2011.07.31
島 朗九段vs甲斐智美女流王位 NHK杯 1回戦
島 朗九段vs甲斐智美女流王位 NHK杯 1回戦
解説 阿久津主税
今週の矢内はクリーム色のシックなスーツだった さあ、いよいよ女流の登場だ
島は、予選で滝、ハッシーに勝ち28回目の本戦出場 甲斐は里見に勝ち女流枠での登場 本戦初出場
この女流決定戦の里見vs甲斐は、はっきり言って相当ひどい内容だった 本局はどうなるか
解説の阿久津「島は活躍が長いベテラン棋士 1300戦目にして初めて女流と当たるということで、
A級降級がかかる一番より緊張する、と言っていた(笑)
甲斐はここ数年で力をつけてきて、伸びている女流の一人」
事前のインタビュー
島「甲斐は自滅しない辛抱のいい将棋、切れ味鋭い終盤型の怖い将棋
私の緊張とプレッシャーのかかる度合いを見ていただければ(笑)」
甲斐「初めてNHK杯に出場することができてとてもうれしい 島先生に教えていただけるのは光栄
ベストを尽くして指したい」
先手島で、▲居飛車急戦+船囲いvs△ゴキゲン中飛車+美濃囲いになった
阿久津「島の作戦は最近ではめずらしい、古い形」
感想戦で、島「流行形も穴熊も好きじゃないので おじさん戦法です」とのことだった
うむ、この戦型なら、何がどうなっているのか私にもよくわかる
甲斐も力を出せるんじゃないか いいよいいよ
島の右銀繰り出し作戦に対し、甲斐は△5六歩とポンと開けて対応、角交換に、そして銀も交換になった
駒がさばけて、振り飛車もまずまずじゃないのか ちゃんと将棋になってる いいよいいよ
手が進み、阿久津「島も容易じゃないと思っているか 形勢互角だと思いますね」
しかし、甲斐は小刻みに時間を使わされている やはり、手が見えるスピードに違いがあり、
甲斐の持ち時間が切迫してきている がんばれ、甲斐さん!!
矢内「ほぼ解説どおりにずっと進んでますね」
阿久津「予想手が当たってると解説がすごいようですけど、本局の展開は、お互いに引けないので、
手が当たりやすいです(笑)」
矢内「そんな、バラさなくていいのに(笑)」
阿久津が「後手は5一の飛車を△3一飛と持ってくる筋がある」と言っていたところ、
島の▲4三歩という金取りの軽手がきた! 金を△3二金とよろけた甲斐だが、
これで△3一飛の狙い筋がなくなってしまった! ここが、本局のハイライトだったと思う
うまいな~、島、実にうまいな~ ▲4三歩△3二金としてから、受けに回るのか これは甲斐しびれたか
感想戦でも、甲斐「▲4三歩と打たれて・・・」と何度か言っていた
もう時間がなくなった甲斐、飛車交換に望みをつないだが、飛車交換になって一気に寄せられたのは、
甲斐の玉のほうだった 75手で島の快勝に終わった 島は考慮時間を3回残していた
あー、甲斐さん、まずまずがんばったけど・・・
阿久津「島の手が緩急自在で、甲斐のほうが神経を使う将棋だった
島の馬が手厚く、寄せも早かった 甲斐さんは力が出し切れなかったかな」
感想戦で、互角を保つ方法が検討されていた
甲斐が持ち時間をもっと残しておけば、指せたかもしれない手が指摘されていた
でも、そこが力の差だもんね 時間を使ったからこそ、終盤までなんとか互角でいけたんだからね
甲斐さん、△3三桂~△4五桂の天使の跳躍は指したかったね あー、そこは残念
でも、まずまずの一局だったと思う もっとボロ負けするかと心配していたから(^^;
ただ、男子プロと互角に張り合うには、女流でタイトルを取っているだけではダメなんだろう、とは思う
だから里見さんは奨励会に入会したんだろう
終わってみれば島の快勝、でも甲斐さんもまずまず力を出していた
感想戦では、ちゃんとこの将棋の検討をしていた
もうひどいボロ負けで、序盤からやり直し、
全く違う将棋の検討をするしかないというケースもあるから(笑)
今期のNHK杯、1回戦がすべて終了したけど、1回戦はあまり見ごたえのある将棋がなかった印象だ
一手違いで詰むや詰まざるや、どっちが勝つかハラハラっていう将棋、あったっけ?
