小林裕士六段vs木村一基八段   NHK杯 2回戦
解説 橋本崇載

更新が遅れてしまい、今は日曜の深夜で、すでに日付が変わってしまった

矢内、今回は黒調のシックな服 さて、今日はどんな将棋が見れるかな
あれ? この解説者、誰? こんな顔、将棋界に居た? と思ったら、なんとハッシー!!
これは全然わからなかった ハッシー、自身のブログに「挨拶したら、仲間に無視された」
と書いてあっただけある(笑) しもぶくれで顔が太っている ズボンが破けた、というのも、うなずける

小林裕士(以下、デカコバ)、六段とのことだけど、今連盟のページを見たら、七段に昇段している
竜王戦の裏街道で勝ち、来期から竜王戦2組だ この件で昇段、と書いてあった

デカコバは竜王戦3組、順位戦C1 1回戦で豊川に勝ち NHK杯は7回目の出場
木村は竜王戦1組、順位戦B1 1回戦はシード NHK杯は13回目の出場
2人の対戦成績は、デカコバ1勝 木村6勝

解説のハッシー「デカコバは居飛車党で攻めが鋭い 豪快なパンチ力がある将棋
 木村は王様自ら力強く前面に押し出していくような感じ 受けながらそのまま勝ってしまう」
 ストレートなデカコバ、老獪(ろうかい)な木村」

事前のインタビュー
デカコバ「木村は受けが強くて攻めが鋭い かなりイヤな将棋 
 攻め合いになれば面白い将棋になると思う」

木村「デカコバはいっしょに四段に上がった同期、昔から早見えで攻めが鋭いところは変わっていない
 デカコバは積極的にやってくると思うので、私も負けないように積極的に指したい」

先手デカコバで、横歩取り△8五飛だ うわ、今回は△8五飛か、大丈夫か、楽しめるかな、と思ったら、
イヤな予感が当たってしまった
ハッシー「この△8五飛は、経験、感覚の将棋で、わからないとホントわからないんです」
しかし、ハッシーはちゃんと解説してくれてる △5二玉~△4一玉とした意味も言ってくれてる

デカコバが1筋を伸ばしたのと関連して、▲5六角とすえた 
ハッシーいわく、これでもう後手が困った?らしい 木村はいきおい、飛車をぶつけ、飛車交換
△5四角、と、次に△8七角成と切りますよ、と見え見えの角打ち
ハッシー「切るためだけに角を打ってる、こんな手があるんですかね?」
将棋の感覚は常識人のハッシー、常識的な解説をしてくれていたと思う

ここから、木村は角をブチ切り、銀のタダ捨てを敢行、無理やり攻めていったが、どう見ても無理筋
駒割りは、先手の香と後手の角の交換 これでは先手大優勢では・・・
ハッシー「冷静に見て、後手が相当悪い」

しかし、ここからハッシーが首をかしげる手が何度も出た お互いに疑問手の連発だ
解説を聞いているから、疑問手ということがわかるのだけどね
形勢も、全然わかんない将棋になってしまった はっきり言って、相当グダグダな将棋に・・・orz

先手は自陣飛車がさばけない、角も変なところに打っちゃった、
後手は竜が中段に居て活躍するのかわからない、
お互いに玉の早逃げが利くので寄せまでの距離がわからない、
なんかもうわかんないことだらけで、私は見てて、形勢判断が全然できなかった
ダメだ、これは・・・orz  結果は126手で木村の勝ち

ハッシーですら、「具体的にどう指すのか、わからない」「30秒ですから」と
しきりに言っていた将棋だから、もう仕方ないか こんな将棋もあるか あー、楽しめず、残念だった