船江恒平四段vs村山慈明五段   NHK杯  1回戦
解説 井上慶太

今週も矢内が登場 今回は髪の毛を長く垂らして、カールさせている
毎回違う髪形で楽しませてくれるね いいねいいね

23才の新四段、船江の登場 今、「ふなえ」を変換したら、「歩萎え」となってしまった(笑)
船江は、予選で神崎、平藤、安用寺に勝ち、NHK杯初出場 井上の弟子
対するは26才の村山だ 村山は総合成績優秀者で、予選免除とのこと NHK杯は4回目の出場

解説の井上「船江は好青年、何をやってもソツがないしっかりした人間
 村山は昨年度、よく勝った棋士 船江にとっては難敵 両者ともに居飛車党」

事前のインタビュー
船江「とても緊張しています 初出場らしく、元気よく指したい」

村山「関西の若手は非常に研究熱心なので、最新形になるんじゃないか
 前回は2回戦で負けたので、もっと上に行きたい」

先手船江で、横歩取りの力戦になった △8五飛+△5二玉型の将棋だ 
序盤、なかなか解説が始まらず、もっと早く解説を始めてほしかった 
実際問題、局後の検討では、すごい早いところでもう勝負所を迎えていた、とのこと

矢内「飛車も角も通っていて・・・」
井上「一手一手難しい 指しなれないと、なかなかできない戦型」

船江、▲7七歩と受けたが、これはどうなのだろう?と思って見ていた 
自ら角道を遮断、できれば指したくない手だ
井上「船江にとっては、あんまり元気が出ない展開」
しかし、局後の検討では、この▲7七歩は仕方なかったということだ 
村山のここまでの仕掛けがすでに機敏だったとのこと うわー こわー(^^;

で、村山、先手の角頭に、歩の打ち捨てで一気に勝負をかけてきた!
井上「ひと潰しにしてやろうという手です」
おお~、面白い! 飛車交換になり、一気に終盤だ

井上「パッと見、後手に決め手があるとは思えない」
が、村山、△3三桂と活用、指されて見ると、これが実に味がよく見えるではないか
後手は左右両方の桂の跳ね出しが見込める形だ 桂2枚が中央に使えたら、ほぼ中住まい玉は崩壊だ
井上「これは先手が怖いですね~ しかし船江は悪い将棋をごまかすのが得意」

で、船江の才能が見れた一手が出た ▲2五歩と後手の角の位置を聞いた後の、▲3六飛!
井上「これは・・・ まあ・・・ わけのわからん手ですね」
井上さん、率直な感想だ、面白い(笑)

攻めをつなげたい村山は、△6五桂と跳ねて来た  
井上「これは当然、跳ねて来ますよね~」
これは見てて面白いわ 両者、無駄な手がなく、超スピーディな展開、楽しい
船江が受けてしのげるのか? 村山が攻め切るか? わかりやすい構図だ

井上「村山は決め所と思っているでしょう」
予想がズバリ、村山、角を切って、決めに出た!
竜を作って後手優勢ながら、うっかりすると王手竜取りを食らう筋があったのだが、
村山がそんな手を指すはずもなく、じっと△5二玉と早逃げ! あ~ 丁寧だ これは強いわ
井上「あー 慎重やな~ こういう手がいいんですね」

しかし船江もまだ見せた ▲5四角、として、これが詰めろ! 
今、後手が玉を5二に引いたので▲5四角が打てたのだ
玉頭に角を打つ筋の攻め、こんな手はめずらしい
これは30秒で見えるのはさすが、船江もなかなか強い! もしや、まだ船江にもチャンスが?
が、村山は銀を投入、磐石の受けを見せた て、手堅い 

そして村山、最後の決め手、引いた玉をまた上がる△5三玉!
うわ~ 玉で5四の角を取りにいったか こんな手、よく見えるな~ 村山、抜群の玉さばき!

船江は駒をボロボロ取られる形になり、無念の投了、結果、村山の完勝に終わった
村山、強し! 攻めて良し、受けて良しだったね さすが、予選免除の成績優秀者だね
船江としては残念ではあったけど、ところどころに力の片鱗は見せたと思う
今回は村山が強かった 仕掛けの機敏さ、それと最後の玉さばきは絶品だった

無駄な手のないスピーディな展開で、見ていてハラハラして面白かったよ
わかりやすい展開だったこともあり、村山の強さが堪能できて、良かった

NHKさんにお願いしたいのだが、序盤、もっと早くから解説を始めて欲しいと思った
(ちなみに銀河戦は、10手いかないくらいから解説が始まる)
さて、来週は豊島vs佐藤天彦 1回戦で一番の好カードだね これは見逃せない!