第20期 銀河戦
本戦Dブロック 7回戦
窪田義行六段 vs 佐藤秀司七段
対局日: 2012年1月10日
解説:富岡英作八段
聞き手:室谷由紀女流初段
記録:野田澤彩乃女流1級

昨日放送された銀河戦
平成23年度の成績は、窪田12勝13敗 佐藤秀司16勝10敗
窪田は予選シード 佐藤秀司は本戦で真田に勝ち 

解説の富岡「窪田は力戦派の振り飛車党 自分だけの戦法を持っている
 秀司は居飛車党で自然体の棋風」

先手窪田で、▲7六歩△3四歩▲8六歩!! 角頭歩戦法キター プロの公式戦で初めて見た
しかし、秀司は無難に△4二玉と応じ、結局、角交換の▲力戦振り飛車vs△居飛車になった

中盤、独自の構えになった先手陣、いかにも窪田が指しているという陣形だ
秀司は自然な駒組みで応じている
富岡「角を持ち駒にしたままの先手がいい気がするが、勝ちやすいのは後手かも」
と解説する微妙な形勢

窪田が一気の寄せを狙ったが、これが不発 中段玉になった後手陣が意外に固く、寄らない
見ていて、あーあ、なんで窪田、もっと寄せにいく前に考慮時間を使って考えなかったんだろう、
と思った 窪田、8回も考慮時間を残していたが、大勢が決してから考えても、もう遅い・・・
窪田、もう投了しかないと思われた 

ところが??? なんと、そこから秀司の決め方がおかしい???
渡さなくてもいい駒を渡してから必至をかける、という変な寄せ方! これが波紋を呼んだ
窪田の王手王手が続き、富岡「こんな王手をされるキワドイ将棋ではなかったはず、ありえない展開」

まさか、これが逆転するのかー? うそやーん
富岡「もう逆転してても全然おかしくない
 (窪田が)投了するか、迷った局面から、まさかこうなるとは」
こんな逆転劇、プロではめったに見たことがないぞ、ええーー

金を打って合駒すれば、後手玉詰まず、ようやく逃れているのがはっきりした、と思われたそのとき、
秀司、金を打たず、節約して受けた これがまた波紋を呼んだ!
窪田の王手がまた続く展開 ええーまだどっちが勝ってるか、わからない?? 

秀司、これだけ勝機を逃して、逆に王手で迫られたら、普通は逆転するものなのだが、
実戦は後手玉、かろうじて逃れていた 5五まできてギリギリ逃れていた後手玉、ラッキーだったね
結果、154手で秀司の勝ち

108手の時点で、窪田が投了していてもおかしくなかったが、154手まで続いた・・・
うーんんん、熱戦というよりは、グダグダの終盤、これはプロらしくない
棋譜だけ見たら、アマチュアどうしの終盤だろう、これでは(^^;
富岡の解説が適切だったので、まだ良かったと思う

コンピュータが強力な終盤力を誇っている昨今、プロには勝ち将棋をしっかり勝ちきってほしい
というか、本局は例外中の例外だろう 富岡が「ありえない展開」と2回も言っていたし(^^;