牧野光則四段vs山崎隆之七段   NHK杯  1回戦
解説 畠山鎮

わーお、矢内、目にも鮮やかな黄色のシャツ、いいねいいね レモンイエローというべき色か
さて、今日は牧野という新人のお披露目だ 対するは山崎

私は牧野については何にも知らない え~と、牧野の顔は・・・ どっかで見たことがある顔だ
そうだ、稲中卓球部のキャラで、こういう顔のヤツが出てくる うわー、稲中から出てきた人物だ
山崎のイケメンとは好対照(^^;

牧野は予選で島本、畠山成幸、福崎に勝ち、初出場 山崎はB1のため予選シードで、11回目の出場

解説のハタチン「牧野は将棋に対する理想、自分の信念が非常に強い 
 固めた将棋が得意な本格的な居飛車党 糸谷や豊島に匹敵する力をもっている、関西の23才の若手
 山崎は本格的な将棋も指すが、実戦的なねじり合いが好き 人まねが嫌いで、独創性を大事にする
 17才で四段になって新人王戦も3回優勝した、A級に上がって当然の人物」

事前のインタビュー
牧野「予選を運良く突破することができ、本戦もとても楽しみ
 持ち時間が短いので、決断良く指していきたい」

山崎「牧野は自分なりの信念を持っている、勝率もすごく高い、見ていて強いと感じる
 どうしても勝って、2回戦で森内名人と指したい」

先手牧野で、相居飛車 山崎が一手損角換わりをやろうとしたのを、牧野が角道を止めた
(細かい話になるけど、この4手目△3二金とする相手に対し、
▲6六歩はかなり有力な作戦ではないかと思っている 
なぜなら、一手損角換わりは、普通の角換わりと比べて、やはり後手が不利になりやすい 
しかし、あえて一手損しても角換わりにもっていこうとするということは、
その人はよほど角交換の将棋に自信がある、ということだ 
それを避ける▲6六歩は、有力と思う 先手はそこから振り飛車にするのも面白いと思う
後手の△3二金が、形を決めすぎでしょう、との主張だ)

本局は、相矢倉の持久戦になった 山崎は穴熊に潜って、待つ作戦
ハタチン「穴熊は固めると言うより、玉を遠くする意味 牧野が作戦勝ちしているように思う」
やはり今回も、山崎の序盤の工夫が裏目に出て、作戦負けしてしまったのか
山崎は△9三桂と端に跳ねて、桂の活用をしてくる いかにも山崎らしい手だ

さて、牧野は具体的にどうやるのかな、と思って見ていると、山崎の△4五歩という手が飛んできた!?
え、4筋は先手から攻めるところじゃなかったのか あれ、これ、対応の術がない??
△4五歩の一発で、先手しびれてる!? 十字飛車の筋が受からない! うっそー! ええ~??
 
牧野、△4六歩の取り込みに、▲3八銀と下げて辛抱し、
ハタチンに「▲3八銀は信念のある手」と言わせたが、こういう手を指して勝った人をまず見たことがない
もう後は山崎の独壇場だった 歩頭に銀の出る強手が決め手で飛び出し、
ハタチンと矢内「次の一手みたいな手ですね」

穴熊の遠さを存分に活かし、圧倒し山崎の快勝! あれ~ 牧野の作戦勝ちじゃなかったのか?(^^;
ハタチン「牧野の作戦勝ちと思ったが、山崎は後輩に厳しいですね(笑) 攻め倒しましたね」 

形勢の分かれ目はどこだったんだろう、と思ったら、△9三桂の直後あたり、ということだった
先手からガンガン仕掛けないといけない将棋だったのか
さすがプロだ 検討が的確、すぐに修正案が出るね 本譜の△4五歩からは、もう先手に勝ち目がないね 

牧野は顔見せで終わってしまったが、まあ、仕方ないね 持ち時間もフルに使っていたし・・・ 
山崎が貫禄勝ち、というべき一局だった 2回戦での山崎vs森内に今から期待が大だ

さて、来週は島vs甲斐女流・・・ いよいよ甲斐さんが出る  
もちろん私は女流の応援をするのだが、結果までは求めない、良い内容になりますように!!