2011.12.02
菅井竜也五段 vs 長岡裕也五段
第20期 銀河戦
本戦Aブロック 3回戦
菅井竜也五段 vs 長岡裕也五段
対局日: 2011年11月1日
解説:村中秀史六段
聞き手:矢内理絵子女流四段
記録:野田澤彩乃女流1級
竜王戦第5局をやっているが、銀河戦もいつもどおり放送されているのだ
おっ、今日は菅井の登場か 前期銀河戦では、6人抜きした菅井 今期はどうか、楽しみだ
菅井は前期決勝トーナメント進出により、予選シード 長岡は前局で東に勝ち
23年度の成績は、菅井21勝8敗 長岡8勝7敗
解説の村中「菅井は関西の売り出し中の若手 久保を彷彿とさせるさばき、大和証券杯で優勝した
長岡は若手の中でも屈指の序盤の研究家」
先手菅井で、3手目▲7五歩、長岡の注目の4手目は△8八角成の角交換だった
そこからまだ定跡があるようで、▲菅井の中飛車vs△長岡の居飛車という戦型
へー、早石田の定跡で、4手目角交換から、中飛車になる変化があるんだね
聞き手の矢内「どんどん進んでますね」
村中「両者、さも当然というように(笑)」
ここ、序盤、完全に解説をスルーされてしまった ちょっとでも解説してほしかったところだ
36手目、長岡、チャンスと見たか、いきなりドカーンと角を打ち込んできた!
おおー、そんな手が! 盲点になってた 村中も全然見えてなかったね
菅井はどうするか 角を取れば角銀交換になるが、8筋を破られて竜を作られちゃう
が、菅井、迷うことなく角を取った え、それでいいの?
村中「普通なら居飛車が成功ですけど」
ここから本局、一転して局面はすごい持久戦になったが、菅井の構想力がすばらしかった
後手の竜を追い返した菅井、角2枚をナマ角で打ち、じりっ、じりっとリードを広げていく
漠然とした局面がずっと続き、構想の勝負なのだが、菅井は実にうまい
久保が指したら、きっとこんな風じゃないか、と思える手の連発だ
村中「菅井の手、気づきにくいですね~」
ホント、どうやったらこんな発想できるんだ、という手を指し続けてる
教科書に載ってない類(たぐい)の手の連発だ
カチカチ頭では全然思いつかない手を指し続ける菅井、何なんだ、この発想力は・・・
長い長い駒組み合戦だ 「両雄、相譲らず」と言いたいが、やっぱり菅井のほうが形勢がいいね
矢内「菅井、うまく手を作るものですね」
村中「ええ 簡単に押さえ込まれそうか、と思ったんですけど」
考慮時間に差がついた 残りが、菅井▲9回vs長岡△0回になっちゃった!
95手目まで、両者、ずーっと駒組みしていたのだが、
秒に追われ、ついに、長岡がガマンしきれず、1端から攻めていったのだが、これが敗因となった
菅井は的確に応じていく それも、ほとんどノータイムだ こ、これはすごい・・・
村中「菅井は早いですねー 相当形勢に自信あるんでしょうね これは長岡、気が滅入りますね」
後手は駒損が拡大してしまい、最後は差がつき投了となった
147手で、菅井の勝ち 完勝だった 考慮時間を3回余す余裕っぷり、菅井、すごく強い!!
村中「急戦が収まって、力比べになったが、菅井は冷静な指しまわしで、慌てるそぶりが全くなかった」
さすが、大和証券杯で、羽生、豊島、屋敷、村山に勝って、優勝しただけのことはある!!
菅井のすごさが存分に発揮されていた一局だった ブラボーだ 見ごたえがあった! パチパチパチ
今、24ではボンクラーズが3300点くらいを叩き出している
しかし、人類にはまだ菅井がいるぞ、菅井ならなんとかしてくれるかも、と思わせるに充分な強さだった
小学生の頃から24で指しまくっていたという菅井、
今後、プロの代表としてCOMと指してもいいんじゃないだろうか 菅井なら大丈夫だろう!
