2011.12.20
佐藤和俊五段 vs 大石直嗣四段
第20期 銀河戦
本戦Fブロック 3回戦
佐藤和俊五段 vs 大石直嗣四段
対局日: 2011年10月12日
解説:佐々木 慎五段
聞き手:中村真梨花女流二段
記録:野田澤彩乃女流1級
土曜に放送された一局
聞き手はマリカちゃんだ、顔が真ん丸だ(^^; 解説の佐々木慎は背が高いなあ
大石は前局で甲斐女流に勝ち 佐藤和俊は予選で中川に勝ち
23年度の成績は、大石17勝7敗 和俊8勝7敗
解説の佐々木慎「大石は関西所属、棋譜を見たら乱戦が得意
和俊は振り飛車党で粘り強い将棋、じっくりした将棋が好き」
先手大石で居飛車、後手和俊のゴキゲン中飛車で、大石から角交換する丸山ワクチンという指し方だ
佐々木「最近では丸山ワクチンはめずらしい」
この将棋、序盤が異様に長い将棋になった
もう~、木曜の銀河戦、日曜のNHK杯に続いて、これで3局連続で序盤が長いぞ(^^;
佐々木、指し手の意味は正確に説明してくれるのだが、雑談がはずまない
マリカ「将棋年鑑で、大石は『自分の将棋を動物に例えると』という質問に『ねずみ』と答えていました」
佐々木「意味がわかんないですね」
・・・おーい、せっかくマリカが下調べしてきているのに、佐々木が話を切ってしまってるよ(笑)
正直、退屈だったので序盤は早回ししてしまった そしたら、50分も早回しすることになった(^^;
中盤で、▲大石の玉を固めてのさばきvs△和俊の押さえ込みという展開になった
見所は、下図以下の5手一組の手順に尽きるね 大石が実に見事にさばいた
解説の佐々木、賞賛の手順だった
和俊も全く見えていなかったのだろう、それが手つきから伝わってきた
↓下図は後手△3四角までの局面 先手大石の手番
後手:佐藤和俊
後手の持駒:歩三
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v玉 ・v金 ・ ・v飛 ・|二
| ・v歩v銀v歩 ・v歩 ・ ・v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ ・v金v角 ・ ・|四
| ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 歩v銀 ・ ・ ・|六
| ・ ・ 銀 角 ・ ・ ・ ・ 歩|七
| ・ 玉 金 金 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩四
先手:大石
▲3三歩 △3一歩 ▲3二歩成 △同 歩 ▲3六歩
この手順の前にもずっと右辺でさばくか押さえ込むか、という手が続いていた
そのときは、▲3六歩には△3七歩~△3八歩成があって大丈夫、という解説だったのだが、
大石の、いったん▲3三歩として△3一歩と受けさせてから、成り捨てて▲3六歩、これが盲点だった
これでは△3七歩は二歩になってしまい、打てない
本譜、銀が死に、一気に差がついてしまった △3一歩が敗着になった
飛車が交換になり、あとは順当に大石が寄せて勝った
和俊、竜を自陣に引き上げて粘る順もあったのだが、
飛車交換になってからは、もう指し手が早くなっていた
気持ちが乱れていたのだろう 顔はポーカーフェイスなんだけどね
・・・ここのところ、序盤が異様に長い将棋が続き、見ていてツライ(^^;
駒組みが50分も続くとねえ 途中を早回ししたくなってしまう
現代将棋はもっと早くから戦いが始まることが多いので、こういう序盤が長い将棋が続くのはひさしぶりだ
さて、明日はボンクラーズvs米長会長だ これは序盤から目が離せない
会長の秘策の初手とやら、いかに!?
本戦Fブロック 3回戦
佐藤和俊五段 vs 大石直嗣四段
対局日: 2011年10月12日
解説:佐々木 慎五段
聞き手:中村真梨花女流二段
記録:野田澤彩乃女流1級
土曜に放送された一局
聞き手はマリカちゃんだ、顔が真ん丸だ(^^; 解説の佐々木慎は背が高いなあ
大石は前局で甲斐女流に勝ち 佐藤和俊は予選で中川に勝ち
23年度の成績は、大石17勝7敗 和俊8勝7敗
解説の佐々木慎「大石は関西所属、棋譜を見たら乱戦が得意
和俊は振り飛車党で粘り強い将棋、じっくりした将棋が好き」
先手大石で居飛車、後手和俊のゴキゲン中飛車で、大石から角交換する丸山ワクチンという指し方だ
佐々木「最近では丸山ワクチンはめずらしい」
この将棋、序盤が異様に長い将棋になった
もう~、木曜の銀河戦、日曜のNHK杯に続いて、これで3局連続で序盤が長いぞ(^^;
佐々木、指し手の意味は正確に説明してくれるのだが、雑談がはずまない
マリカ「将棋年鑑で、大石は『自分の将棋を動物に例えると』という質問に『ねずみ』と答えていました」
佐々木「意味がわかんないですね」
・・・おーい、せっかくマリカが下調べしてきているのに、佐々木が話を切ってしまってるよ(笑)
正直、退屈だったので序盤は早回ししてしまった そしたら、50分も早回しすることになった(^^;
中盤で、▲大石の玉を固めてのさばきvs△和俊の押さえ込みという展開になった
見所は、下図以下の5手一組の手順に尽きるね 大石が実に見事にさばいた
解説の佐々木、賞賛の手順だった
和俊も全く見えていなかったのだろう、それが手つきから伝わってきた
↓下図は後手△3四角までの局面 先手大石の手番
後手:佐藤和俊
後手の持駒:歩三
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v玉 ・v金 ・ ・v飛 ・|二
| ・v歩v銀v歩 ・v歩 ・ ・v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ ・v金v角 ・ ・|四
| ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 歩v銀 ・ ・ ・|六
| ・ ・ 銀 角 ・ ・ ・ ・ 歩|七
| ・ 玉 金 金 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩四
先手:大石
▲3三歩 △3一歩 ▲3二歩成 △同 歩 ▲3六歩
この手順の前にもずっと右辺でさばくか押さえ込むか、という手が続いていた
そのときは、▲3六歩には△3七歩~△3八歩成があって大丈夫、という解説だったのだが、
大石の、いったん▲3三歩として△3一歩と受けさせてから、成り捨てて▲3六歩、これが盲点だった
これでは△3七歩は二歩になってしまい、打てない
本譜、銀が死に、一気に差がついてしまった △3一歩が敗着になった
飛車が交換になり、あとは順当に大石が寄せて勝った
和俊、竜を自陣に引き上げて粘る順もあったのだが、
飛車交換になってからは、もう指し手が早くなっていた
気持ちが乱れていたのだろう 顔はポーカーフェイスなんだけどね
・・・ここのところ、序盤が異様に長い将棋が続き、見ていてツライ(^^;
駒組みが50分も続くとねえ 途中を早回ししたくなってしまう
現代将棋はもっと早くから戦いが始まることが多いので、こういう序盤が長い将棋が続くのはひさしぶりだ
さて、明日はボンクラーズvs米長会長だ これは序盤から目が離せない
会長の秘策の初手とやら、いかに!?
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