第19期 銀河戦
本戦Eブロック 8回戦
島 朗九段 vs 阿部健治郎四段
対局日: 2011年3月18日
解説:畠山 鎮七段
聞き手:斎田晴子女流四段
記録:伊藤明日香女流初段

土曜に放送された銀河戦
アベケンはここまで本戦7連勝中 島は予選で中村亮介に勝ち
22年度の成績は、アベケン32勝11敗 島20勝11敗 2人は初手合い

解説の畠山鎮「アベケンは物静かだが芯が強い 攻め将棋だがあらゆる戦法をやっている
 島は攻守にバランスの取れた棋風 冷静で感情のブレがない」

先手アベケンで、▲矢倉vs△急戦矢倉中飛車になった
畠山「島はガッチリした矢倉が得意なイメージがあるが、年に何回かはすごい急戦をやっている」

島が5筋から動く順を見せ、アベケンが「やってこい」と▲6八角と待った
島の3三の銀が5五に行くのが見え見えなところ、アベケン、▲5六金と出て強防! ひえー
畠山「これは力強いです アマのみなさんは真似しないほうがいいです 私も指しません(^^;」

当然、金銀交換になり、島がちょっと駒得だ
畠山「島の駒が自然に前に出ている 後手としては不満のない展開」
アベケンは、持ち駒の銀を投入して5筋を受けたが、一方的に銀を手放す展開になってしまった

そこへ、島の△6五金という攻めが来た これは思いつきにくい手だ
畠山「現在の形勢は島がいいです アベケンは苦しんでいるんでは? あ でも平然と盤を見てますね」
と解説していたいたところ・・・

何か様子がおかしい? 画面で対局者の2人がしゃべっているではないか?
記録の伊藤明日香が秒読みをやめた 何? トラブル発生か?
伊藤明日香「まで 48手で 島九段の勝ちとなりました」

でえええー アベケン、投了したのか!! 48手!! な、なんじゃこりゃー もう投了!
番組開始からまだ37分しか経ってないぞ 銀河戦の最短記録かも・・・

畠山「島の急戦に、アベケンがやってこいとしたのだが、島の攻めがうまかった」

感想戦で、島「僕も投げっぷりがいいですけど、ここで投げられるとは思わなかった(笑)」
アベケン「△6五金を全くうっかりして、戦意喪失してしまった」

あー、アベケンをして、こんな負けかたをすることがあるのか 48手で37分って(^^;
検討では、すでに先手がどうやっても、後手の攻めが続く、ということだった

島「こっちの作戦も、守りが金一枚なんで、負けるときはひどいんで、若い人には流行らないと思います」
そうだよね この矢倉中飛車という作戦、守りがほとんど無いに等しい作戦だからね
今回は急戦策がうまくいったという例だった 

個人的にこの矢倉中飛車の攻め方、好きなんですよね
それがモロに決まったというめったに見れない例が見れて、たった48手だけど不満はないですね 
後手の急戦矢倉、体力のないとき向けの作戦ですね 参考になりました(笑)  

アベケンはここまで7連勝していたから、これが無気力試合とは思わなかったですね
対局日が3月18日、アベケンは山形県の出身なので、震災の影響も少なからずあったのかもしれない
アベケンには、また決勝トーナメントで暴れてほしい