来週の2回戦からに期待したい
解説 阿久津主税
今週の矢内はクリーム色のシックなスーツだった さあ、いよいよ女流の登場だ
島は、予選で滝、ハッシーに勝ち28回目の本戦出場 甲斐は里見に勝ち女流枠での登場 本戦初出場
この女流決定戦の里見vs甲斐は、はっきり言って相当ひどい内容だった 本局はどうなるか
解説の阿久津「島は活躍が長いベテラン棋士 1300戦目にして初めて女流と当たるということで、
A級降級がかかる一番より緊張する、と言っていた(笑)
甲斐はここ数年で力をつけてきて、伸びている女流の一人」
事前のインタビュー
島「甲斐は自滅しない辛抱のいい将棋、切れ味鋭い終盤型の怖い将棋
私の緊張とプレッシャーのかかる度合いを見ていただければ(笑)」
甲斐「初めてNHK杯に出場することができてとてもうれしい 島先生に教えていただけるのは光栄
ベストを尽くして指したい」
先手島で、▲居飛車急戦+船囲いvs△ゴキゲン中飛車+美濃囲いになった
阿久津「島の作戦は最近ではめずらしい、古い形」
感想戦で、島「流行形も穴熊も好きじゃないので おじさん戦法です」とのことだった
うむ、この戦型なら、何がどうなっているのか私にもよくわかる
甲斐も力を出せるんじゃないか いいよいいよ
島の右銀繰り出し作戦に対し、甲斐は△5六歩とポンと開けて対応、角交換に、そして銀も交換になった
駒がさばけて、振り飛車もまずまずじゃないのか ちゃんと将棋になってる いいよいいよ
手が進み、阿久津「島も容易じゃないと思っているか 形勢互角だと思いますね」
しかし、甲斐は小刻みに時間を使わされている やはり、手が見えるスピードに違いがあり、
甲斐の持ち時間が切迫してきている がんばれ、甲斐さん!!
矢内「ほぼ解説どおりにずっと進んでますね」
阿久津「予想手が当たってると解説がすごいようですけど、本局の展開は、お互いに引けないので、
手が当たりやすいです(笑)」
矢内「そんな、バラさなくていいのに(笑)」
阿久津が「後手は5一の飛車を△3一飛と持ってくる筋がある」と言っていたところ、
島の▲4三歩という金取りの軽手がきた! 金を△3二金とよろけた甲斐だが、
これで△3一飛の狙い筋がなくなってしまった! ここが、本局のハイライトだったと思う
うまいな~、島、実にうまいな~ ▲4三歩△3二金としてから、受けに回るのか これは甲斐しびれたか
感想戦でも、甲斐「▲4三歩と打たれて・・・」と何度か言っていた
もう時間がなくなった甲斐、飛車交換に望みをつないだが、飛車交換になって一気に寄せられたのは、
甲斐の玉のほうだった 75手で島の快勝に終わった 島は考慮時間を3回残していた
あー、甲斐さん、まずまずがんばったけど・・・
阿久津「島の手が緩急自在で、甲斐のほうが神経を使う将棋だった
島の馬が手厚く、寄せも早かった 甲斐さんは力が出し切れなかったかな」
感想戦で、互角を保つ方法が検討されていた
甲斐が持ち時間をもっと残しておけば、指せたかもしれない手が指摘されていた
でも、そこが力の差だもんね 時間を使ったからこそ、終盤までなんとか互角でいけたんだからね
甲斐さん、△3三桂~△4五桂の天使の跳躍は指したかったね あー、そこは残念
でも、まずまずの一局だったと思う もっとボロ負けするかと心配していたから(^^;
ただ、男子プロと互角に張り合うには、女流でタイトルを取っているだけではダメなんだろう、とは思う
だから里見さんは奨励会に入会したんだろう
終わってみれば島の快勝、でも甲斐さんもまずまず力を出していた
感想戦では、ちゃんとこの将棋の検討をしていた
もうひどいボロ負けで、序盤からやり直し、
全く違う将棋の検討をするしかないというケースもあるから(笑)
今期のNHK杯、1回戦がすべて終了したけど、1回戦はあまり見ごたえのある将棋がなかった印象だ
一手違いで詰むや詰まざるや、どっちが勝つかハラハラっていう将棋、あったっけ?
来週の2回戦からに期待したい
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