まずは米長会長にがんばってほしいけどね
本局のような調子なら、菅井はA級に放り込んでも通用すると断言できる
菅井の次の相手はブロガー遠山だ これは楽しみだなあ
遠山は菅井を相手にどこまでやれるのか 注目だ
本戦Aブロック 3回戦
菅井竜也五段 vs 長岡裕也五段
対局日: 2011年11月1日
解説:村中秀史六段
聞き手:矢内理絵子女流四段
記録:野田澤彩乃女流1級
竜王戦第5局をやっているが、銀河戦もいつもどおり放送されているのだ
おっ、今日は菅井の登場か 前期銀河戦では、6人抜きした菅井 今期はどうか、楽しみだ
菅井は前期決勝トーナメント進出により、予選シード 長岡は前局で東に勝ち
23年度の成績は、菅井21勝8敗 長岡8勝7敗
解説の村中「菅井は関西の売り出し中の若手 久保を彷彿とさせるさばき、大和証券杯で優勝した
長岡は若手の中でも屈指の序盤の研究家」
先手菅井で、3手目▲7五歩、長岡の注目の4手目は△8八角成の角交換だった
そこからまだ定跡があるようで、▲菅井の中飛車vs△長岡の居飛車という戦型
へー、早石田の定跡で、4手目角交換から、中飛車になる変化があるんだね
聞き手の矢内「どんどん進んでますね」
村中「両者、さも当然というように(笑)」
ここ、序盤、完全に解説をスルーされてしまった ちょっとでも解説してほしかったところだ
36手目、長岡、チャンスと見たか、いきなりドカーンと角を打ち込んできた!
おおー、そんな手が! 盲点になってた 村中も全然見えてなかったね
菅井はどうするか 角を取れば角銀交換になるが、8筋を破られて竜を作られちゃう
が、菅井、迷うことなく角を取った え、それでいいの?
村中「普通なら居飛車が成功ですけど」
ここから本局、一転して局面はすごい持久戦になったが、菅井の構想力がすばらしかった
後手の竜を追い返した菅井、角2枚をナマ角で打ち、じりっ、じりっとリードを広げていく
漠然とした局面がずっと続き、構想の勝負なのだが、菅井は実にうまい
久保が指したら、きっとこんな風じゃないか、と思える手の連発だ
村中「菅井の手、気づきにくいですね~」
ホント、どうやったらこんな発想できるんだ、という手を指し続けてる
教科書に載ってない類(たぐい)の手の連発だ
カチカチ頭では全然思いつかない手を指し続ける菅井、何なんだ、この発想力は・・・
長い長い駒組み合戦だ 「両雄、相譲らず」と言いたいが、やっぱり菅井のほうが形勢がいいね
矢内「菅井、うまく手を作るものですね」
村中「ええ 簡単に押さえ込まれそうか、と思ったんですけど」
考慮時間に差がついた 残りが、菅井▲9回vs長岡△0回になっちゃった!
95手目まで、両者、ずーっと駒組みしていたのだが、
秒に追われ、ついに、長岡がガマンしきれず、1端から攻めていったのだが、これが敗因となった
菅井は的確に応じていく それも、ほとんどノータイムだ こ、これはすごい・・・
村中「菅井は早いですねー 相当形勢に自信あるんでしょうね これは長岡、気が滅入りますね」
後手は駒損が拡大してしまい、最後は差がつき投了となった
147手で、菅井の勝ち 完勝だった 考慮時間を3回余す余裕っぷり、菅井、すごく強い!!
村中「急戦が収まって、力比べになったが、菅井は冷静な指しまわしで、慌てるそぶりが全くなかった」
さすが、大和証券杯で、羽生、豊島、屋敷、村山に勝って、優勝しただけのことはある!!
菅井のすごさが存分に発揮されていた一局だった ブラボーだ 見ごたえがあった! パチパチパチ
今、24ではボンクラーズが3300点くらいを叩き出している
しかし、人類にはまだ菅井がいるぞ、菅井ならなんとかしてくれるかも、と思わせるに充分な強さだった
小学生の頃から24で指しまくっていたという菅井、
今後、プロの代表としてCOMと指してもいいんじゃないだろうか 菅井なら大丈夫だろう!
まずは米長会長にがんばってほしいけどね
本局のような調子なら、菅井はA級に放り込んでも通用すると断言できる
菅井の次の相手はブロガー遠山だ これは楽しみだなあ
遠山は菅井を相手にどこまでやれるのか 注目だ
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