第61期NHK杯が羽生の4連覇で幕を閉じ、あらたに第62期NHK杯が始まる
恒例の女流の出場者決定戦だ

うわ、矢内、ふけたなー、って、違う、これは誰だ 誰だかわかんない女子アナウンサーが出てきた
まあ、この人、桂馬の動かし方も知らないだろう・・・(^^;

解説に屋敷、聞き手に鈴木真理というアマの人だ
屋敷、今日も顔にツバキ油を塗って、テカらしているね テカテカ
屋敷「最近の女流棋界は、若くて強い方を中心に回っている 新棋戦(女流王座戦)も楽しみ」

で、今日は甲斐女流王位と上田女王の対決なわけだけど、なんでこの2人なのだろう、
里見香奈女流三冠と加藤桃子女流王座はどうした、と思ったら、
里見さんと加藤さんの2人は奨励会に入っているので、このNHK杯のほうは出られない、
ということだった そういうことか うむ、まあ仕方ないか 
しっかし、16才の加藤桃子さんが、いきなり清水六段に勝ってタイトル獲っちゃうってのは、
他の女流棋士たちにしてみれば、つらいものがありそう・・・(^^;

鈴木真理「甲斐は去年の出場者決定戦で、里見に勝った」
そういえば、去年の里見vs甲斐はすごい大逆転だったよなあ 
プロではあってはならない逆転劇だった・・・ 今年はどんな将棋になるか 
屋敷「上田はここ最近さらに力がついてきて、攻めだけでなく辛抱強い指し回しも身についている」

甲斐はタイトル獲得の通算は、女王1期、女流王位2期だそうだ
上田はタイトルは女王の1期
2人の対戦成績は甲斐8勝 上田6勝とのこと

事前のインタビュー
甲斐「上田女王は読みが入っていて、攻守にバランスがとれた将棋
 (今日の抱負は)緊張すると思うが、いきおいのある将棋を指せればいいと思う」

上田「甲斐は日常ではほがらか、将棋はバランスがとれている、ねじり合いに力を発揮する
 (今日の抱負は)NHKの予選に出れるのは初めて、自分の力を精一杯出せればいいと思う」

先手甲斐で、▲ゴキゲン中飛車+高美濃vs△居飛車穴熊になった
屋敷「お互いによく指している形、おだやかな進行」
途中、▲5五同飛のところで、△8六歩▲同歩△4五歩と後手が決戦するのはどうなんだろう、と
いう疑問が残ったが、華麗にスルーされてしまった もう少し、早くに解説を始めてほしい

甲斐が工夫を見せた ▲6六歩~▲6九飛だ へー、こんな指し方があるのか
私はイビアナを全く指さないので、こういう将棋は知らないことだらけだ
屋敷「▲6六歩~▲6九飛は、甲斐が事前に考えてきた作戦ではないか」

ここまでは無難に進んでいたが、この手を見て、上田が動いた
7筋と3筋の歩を突き捨て猛然と仕掛けた! 
おおー、もう本格的な戦いか 勢いがある、いいぞいいぞ
屋敷「イビアナ側のさばきを、振り飛車が抑えられるか」

甲斐はどうするかな、と思っていると、銀を進めて、交換しちゃった
あれ、これでいいの? 銀がお互いにさばけたが、どっちが得した? 形勢判断が私にはわからない
なんか、かなりあっさりした中盤だったなあ

甲斐が飛車を成りこみ、上田が△3一歩と底歩を打った局面、あ、なるほど~、
だから先に3筋を突き捨てておいたのか 底歩のためにね うむうむ 
上田、さすがにイビアナを指しなれているだけあるね よしよし、まだこれから面白くなるところだ
屋敷「若干、振り飛車がいいか しかしなにしろ、底歩付きの穴熊だから、油断はできない」

さて、ここからが見所だ、と思って見ていた、まさに、ここだった
上田に手番にわたり、手が広いところ さあー、どうする 何か守るところだ
上田女王、時間を使って慎重に考えている

受けの手、どうするかと思って待っていたら、上田の手は、な、なんと、△7八飛成!!
ぎゃああーー と叫んだのは、私だけではないだろう ここに来て、飛車成!!
それは悪手ー どう見ても悪手ー 思わずTVの前で下を向いて、その場にへばりこんでしまったorz
それはないでー ハツミちゃん・・・ もう自玉に火がついてるやん 攻め合ってどうするの~

やはり△7八飛成は悪手で、この手が決定的な敗着になり、その後は甲斐の猛攻を受けるハメになった
甲斐の手は正確を極め、一気に穴熊を攻略、見事に寄せきった 79手で甲斐の勝ち

でえー、もう終わってもうた・・・ 短手数、短時間の将棋・・・ あー、残念orz 
料理に例えれば、オードブルを食べて、さあ、今日のメイン料理は何か、と待っていたら、
もう後には何も出てこなかった、という感じだった 

屋敷「両者得意の戦型で、甲斐の▲6六歩~▲6九飛の工夫が見事にハマッた
 甲斐が自然な流れでうまく攻め切った 上田は力が出なくて残念だった」

局後のインタビュー
甲斐「途中から、攻めることができる展開になったので良かった」
上田「せっかくこういう機会をいただいたのに、一方的になってしまった
 申し訳ない将棋になってしまった」

感想戦は28分もあったせいもあり、非常に充実していた 色々な変化をやってくれて良かった 
えーと、じゃあ、感想戦を踏まえて、もう一局、と思ってしまったのは私だけではないだろう(^^;
だって、まだお腹が減ったまんま、全然食べ足りないんだもん・・・

感想戦で、屋敷「▲4四角を先に(先手から)打たれちゃって(後手が悪くなった)」
上田「悲惨なことになりました」
そうだったね 検討の結果で、後手から△4四角とか、他にも色々あったね 

女王の力はこんなものではないだろう でも、人前でやって見せることができてこそのプロ棋士、
上田さん、今度またこういう機会があったら次は力を出して見せてほしい!

甲斐「去年は島先生に教えてもらってうれしかった 今期も精一杯がんばりたい
 去年はすごく緊張したけど、今回は慣れるかな、と思います」

今回の将棋で何が残念かというと、こういう機会が他にめったにないことだ
女流棋戦の中で行われるトーナメントの中の一戦、ということであれば、別にこの内容でも良かった
「また来週、女流同士の対決がある」と思うことができない現状が残念だ
何しろ、NHK杯で女流同士が戦うのは年に1回だからね
女流のTV棋戦、誰か作ってくれないだろうか 鹿島杯みたいなの、復活してほしい