羽生善治三冠vs渡辺 明竜王   NHK杯 準決勝
解説 郷田真隆

矢内が登場、うわ、今週もまた違った髪形にしている(笑)
長く垂らして、すそにウエーブをかけている 上は三つ編みだ 凝っているな~
まっ白な服がきれい ビーナス矢内、といったところだ

いよいよ準決勝 名人vs竜王のゴールデンカード、楽しみだ
羽生と渡辺が映った 羽生は最近、寝癖がないね 一方、渡辺は髪がかなり薄くなってきている
髪の毛では羽生が圧勝だ まあ、棋力は髪の毛とは関係ない 当たり前だけど(^^;

解説の郷田「羽生はNHK杯3連覇がかかっていて、気合いが入る一番と思う
 渡辺はまだNHK杯では優勝がないので、ぜがひでも勝ちたいと思う」

事前のインタビュー
羽生「準決勝ということで、煮詰まった舞台 自分らしく思い切って元気のある将棋を指したい」

渡辺「羽生が相手なので、非常に力が入る一局 がんばりたい」

先手羽生で、▲7六歩△8四歩で、相矢倉に進んだ 両者、手がすごく早い それが止まらない
序盤で時間を使いたくないのだろう 相矢倉▲4六銀型に進み、羽生、仕掛けの▲3五歩も、ノータイムだ

矢内「指定局面のようにサラサラと進みましたね」
郷田「竜王戦で2人が同じ形を指している どこで変化するか
 あっという間にここまで来ましたね 現代将棋ですね」
ホントにねえ 私が小学生の頃なんて、相矢倉で序盤が1時間くらいある将棋が珍しくなかったけどね
NHK杯は11時を過ぎてから見れば充分、という時代から、隔世の感がある

矢内「今期のベスト4は、前期と同じ顔ぶれ」とのこと
へえ~ そうかあ 強い人が相変わらず強いということだね
羽生と渡辺の対戦成績が出て、羽生の12勝、渡辺の15勝 渡辺、やるね

さて、もう局面が終盤と言っていいくらい進んでいる
75手目、羽生は後手の成銀がタダで取れるが、放置して▲7一角と打ち込んだ
郷田「もう成銀を取っている場合じゃない」
・・・私、成銀を取る手を考えていた(笑) 
もうこの辺から、相矢倉のスピード感を知っていないと指せないね
まあ、ここまでの定跡手順ですら、私は全く指せないわけだが(^^;
こういう風に進むには、両者にアマ四段以上の棋力が必要だろう 75手まで定跡っていうのもすごいね

番組開始からまだ36分なのに、もうどう見ても終盤だ
郷田「羽生が寄せきれるかどうかの勝負」
羽生、一気に行くのは無理と見て、4四の馬を▲7一馬と突っ込んだ
こういう手は指しにくいけど、羽生が指すと、こう指すところなのか、と思わせる

▲7一馬に、渡辺はどうするかだったが、△8四飛と逃げた
また羽生に攻めの手番が回り、羽生の攻めvs渡辺の受け、という図式が続くことになった
郷田「どうなっているのか、すぐには判断できない」
羽生の攻めが続くのか、渡辺がうまい受けを見せるか、あるいは渡辺に攻めの手番が回ってくるのか?

郷田「この辺が難しいから、序盤が早指しだったんですね」
羽生が▲3三金と引いた手に、郷田「非常に感触がいい感じがする」
考慮時間を使って考えこむ渡辺「んー・・・」 思わず声が出ていた

渡辺は△3二歩という手をひねり出した
郷田は「▲同金でしょう」とのことだったが、羽生、▲2二金と突っ込んだ!
郷田「羽生は決断しましたね」
そして、取った香で▲3九香! うわ、これは攻防一体の香、気持ちのいい手だ

渡辺は▲4四馬だけはさせたくない、と△4三歩だったが、△4三金ではだめだったのだろうか
ここが唯一、疑問として残った
郷田「間違えなければ羽生が勝てる」
羽生の攻めが続くかっこうになり、羽生は▲3三歩と軽手を放った ああー、やっぱりうまいなあ
後手の1五の香が、ちょうどジャマ駒になり、後手玉の逃げ道をなくしている 
仕掛けたときから、こういうのも計算に入ってるんだろうねえ どういうレベルなんだろう

着実に後手玉を追い込み、結果は113手で羽生の勝ち 終局は番組開始から1時間12分だった
羽生、一手の緩みもなく、完勝! 渡辺に受けを許さなかったし、反撃のヒマも全く与えなかった
さすがは羽生、磐石の勝利だったね

郷田「羽生が見事に攻め切った名局」
この一局、プロ間ではそのまま定跡になる一局なんだろう 
羽生の完璧と思える指し回し、「名人の指した手が定跡になる」という典型だったね
渡辺は実質ノーチャンスだった

感想戦、後手はどこで変化の余地があったか、だったが、
▲7一馬に△8四飛が疑問手という結論だった
△8三飛と逃げておき、▲7二馬とさせてから△8四飛とするべきだった、とのことだ  
△8三飛と途中下車する手が正解で、もうそれ以降は後手にチャンスがなし、とのこと
レ、レベルが高い(^^; 

感想戦が25分ほどあったが、もう羽生、渡辺、郷田の研究会と化していた
あまりのレベルの高さに、矢内などは口出しする余地は全くなし(笑)
この一局自体、研究会で指されるような内容だったね 
うーん、こういう内容のは、研究会で指してくれれば、とも思った
ただ、「普段の研究会ではこんなことをやってます」というのが見れた

本局は「定型での真理探究」がテーマだった
感想戦を見ていて思ったけど、これだけレベルが高いと、
もう初手の▲7六歩に2手目△8四歩としたのがそもそもどうだった、となる可能性も充分あるね
トップレベルで、後手番で相矢倉を受けて立つ難しさ、というのが示された一局だった

故、大山15世名人は、晩年は定跡形を避けたけど、羽生は定跡の最先端に踏み込む元気もまだまだ
充分ある、ということだね 羽生に死角なし、NHK杯3連覇なるか?

(渡辺が△4三歩としたところを激指定跡道場2の検討モードにかけたところ、六段+++が20分ほど
思考して、△4三金が最善と出ました! 次善手は△4一飛、3番目に△4三歩が出ました 
形勢は+707で先手有利とのこと 自分もまだ捨てたもんじゃないですね(笑)
形勢を分けた△8四飛のところも激指の検討モードにかけてみたところ、
後手の最善手は△8三飛、としっかり出ました 形勢は-70で互角、とのこと
激指、強い! ここでは互角という形勢判断が羽生、渡辺と同じなところがすごい・・・)

お知らせ:明日、大阪から愛知に引っ越します 次のUPまでには日が空くかもしれません