2011.09.26 小学生名人戦
今年は震災の影響で開催が遅れたそうだ
2547名から勝ち抜いてきた4人による、準決勝と決勝
4人は全員6年生 解説には阿久津七段 聞き手には早水女流
持ち時間は10分 切れたら30秒

<準決勝第1局>
▲横山君vs△宮嶋君 ▲四間飛車+穴熊vs△居飛車+銀冠
先手の▲5五歩△同歩▲同銀という、6筋からの単純棒銀が決まってしまい、後手大ピンチ
ええ~ こんなあっけなく不利になってしまうのか~ と思っていたら、そこから後手の宮嶋君、
追い上げがすごかった! 自陣に金銀を投入、底歩をペタペタ打ち、攻防の飛、角打ち、
結果、逆転勝ち! これは見ごたえがあった お見事!
最後の長手数の即詰みは、ノータイム指しだった

先手の横山君としては、有利だったのに、なぜか局面を複雑にする勝負手のような手を
指してしまったのが悔やまれる もっと単純な手で良かったのだが・・・
居飛車党の自分としてはすごく面白かった これは残しておいて、もう1回見たい、名勝負だったと思う

<準決勝第2局>
▲上野君vs△岡部君 ▲居飛穴vs△四間飛車+高美濃
駒組みが定跡どうり進む 両者、よく知っているね
後手の岡部君、四間の棒銀で、4筋突破を目指したが、それは先手の待ち受けるところ
だって、居飛穴のほうが明らかに陣形が固いもんね
ところが! ▲同角と取っていれば角交換になったものを、▲同歩とやってしまい、角がさばけない!
かなりの凡ミスだ こんな単純ミスをするのか これが準決勝のプレッシャーというやつか
父兄にインタビューしていたが、そこでご両親の返答は「本人はすごく緊張している」とのことだった
ただし、宮嶋君のお父さんだけは「本人は余裕をもってやっている」と言っていた

さばき合いになったが、得していた岡部君、ほぼ阿久津の解説のとうりに指し、
穴熊を巧妙に攻略、危なげなく勝ちになった
岡部君も終盤力は確かなものがあった
穴熊側が▲9六歩と逃げ道を空けたら、即座に△9七銀と放り込み、
必至にもっていった いや~、穴熊に勝つと気分がいいね 準決勝は2局とも穴熊にした側が負ける、
という、個人的に痛快な内容だった(^^;

<決勝>
▲岡部君vs△宮嶋君 ▲向かい飛車+美濃vs△三間飛車+美濃 相振りだ
阿久津「宮嶋君はさきほどの将棋に納得がいかなかったようで、居飛車党とのことですが、
 作戦を変えてきましたね」
この作戦変更がドンピシャだった 後手、十字飛車で2歩一気に交換することに成功、
そして棒銀模様から、筋違い角で強引に2筋を突破がモロに決まった
宮嶋君の流れるような攻めが最後まで続き、岡部君を圧倒した
すごかったのは、優勢になってから、ほぼ全てノータイム指しということ!
最善と思える手の連発が止まらない これはすごかった! 美しかった 

2局しか見ていないが、宮嶋君の棋風、すばらしい! 
悪くなってからの粘り勝ちと、会心の攻めをつなげた勝ち、どっちもイイ!!
少々、宮嶋君のファンになってしまった(^^;

優勝インタビューで、宮嶋君「緊張とかはしなかった、楽しくできればと思ってました
 プロを目指したい、タイトルを取れるようなプロになりたい」とのこと
大舞台で緊張しないのは、プロ向きだね 

将棋って、やっぱ面白い! 普段はプロの将棋ばっかり見てるけど、小学生名人戦くらいのほうが、
私の棋力では参考になるわ 濃い1時間半だった 楽しかった(^^)
中学生名人戦とか、他のアマ棋戦も放送してくれないかな~