第20期 銀河戦
本戦Cブロック 2回戦
中村太地五段 vs 森 信雄七段
対局日:対局日:2011/9/6
解説:伊藤 能五段
聞き手:本田小百合女流二段
記録:伊藤明日香女流初段

モリノブは前局で伊藤博文に勝ち あの一局、「待った」の反則負けになるべき一局だったのだが・・・
太地は予選で片上に勝ち
23年度の成績は、モリノブ7勝5敗 太地15勝3敗 太地の勝率が8割を超えている

解説の伊藤能「モリノブは振り党で、振り穴を得意とする 振り党なのだが、重厚な指しまわしが得意
 太地はまだ23才、すごい攻め将棋 四段の頃は振り党だったが、今は居飛車党」

モリノブは59才だ 年齢がかなり離れているので、聞き手の本田「親子対決みたいですね」
雑談で、伊藤能「太地は今年の春、早稲田を留年なしで卒業した
 太地は米長門下で、師匠の米長にかわいがってもらっていて、自分の将棋を見てもらっている」

さらに伊藤能「モリノブは30年ほど前、新人王を獲ったことがある
 太地は2年前、新人王戦で決勝で広瀬に負けた」

さて、先手モリノブで、相振り飛車になった ▲中飛車+美濃vs△三間飛車+美濃だ
伊藤能「中飛車に対しては、相振りが得策とされている
 相振りでは、相手の玉に近いところに振るのがいいとされている」

この一局、解説の伊藤能の言葉をそのまま受け入れて聞いていた私には、こんな風だった
太地の1筋の端攻めを、モリノブが弱気に受けたため、後手の攻めの香と先手の守りの香の交換に
伊藤能「後手が早くも優勢」

直後、後手に攻めの決め手と思える手があったのだが、太地はそれを逃す
伊藤能「(先手側に、私にはわからない受けの手が)何かあったんですかね?」

モリノブが攻め合いに出た 太地、単純な受けをなぜか逃す 形勢不明になった
伊藤能「いや~ 謎ですね~」

モリノブも当然の桂成の攻めの手を逃す 形勢、また後手が優勢に
伊藤能「桂を成るのが普通でしたが・・・」

最後だけは、太地が緩みなく寄せて勝ち

こんな風で、最後の寄せ以外は、グダグダな一局だった、
まともだったのは伊藤能だけで、対局者は2人とも疑問手連発、こりゃ駄局だ、と私は感じたのだ

ところが! 感想戦をやってみると、対局者2人は伊藤能の見えなかった手を次々に指摘 ええー
ことごとく伊藤能の解説を上回る手が、裏に隠されていたのだった! 
 
高度な手が裏にはあり、それを2人が回避したために、伊藤能の解説が全然当たらなかったのだ 
ああー、伊藤能にすっかりだまされたorz 
伊藤能、聞き取りやすい声で理路整然としゃべっていたのだが・・・
私が伊藤能より手が見えるはずもなく、だまされっぱなしだった一局だった
解説、もっとしっかり頼むよ・・・ 

解説者にも高い棋力が必要、としみじみ感じた一局となってしまった ガクッ