今日放送された、里見vs甲斐の棋譜を、以下に貼っておきます↓
今回から持ち時間の変更があり、最初の持ち時間が15分から10分に短縮された
考慮時間10回は今までと同じ

先手:里見女流三冠
後手:甲斐女流二冠

▲7六歩
*解説の山崎七段「勢いもあって、成長した者同士のぶつかりあいですね」 以下、コメントはすべて山崎七段のものです
△3四歩 ▲6六歩 △3二飛 ▲6八銀 △3五歩 ▲6七銀
△6二玉 ▲7七角 △3六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8八飛
△3四飛 ▲3八銀 △4二銀 ▲5八金左 △3三銀
*▲向かい飛車vs△三間飛車は、相振り飛車の中でも、最も実戦例がありますね
▲4六歩 △4四銀 ▲4七金 △3五銀
*2人の対戦成績は、7戦していて里見6勝、甲斐1勝とのことです
▲3七銀 △3六歩 ▲2六銀
*いきなり激しい展開ですね
△同 銀 ▲同 歩 △3三桂
*次の▲2五銀を防いだ手です
▲2七銀 △3五銀
*3六の歩をめぐる攻防になりますね
▲3八飛
*序盤早々にすごいことになってますね
*ここで△4五桂があるかどうか?
*△4五桂▲同歩△5五角▲2八桂△4六銀でどうか
△4四飛
*ほっほおおー これはやわらかい手ですね
*▲4八飛△3四飛▲3八飛・・・となれば千日手ですね
▲3六銀
*里見さんは切り合いを好むので、行きましたね
△4六銀 ▲同 金 △同 飛
*ここは先手にいっぱい手があります
▲3五銀打
*わー すごい強気ですね 指すのは勇気がいるんですけどね
*(ここではまだ両者、考慮時間を9回ずつ残している)
△4七金 ▲4六銀 △3八金
*え??? はっはあー!? 普通は△4六金と思ったんですけど、驚きました
▲同 金
*一瞬、金の丸損ですからね
△7九飛
*ここで▲6九金と打つ手があるかもしれません
*以下△8九飛成▲7八銀△8五桂ですか
*甲斐さんは▲6九金を軽視した可能性がありますね・・・
▲6九飛
*あれ? 飛車でしたね
△同飛成 ▲同 玉 △4九飛
*甲斐さんが描いていた局面になったと思います
▲7八玉 △2九飛成
*△4六飛成もあったと思います
▲3九飛
*△2六竜だと、竜が死ぬかもしれません
△2六龍
*竜は大丈夫なんでしょうか?
▲3五銀直 △2五龍 ▲2六歩
*甲斐さん苦しいですね
△1四龍 ▲3四歩
*厳しいですね 桂取りよりも、▲1六歩~▲1五歩が厳しいですね
*(ここでは両者、考慮時間は5回ずつ残している)
*甲斐さん、何か勝負手が必要です
*△5四桂が有力です
△5四桂
*先手としては迷いますね
▲3三歩成
*攻め合い、里見さんの棋風に合っているかもしれません
△4六桂 ▲同 銀
*あ、▲2二とかと思いました
*こっちは予定ではなかったと思いますけどね
△3三角
*甲斐さんがうまく持っていきましたね
*後手は桂損ですが竜を作ってます
▲4七金 △3二歩 ▲1六歩
*これは熱戦になってきました
△2四龍
*▲3五銀と出させてから△8四竜としようという高等戦術ですね
▲4五桂
*△2二角は▲8六角~▲6五桂があります
△4四角 ▲2五金
*竜が死んでしまいました
△3一金
*竜を取られるのは大きいです あー、甲斐さん頭を抱えてますね・・・
▲2四金 △同 歩 ▲2三飛 △5二金 ▲2四飛成 △2七歩
▲3八飛
*丁寧に受けられて、甲斐さん困りましたかねー
*(甲斐はここで考慮時間をすべて使い切った)
△1四歩 ▲8六角 △6四歩 ▲5六桂
*厳しい手ですねー
△2二角 ▲6四桂 △6三金
*次は▲3三歩が厳しそうですね ▲3三歩かな
▲2二龍
*おおっと! 激しいですね これは指せない すばらしい・・・ そっかあ
△同 金 ▲3一角
*里見さん、すごい自信ですね びっくりしました
△2一金 ▲4二角成 △7四歩 ▲3二馬
*▲5二馬じゃなくて▲3二馬ですか
△7九金 ▲同 玉 △4九飛
*まさかの攻め合いに・・・
▲7八玉 △6九銀
*あ これはイヤな手ですね なるほど ▲8八玉なら、△4七飛成▲3三飛成△4八竜で合駒が請求できるんですね
▲7七玉
*だから▲7七玉ですね
△4七飛成 ▲9五角
*おお 終盤力は私より鋭いですね(笑)
△8四金 ▲同 角
*あ、と、これ、先手玉は大丈夫なのかな?
△同 歩 ▲8三金
*△5九角は大丈夫なのかな?
△5九角
*金合いすると、△3八竜で先手負けですね
▲6八飛
*これはどちらが勝ちになったんでしょうか、逆転?
△6四金
*これが詰めろなら甲斐さん勝ちですけど・・・
▲4三馬 △6八角成
*即詰みのような気がします・・・
▲同 玉 △4八龍
*里見さんにとっては、かなりめずらしい大逆転負けになってしまいましたかね?
▲5八角 △同銀成 ▲7七玉 △6八角 ▲8八玉
*そう簡単に詰みでもないか
△7九角成 ▲7七玉
*詰むや詰まざるやですね
△6八馬 ▲8八玉 △7九馬 ▲7七玉 △8五桂 ▲8六玉
△6八馬 ▲7七金 △6三金
*これは冷静ですね これで後手はゆっくり攻めることができますね
▲8四金 △7七桂成 ▲同 桂 △7九飛 ▲8九桂 △6七馬
*後手は自玉が安全になったので、ゆっくり攻めていけばいいですね
*
*序盤から乱戦でしたが、里見さんの指し回しが落ち着いていてリードしたが、決め手を間違えて大逆転した △7九金がすごい勝負手でした
まで130手で後手の勝ち

局後のインタビュー
甲斐「途中はかなり悪い局面もあって、悪かったが、△7九金からだんだん難しくなったと思った」
里見「最後のあたりで読み切れなかったのが残念です 間違えなければ寄せ切れると思ったので、
 悔いが残る △6四金で桂をはずされた手が読み抜けだった」

甲斐「NHK杯は子供の頃から見ていて、愛着があるし、読み上げも4年間ほどさせて
 いただいた棋戦なので、対局者として出れてすごくうれしい 
 緊張すると思いますが、積極的な将棋が指せればいいなと思います」