第19期 銀河戦
本戦Dブロック 最終戦
羽生善治名人 vs 杉本昌隆七段
対局日: 2011年5月10日
解説:加藤一二三九段
聞き手:久津知子女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

羽生が登場だ 暑いので、スカッと快勝する将棋を見てみたいが、どうなるかな
杉本は北浜、松尾に勝ち2連勝 もうすでに、このブロックでの最多勝ち抜きの権利を得ている

22年度の成績は、杉本13勝19敗 羽生43勝14敗 2人の対戦成績は羽生の4-0

解説のヒフミン「杉本は四間飛車の得意な棋士、手厚い力強い棋風
 羽生は(この対局日の時点で)タイトル78期、勝ち星は1100勝を越す棋界の覇者、
 羽生は銀河戦でも6回優勝している 対戦成績が杉本の4戦全敗なので、杉本の奮起を期待したい」

先手杉本で、▲7六歩△3四歩▲7五歩の出だし おお、杉本は早石田だ
対する羽生の指し手が俄然注目された 羽生は△8八角成の角交換策だった
うん、私もこれは居飛車党にとっては有力な一手と思う 
ここから、ゆっくりと駒組みが続けば、千日手模様になる気がしている 

杉本は▲7八飛と強気に振り、△4五角と打ってきなさい、という手だ
羽生は「乱戦上等」で△4五角、で▲5八玉・・・ うん、ここまでは私も定跡として知っている
が、ヒフミンは▲5八玉を見て、「ほお~ はあ~ ふ~ん」
ヒフミン、なんとこの定跡を全然知らないとのこと! 
ヒフミン「私は▲7六歩にたいてい△8四歩なので、この形にならないんです」
そうか~ ヒフミン、早石田の乱戦定跡を全然知らないのか(^^;

で、杉本が▲9一角成とぶった切って、さらに乱戦に輪をかけたので、 
局面をどう見るか、大局観がすごく難しい将棋になった

頼みの綱のヒフミン、「ん~っと これはこうで・・・ えっと んっと」
と言っているだけ どうなってんね~ん! 大盤で駒を動かして解説してくれや!!
聞き手の久津さんも、あまり参考にならない質問を繰り返す
どうなってんね~ん! さっぱりわからん(^^;
いや、一生懸命やってくれてるのは伝わってくるんだけど、局面を理解できないorz

ヒフミンが「羽生のほうも、玉が薄いので大変か」と言っていたときに、決め手が出た
先手の1一の馬を封鎖する△2二銀打ち! あ~ それがいい手か 盤上この一手だね

後は、羽生が間違えるはずもなく、順当に押し切った 104手で羽生の勝ち
ヒフミン「羽生流のシャープな攻めが随所に出て、羽生は絶好調だ」
あ~、杉本、追いつめはしたけど・・・ けど、追いつめるだけで精一杯、この辺が限界だろう、
と思わざるを得なかった いや、杉本さんには悪いんだけどね(^^;

乱戦になった本局、解説がこの戦型に詳しくないヒフミンというのも災いして、
見ていて理解不能という手が多く、辛かった 
この一局は、木村八段あたりを解説にもってこないと、と思えてならなかった

Dブロックは杉本が2連勝で最多連勝者、羽生が最終勝ち残り者となって、決勝トーナメント進出となった