阿久津主税七段vs窪田義行六段   NHK杯 1回戦
解説 松尾歩

お、矢内、まっ白な服でかわいい 今日は個性派どうしの、楽しみな一戦だ
阿久津は予選で及川、高崎に勝ち、7回目の本戦進出
窪田は総合成績優秀で予選免除、6回目の本戦出場

解説の松尾「阿久津はさわやかでハッキリ物を言うタイプ、若手で一番のイケメン棋士
 窪田は独特で面白い人、最近は活躍している 阿久津の攻めvs窪田の受けになるだろう」

事前のインタビュー
阿久津「窪田は変わっているところもある 非常に個性的な人、普及にも熱心
 窪田は振り飛車なので、戦型は自分次第 僕も窪田も対局中、動きが多いのでそれも見てくれれば」

窪田「阿久津は切れ味の鋭い将棋、B1に昇級した勢いもある 
 個人的には、窪田の軌跡、というくらいの将棋を指したい」 

先手阿久津で、▲居飛車vs△藤井システムの形、そこから阿久津が▲3五歩と速攻を仕掛け、
窪田が△3二金型で受ける、という急戦になった

▲3五歩とさっそく攻めていった阿久津、おー、元気あるなあ これは見ていて楽しい
しかし、解説が始まるのが遅すぎる・・・ 
もう中盤真っ只中、というところでようやく松尾の解説が始まった

後手から△2四歩なんてあるのか 
松尾「昔の定跡なんで、僕は忘れてしまってる(^^;」
右銀を5段目に出ている先手がいいのか、桂得しているのが後手がいいのか、という将棋だ
形勢判断が難しい 

ここから、阿久津の流れるような激しい攻めが続いた しかし窪田も粘って受けている
あいかわらず形勢判断が難しい・・・

窪田が玉頭銀ならぬ玉頭金で△6五金と出たところ、阿久津、手が広いところでどうするか、だったが、
阿久津、考慮時間を最後まで使って指した手は、じっと▲1四歩!
うわーこれは指せないな~ 結果的に、この手が勝因となった

窪田が△7六金と出てきたのに対し、阿久津は▲7七銀と打ち付けての強防、
金銀交換で収まり、先手の角がさばけてしまった
窪田としては、手数をかけた金が、あっさり銀と交換になって、大損したようだ
松尾「▲1四歩と▲7七銀は阿久津の底力を見せつけましたね」

天を仰ぎ、苦悶の表情を見せる窪田、苦しそう もう手がないか
その後は、阿久津が角の丸得に成功し、大差がついて、窪田の投了となった 阿久津の完勝だった

阿久津の中押し勝ちかあ あー、一手違いのギリギリの終盤を見たかった
事前の期待が大きかっただけに、残念な内容となってしまった 阿久津が強かったということか

松尾の解説だが、阿久津が▲2一竜としたときに、窪田が△3二銀と打てば竜がすぐ詰んでいたのだが、
その解説がなかったのはいただけなかった 解説する時間はたっぷりあったのにね
感想戦で阿久津がその変化をちらっと言ってくれたおかげで、
△3二銀だと後手の竜を攻める順があるので、先手がやれた、ということがわかり、助かった

阿久津の主導権を取る鋭い攻めで始まり、落ち着いた▲1四歩と▲7七銀の受けの好手で快勝、
という将棋だった あー、窪田のガラパゴス流があまり見れず、残念だった

激指定跡道場2では、そこのあたりどうかな?と思って検討モードを使って調べると、
▲1四歩も▲7七銀も候補手(3つまでに設定)に挙げていなかった 
阿久津のほうがやっぱり強いってことか? きっとそうだろう(^^;