高橋道雄九段vs阿部健治郎五段   NHK杯 2回戦
解説 屋敷伸之

矢内、真っ白なコート そろそろ本格的に冬だもんね
屋敷は顔が今回も日焼けしている(^^; この季節、どうやったらそんなに焼けるんだろう

さて、今日はA級のベテランvs期待の若手だ 52才vs22才の対決
 
タカミチは竜王戦1組、順位戦A級 1回戦はシード NHK杯は31回目の出場
アベケンは竜王戦5組、順位戦C2 1回戦で有森に勝ち NHK杯は初出場

解説の屋敷「タカミチは矢倉を得意とする居飛車党の本格派、 
 堅い玉形で細い攻めをつなぐのを得意としている
 アベケンも居飛車党、後手番だと横歩を取らせる指し方を得意とする 中終盤が鋭い」

事前のインタビュー
タカミチ「最近の若手は、毎年優秀な人材が輩出されていて、頼もしいと思う
 私はNHK杯では斬られ役になっちゃっている(笑)
 これが高橋将棋だ、という代表局になれば、と思って戦う」

アベケン「タカミチは寡黙(かもく)な人という印象
 序盤から仕掛け、中盤から、終盤の寄せ合い、粘りまで、全て見てほしい」

先手タカミチで、タカミチは横歩を取らずに相掛かり模様か、と思われた
が、後手のアベケンのほうが横歩を取り、先後を逆にした横歩取り△8五飛のような将棋になった
▲引き飛車+中原囲いvs△8四飛+中住まいだ

タカミチが慎重にずーっと考えてる こんな序盤に何を考えてるのかな、と思ったら、
いきなりドッカーンと飛車を▲2二飛成と叩き切っていった! 
屋敷「やりましたね、それを」
おー、こんな手があるのか A級のタカミチがやるんだから、成算があるのだろう
これで乱戦が確定 面白くなるか?

アベケンも、この手を知っていたようだ 8四の飛が狙われたが、△8二飛と強く引いた
屋敷「飛車を取られるところに引きましたね 面白い手ですね」
△8二飛は、馬の利きで取られるところだから、うっかりするよね

さあ、先手はのんびりしていられない 何か攻め続けなければいけないけど、歩切れだ
屋敷「タカミチは、細い攻めをつなぐのは職人芸で得意としている」
どんな攻めを見せるのか? どうするんだろう あ、いったん▲6六角と引いて、手を渡したか 
これでいいのかな・・・?

なんか、タカミチの手に対するアベケンの手が、一手一手、全部ピッタリした手に見える
△7三香って厳しそう 先手大丈夫なのか? どんどん駒損しているけど、大丈夫?

で、タカミチ、打ち込んだ飛車を捕獲され、冷静に受けられて面倒を見られて、
先手は攻めは切れちゃう、自玉に受けはない  86手までで、アベケンの完勝に終わった
屋敷「アベケンの攻めと受けの自在な指しまわしが光った」

・・・って、ええぇ~ タカミチ、何もいいところなしorz 完敗もいいとこ、ボコ負けてるじゃん うぇー 

この一局で、タカミチが「おおっ」という手を見せたところってあったか?
▲2二飛成と突っ込んだところだけだ
あれは作戦で前例もあるらしいから、タカミチの手とは言えないし・・・ 

正直、どっちがA級棋士やねーん、とツッコミたくなる将棋だった 
モロに力負け、それも内容的に大差 ああー、タカミチ、残念無念 
アベケンは普通に対処して力半分で勝っちゃった、という感じだった 

どうにもこうにも残念、という内容だった まあ仕方がないか こういうときもあるか
来週からは3回戦、熱戦を期待だ