第20期 銀河戦
本戦Hブロック 1回戦
上野裕和五段 vs 樋田栄正アマ
対局日: 2011年9月17日
解説:松本佳介六段
聞き手:甲斐智美女流王位
記録:伊藤明日香女流初段

土曜に放送された銀河戦
出場者の名前が読みにくいので、ふりがなを書くと、うえのひろかず、ひだひでまさ、まつもとよしゆき

上野は予選で神谷に勝ち 23年度の成績は4勝6敗
樋田さんはアマ王将戦準優勝

解説の松本「上野は作戦家で研究家の居飛車党 樋田さんは学生の頃からの強豪」
樋田さん、横顔しか映らなかったが、若い頃の森下卓に似ている 
背筋がまっすぐ伸びて、すごく対局姿勢がいい 姿勢の良さは清水女流に匹敵するね

先手上野で、後手の樋田さんは一手損角換わりを選択した
持久戦になり、▲矢倉vs△四間飛車だ この形、けっこう出るね

この将棋、すんごくレベルが高かった! これが1回戦とは到底思えない
はっきり言って、タイトル戦並みの内容だった
 
樋田さんが4筋突破を図ったら、上野はじっと▲4八歩で手を渡す、
すると樋田さんは△3八歩という見えにくい妙手!
大長考に沈んだ上野、考慮時間を6回くらい使って筋違い角でしのぐ

駒がいっぱいタダで当たっている中盤になり、松本が「ギリギリの利かし」という手の連発、
上野は秒に追われながら▲5八飛という勝負手、松本が「相手の読みにない手を指しましたね」
人間同士だからこそ、出る手だろう 
相手がコンピュータの場合、相手の読みをはずす手、というのは有効なのだろうか?

終盤も大接戦、飛車の王手に中合いの歩、というのが2回も出てきたのはめずらしい
最後は、合駒が悪くて、ピッタリの詰みとなった 123手で上野の勝ち

いや~、これはレベルが非常に高かった ホント、上野と言えば全然目立たないのに、この強さは何?
樋田さんも、強かったわ なんなんだ、この一局は・・・ とても面白かった 大満足だ