしい さすがにA級同士の一戦!

しかし、ここでついに三浦が攻めに出た 角をバッサリ切って、取った桂を△4五桂と打ちつけた!
おおっ これはムチャクチャ厳しいではないか? もう三浦勝ち? 決まったか? 
って、▲4六角の受けがあったか そうか(^^;

今度は三浦が困る番だ 深浦「さあ~ どうしますかね」
三浦、△5五金と投入し、自陣の金を△3三金~△2四金とグイグイと進出させていった
これが勝負手か! まさか△1五金と出るのか? 行くのか? 行くのか?
そして三浦、飛車を成られるのを覚悟で、△1五金行ったあ~~! 行ったぞおい どうなる??
丸山も返すカタナで、▲4三角成と捨てて強襲!! 一気に激しくなったああ

後手はもうダメだと思われたのだが、三浦、△1四角と攻防の切り返し!! おお、こんな手が!
△1四角は絶好手だ お、面白いどうなってるんだ? 全然わかんない
三浦、5五の金を△4六金と出て、攻め駒の飛車、金、桂が一気に働いた △1四角とも連動している
先手玉はどれほど危険なのか? 後手玉は? 自陣との兼ね合いは??
将棋指し冥利に尽きる、と言ってもいいくらいの面白く、複雑な終盤だ す、すっげー

丸山はどうする?? したらば、丸山、危険になった自陣を放棄して、▲1五角行ったああ
うん、その手、あるんじゃないかと思ってた
危険な橋を渡らなければ、先手も勝てない将棋だろう この▲1五角で先手玉がどうなるか!!
深浦「4七も5七も後手は行きたい放題ですね 丸山は際どく勝ちに行きましたね」
どちらの玉も寄るや寄らざるや ど、どうなってるんだ 私の終盤力ではとてもじゃないが読みきれない
ものすごいねじり合いに、深浦も「この2人の対局は簡単には終わらない感じですね」

そして、最後、丸山玉に必至がかかり、三浦玉が詰むや詰まざるや ど、どうだ? 見た目は・・・
全然わからん!!(笑) 手がかりがないように見えるが ドッキンドッキン
そ、そうか金捨てから角捨てか つ、詰みか 詰みだ! ああー詰んだか
三浦「負けました」 うおー、終わった 終わった・・・

レベルたっけー!! 三浦の敗因、すぐには不明の一戦だった
これがA級同士の将棋だね はあー、良かった 面白かった・・・
あー三浦、この負けはもう仕方ないだろう 力を出しての負けだもんね 両者強かったあ
深浦「横歩取りは短手数で終わることが多いが、本局は中盤が長くて神経戦、バランスが取れていた
 最後丸山がズバッと決めた 丸山が完璧に指し続けた感じ」 

序、中盤は神経戦で細いロープの上を歩く綱渡りのような展開、そして終盤は烈火のごときの寄せ合い、
この一局は魅せたね 将棋はただの「ゲーム」じゃないってことを感じさせるのに充分な内容だった
良かった、面白かった!! 
これでベスト4が出揃った 羽生vs渡辺、糸谷vs丸山
第60回NHK杯、いよいよクライマックスへ!